あれから3年。
また開花時期が早まり今年は6月を待たずに花がほころびました。
その分、生育期間も長くなったのか葉っぱもちょっぴり大きく・・・。
そして、毎年思いっきり咲かせたら増えないのではないかという心配をよそに
着々と芽数を増やし2,3本立ちが3鉢になりました。
が、何故か一鉢生気がなくなって枯れてしまい2鉢に・・・。
意外に油断ならないものと知りました。
取り合えず一鉢は咲かせ、もう一鉢は花芽を摘んで
増殖に差が出るものなのか観察中です。
入手したラベルの通りかわゆい花ですから
これをきっかけに洋ランの世界に足を突っ込みそうになりながらも
今の所これだけで踏みとどまっています。
あれから4年と8ヶ月。
今年は雪が少なく、春も暖かかったのか
早くも花芽が上がってきました。
とはいえ7年前の1ヵ月後がこんな状態でしたから
栽培環境はずいぶん変ったものです。
その頃は蘭舎を増築したばかりでまだ手探り状態。
こちらの自然作りに近い感じでした。
しかし今は枯らしちゃいけないものが増えたせいか
あまり皺がひどくなる前の早めの水遣りと
それに伴う保温をする為か立ち上がりが早くなりました。
ただ、花芽が動き出すのはこの鉢ばかりじゃなく他も同じ。
花芽摘みをしなくちゃなりませんが
水遣りするのがやっとで取り出すのが至難の業といった鉢が多数有ったりします。
ようやく取り出して植え替え、株分け、花芽摘みを同時にしていますが
根の伸びも落ち着いてきましたし
案外、今の時期がいろいろまとめてやれる感じです。
確かに新しいミズゴケで春を迎えるのは気分の良いものですが
その為に何も真冬に鼻水流しながら植え替える必要は無さそうとか
今頃になって思うのも変な発想なのですが・・・。
これもまだ先の生育期間が長いという
今の生育環境があってのことなのでしょう。
大波青海といえば富貴蘭を始めた40年前もそれなりの入門品でした。
ただそれでも山野草などの苗を買うのとは桁が違いすぎます。
それまで数百円の出費で済んでいたのがいきなり数万円ですから。
ここから富貴蘭という病魔に取り付かれたわけですが
最初にいいなという思いを刷り込まれたのがその大波青海などの数品種。
その頃の好印象はいまだに抜けませんから
更に好きな西出都の三光中斑柄が入るとなるともうヤバイです。
テンションが上がります。
でも、最近始めた方は大波青海や西出などは眼中に入らないでしょうから
もしかしたらこんな思いは理解しがたいのかもしれませんね。
というわけでもう一鉢ぐらい欲しいと思っていたら
交換会に蘭国さんが持ってきてくださりめでたく落札。
こちらはやや地味ながら三光中斑が全面に入り
良い仔が期待できそうです。
といっても天葉2枚目から下は全部花芽跡。
仔出しに時間が掛かりそう。
しかし売り時ではあったかもしれませんが
こちらにしてみれば買い時でした。
葉繰りの良い品種ですからすぐに空き家は出来るでしょう。
一昨日に引き続き交換会で落札した富貴殿。
良く見ると全ての仔がほぼ上柄で抜群の性を思わせます。
ただ木が痩せているので業者さん的には転売するのが難しそう。
ということで安く買えるかもと踏んだのですが、
結果はそれほどでもありませんでした。
やっぱり見ている人は見ているものです。
いずれは元を引くべく2本仔を外して植え替えました。
それまでの陰作りから陽作りに変えると仔出しが更によくなるでしょうし
だんだん葉幅を引いて富貴殿らしさを取り戻します。
そんな過程を楽しみたいと思っています。
まだしばらくは大丈夫と思っていましたが
意外に出足が早く、もう無くなってしまいました。
それだけ植え替えを堪能したということなのでしょう。
もう一鉢も植え替えが出来ませんので
また、コンポストの製作です。
意外に出足が早く、もう無くなってしまいました。
それだけ植え替えを堪能したということなのでしょう。
もう一鉢も植え替えが出来ませんので
また、コンポストの製作です。
まずはこんなのをネットで購入。
お値段はミズゴケと比べたら格安ですが
重さが50kg近くある重量物なので送料がバカになりません。
まとめ買いすればするほど送料は安くなるものの
置き場所もないし、水分を含んでいますから夏を越しての劣化も気になります。
ということで今回は4袋購入。
口を開けるとこんな感じです。
6-20mmとあるのは粒の大きさ。
粗めのはずですが5mmの篩を通すと
おが屑状の粉が4分の1ぐらい出てきます。
普通、売られているのはこの粉のほうですが
使えないので廃棄処分・・・もとい畑にすき込むなどして
粒々のほうを使用します。
これにpH調整のためカキガラ石灰、木炭粒を混ぜ出来上がり。
また思う存分植え替えが出来るというものです。
捨てずに取って置いた丈夫で大きな段ボール箱。
こんな時、役に立ちます。
それにしても当面の数鉢を植え替えるためにここから始めるのは心が折れそう。
次の日からひどい筋肉痛でした。
交換会で落札。
荷主曰く昨年痛めてしまったとのことです。
さぞ心を痛めたことでしょう。
黒牡丹の栽培に油断は禁物なのは確か。
一瞬でこうなることがありますので。
全部枯れずに作り直すことが出来ればお得なお値段でしたが
このまま枯れれば全てがパー。
よっぽど自信があるんだな~とか言われましたが
ここまで黒牡丹を痛めたことがありませんでしたから
腕試しか肝試しに面白そうな素材です。
因みに白く見えているのは柄ではなく焼けてこれから枯れる葉です。
ただ、柄がどうこう言ってる場合ではなさそうですね。
早速、植え替えと株分けをしてみました。
大きな親木と
さすがにこれ以上割れなかった3本立ち
一番小さな木など7鉢になりました。
小さな木など天葉に柄がありそうとか
この期に及んでまだ楽しんでいたり。
半分育ったらトントンぐらいの気持ちで気楽に見ていこうと思っています。
全国大会売店にて。
みんな手に取っては見るけれど
買う勇気は無さそうでした。
こんな派手柄ではね。
ただ、葉姿良く愛嬌たっぷり。
そこで店主に聞いてみました。
夏を越せるかなぁ~~
2週間は保障します。
よし買った。
てな具合の訳のわからない会話が楽しかったりします。
連れて帰って植え替えましたが
ミズゴケを外したところ
紺地のある仔が隠れているのを発見。
これが見えていればたぶん他の方が買っていたかも。
運が良かったのか悪かったのか
ともかく格好のブログネタではありますから
今後のをご期待ください。
(他人の不幸は蜜の味という意味で・・・)
畳で製作した五重塔が出迎えてくれた山口大会でしたが
皆様からお声を掛けていただき
楽しく充実したひと時を過ごすことが出来ました。
ありがとうございました。
とりあえず写真は撮りましたのでランダムに張らせていただきます。
因みに入選した中で特にひな壇に上がった作品は置き板が畳です。
つまり上位入選作品は2日間畳敷きの上で
惜しくもそれに漏れた作品は板の間の上で過ごすこととなります。
しかし、それにも漏れてしまった作品はお引取りとなりますので
世の中厳しいものです。
せっかく思い入れを持って持参していただきましたので
全部最後まで展示してみたいところですが
会場の制約もあって致し方無しといったところです。
あれから5年。
未だに一鉢にぎゅうぎゅう詰めで
いくらなんでも作落ちの気配を感じ
ようやく重い腰を上げて植え替え、そして株分けをしました。
本数も全然増えていませんでしたし。
それでも一気に10鉢ほどになりまして
比較的柄の良い木はこんな感じです。
柄が良くなると姿は腰低くなり
紺覆輪気味な柄などちょっと怪しい雰囲気。
泥の具合も軸元に纏まってなかなか良い塩梅です。
さすがは昔、五十鈴川などの名前で
高価に流通しただけのことはありますね。
ただ、せっかく従来の銘品から変化した縞なのに
いきなりイカサマの道具にされてしまっては
もう浮かばれることもないでしょう。
こんなかわいそうな境遇の品種もあったりします。
そんなですからあんまり鉢数増やしてもしょうがなく
普通柄はそこそこの株のままにしています。
でも、覆輪縞ですからもう司光殿に戻ることはなく
増えさえすればハッとするような柄の仔も出てくれますので
そこは楽しいかも。
楽しいといってもそれを悪用するという意味では決してありませんので~。
あれから4ヵ月半。
もっと時間が空いていたと思っていたのですが
意外に最近投稿してまして、これは生育開始直後の姿ですね。
入手時は素直な姿でしたがその後、葉が短く出たり姿が乱れたり
葉先がもげたりしてそのやんちゃぶりを遺憾なく発揮していました。
ところが出た仔は小さいながら芸が良く、しかも毅然とした姿に。
親木もこれを見習ってもらいたいものです。
それにしても下葉を毟って仔が出るのなら
この仔が一人前になった頃、またやってみなくっちゃ。
それまで上のほうの葉数を増やしておきたいものです。
さて、本日から山口で全国大会が開催されます。
もうとっくに現場に入っていますのでしばらくは予約投稿を続けます。
もうとっくに現場に入っていますのでしばらくは予約投稿を続けます。
あれから10ヶ月。
これは昨年の全国大会の折に蘭国さんから譲っていただきました。
その時以来、葉繰りは2枚強。
棚に来たばかりでこれですから
根数や葉数の増えた今年は更に勢いを増しそうです。
ただし、付いていた仔は柄無しでしたから
植え替えついでにブチッともぎ取り別鉢へ。
その上に付いたアタリは花芽でしたし
もうちょっとがんばってもらわなければなりません。
それにしてもあの時、蘭国さんは2鉢持って来ていまして
三光中斑は固定しているだろうからと柄の地味な小さいほうを選びましたが
やっぱりこういうのは柄の良く入った大きな木を選ぶべきとしみじみ後悔。
値段がだいぶ違ってくるのは当然ですがこういうのをケチったらだめですね。
でも、蘭国さんが入手したときのお値段を思えば
とっても有難い価格でしたので感謝しています。
そしてこれはこれで渋めの柄が全葉に入っていますから
追々柄の仔も出てくれるでしょう。
今後に期待です。
あれから1年と5ヶ月。
今まで紺地が弱く
何かの拍子に枯れるんじゃないかなと心配でしたが
ここに来てその紺地が色濃くなってきました。
やはりその木の好きな環境があるのでしょう。
それに伴い天葉も長く。
でも普通の轡虫の姿になってしまうんでしょうね。
富嶽柄ではありますが、出る仔全部に柄があるわけではなさそう。
しかもその仔はなかなか大きくなれなかったのですが
木勢が付いたことだし、これから出る仔は大きく育ってくれそうです。
花芽が付くまでまだしばらく時間がありそうですから。
しかしチッチさんとこのこんな木を見せられたら
ちょっと気持ちが萎えちゃいますね。
あれから1ヵ月半。
琥珀殿ですが
虎斑を伴い白く伸びる立ちがこの品種の見所でしょうか。
仔が付き過ぎという気はしますが
潰れることなく全部成長してくれそうです。
たくさん出た新根は早くもミズゴケの中に潜入し
株の力もパワーアップしているようです。
これから数作したら見違えるような株立ちになっているかも。
白牡丹です。
仔の次の天葉はちょっと地味目。
まだ小さいので本当は地味柄になって力を付けることが先決です。
でも、地味になりっぱなしじゃ困りますしね。
こちらは紺覆中透けに出て雰囲気は良さそう。
とりあえず親木のほうをもっとでかくしなくちゃなりません。
花観月とのことです。
あまり日の当たるところには置いていないのですが
相変わらず天葉付近は真っ黄々。
ほんとに花観月になるんだろうかと思っちゃいますが
株立ちにして出る仔の柄まで様子を伺うには長い年月が掛かりそう。
しかし、取り合えず何れも順調に生育しているようではあります。
人様のものでも手元で眺められれば楽しいものですね。
あれから1ヵ月半。
小さめの建国殿ではありますが
前日の羆とはやはり勢いがかなり違います。
どちらの仔も1作で外せるくらいの大きさになりそう。
もう1個も仔として伸びてきました。
これも肉眼では見たところ柄はありそう。
株分けはともかく新根がたくさん出ましたので
これで力が付き来年以降、更に飛躍することでしょう。
金牡丹はどうやら今は不人気の墨多く根の伸びが悪いタイプのようです。
自分的にはこっちのほうが好ましく思うんですけどね。
葉元のアントシアニンがきれいです。
しかし新根はこんな感じで早くも止まりかけています。
それでも仔はぴゅ~っと伸びてきました。
他のアタリも動いていますが一度に全部は育たないでしょうから
少し時間差を置いて欲しいものです。
こっちのアタリは花芽かも。
翠宝も根先が鉢の縁に届くまでになりました。
気持ちよく成長しているようです。
以下、次回に続きます。
羆
2016年05月10日 | 羆
あれから3週間弱。
羆栽培の大先輩であらせられる讃歌さんの言い付けを良く守り
(と、いうかブログを丹念に拝見しているだけ)
あまり日強いところへ置かずに過ごさせています。
因みにスマホのアプリから貰った照度計で見ると
羆の置いてあるところは晴れた昼下がりで20,000ルクスくらい。
一番日当たりの良いところで30,000を超えるくらいでした。
結果、天葉の柄は冴えもせず、下葉の柄にも緑のもやもやが残ったまま。
少々欲求不満気味ではありますが
下葉が真っ黄々になって落ちたり仔が潰れたりしたら一大事。
今年はこれぐらいで勘弁してあげましょう。
天葉の先がちょっと見えてから
1cm伸びるのに3週間弱掛かったことに。
ここまでは伸びるのも早いように思えたのですが
ここから付けが見えるまではシコタマ時間が掛かりそうです。
やっぱり葉繰りは年に1枚なんでしょうね。
仔は親より伸びなかったのですがようやく次の天葉の先が見えてきました。
付けが見える前ですからこれからの生育はちょっと加速しそう。
純白柄がきれいです。
親木の天葉もこれぐらい冴えさせたらさぞかしきれいなのでしょうが
冴えたら冴えたで後が心配、
冴えなかったら冴えなかったで果たしてこの木は本物かしらん・・とかで心配。
全くもってとても癒しの空間どころの話ではありませんです。