あれから10ヶ月。
途中の葉が抜けて酷いことになっていますが
この品種に限ってはそれで肝を冷やすこともなくなりました。
下葉が弱く傷みだしたら速攻黄化して振るうのも
いつものことと平常心でいたほうが精神衛生上も平和です。
それでも普通に葉繰りしますし新根も出ますし仔も良く出ます。
さすが三光中斑柄なだけあってこの仔は親と同芸です。
こちらの仔はどうでしょうか。
さわやかな新緑の色合いは今の季節にぴったりで
次はかっこいい3本立ちを見たいものです。
ご無沙汰でした。
こちらも全国の例に漏れず極暑な日々が続いています。
7月中旬くらいからですからもう1ヶ月以上。
いつもですとお盆を過ぎれば秋の気配を感じるものですが
この猛暑はまだしばらく続きそうです。
蘭舎内も外気温に近づけるよう努めてはいますがそれでも日中は常に35℃超えです。
扇風機の風を当てて気化熱で鉢を冷やすべく
朝夕の水やりがすっかり恒例になってしまいました。
手に持つと素焼き鉢はひんやりしていますので蘭は案外この暑さでもご機嫌なのかもしれません。
何しろ朝から夕方まで光合成は存分にできますから…。
そしてこんなに水やりできるのもアンコをクリプトモスにしたおかげです。
杉やヒノキの皮が原料ですから静菌作用があり腐敗菌の繁殖が抑えられるのか
根腐れは皆無です。
ミズゴケのアンコとは大違いで真夏の作でずいぶん差が付いてしまいます。
というか、新根の先は止まらずに伸び続けていますから
この暑い盛りでも水やりの度に肥料や活力剤を混ぜ込んで与えていますので
ちょっと生育旺盛過ぎが気になってしまうほどです。
こちらも全国の例に漏れず極暑な日々が続いています。
7月中旬くらいからですからもう1ヶ月以上。
いつもですとお盆を過ぎれば秋の気配を感じるものですが
この猛暑はまだしばらく続きそうです。
蘭舎内も外気温に近づけるよう努めてはいますがそれでも日中は常に35℃超えです。
扇風機の風を当てて気化熱で鉢を冷やすべく
朝夕の水やりがすっかり恒例になってしまいました。
手に持つと素焼き鉢はひんやりしていますので蘭は案外この暑さでもご機嫌なのかもしれません。
何しろ朝から夕方まで光合成は存分にできますから…。
そしてこんなに水やりできるのもアンコをクリプトモスにしたおかげです。
杉やヒノキの皮が原料ですから静菌作用があり腐敗菌の繁殖が抑えられるのか
根腐れは皆無です。
ミズゴケのアンコとは大違いで真夏の作でずいぶん差が付いてしまいます。
というか、新根の先は止まらずに伸び続けていますから
この暑い盛りでも水やりの度に肥料や活力剤を混ぜ込んで与えていますので
ちょっと生育旺盛過ぎが気になってしまうほどです。
ということで龍水山はあれから半年。
元気に生育中です。
前から傷みつつあった下葉は黄ばんできましたが
天葉5枚は艶やかで涼し気な色合いです。
春先から1枚半の葉繰りは立派なもので
気を使うほど弱い品種なのか丈夫なのか訳が分からなくなりました。
仔を外しましたが早くも次の仔がすくすく育っています。
その外した仔ですが痛みもなくいかにも出来そうな力感溢れる好苗です。
持っていたくもありますが近々旅立つことになるのでしょう。
あれから1年と8ヶ月。
富貴蘭で三光中斑と言えば西出都や東出都などお馴染みの品種がずらりと並びます。
しかし全葉に紺覆輪が見える品種となると登録品では古都の雪ぐらいのもので
龍水山もそんな貴重な芸を現す品種の一つではあります。
柄はベースの明るい鶯色に濃い紺覆輪、紺中通しと葉緑素は十分、葉肉も厚く力強く見えるのですが
どうも下葉の柄の部分の水吸いが弱いようで早めに葉を落としてしまいます。
それでも昨年は頑張ってくれて作上がりしましたし葉持ちも良くなったようです。
仔も嬉しい同芸。
こんな感じで増えてくれれば品種維持の見通しも立つというものです。
株分けしたほうは若干苦戦しつつも健闘しているといった感じです。
アタリも育って親と同芸の木になりそうです。
棚に懐いてくれればこれほどうれしい品種もないのですが
神経質な方には絶対向かないですし業者さんも売りにくいのではと思ったりしています。
さて7月。
棚の風蘭は満開です。
花は見ていたいけど切らなきゃいけないし
花見でストレスが溜まります。
棚の風蘭は満開です。
花は見ていたいけど切らなきゃいけないし
花見でストレスが溜まります。
龍水山はあれから2ヶ月弱。
新根の伸びも止まりましたので
様子見がてら植え替えてみました。
傷みなく根の本数も多くきわめて順調です。
仔にも根が4本ありましたのでつい外してしまいました。
しかしよく見たらアタリまで付いていましたからちょっと早まったかも。
それでも仔付きと
アタリ付きの2鉢に分かれました。
親木の仔は1本くらいは柄が継続しそう。
仔のほうのアタリさんもめげずに潰れることなく育ってほしいものです。
あれから8ヵ月。
仔が1本旅立ちましたので裾が少し寂しくなっています。
本当はこの仔も外したかったのですが根が少なく断念。
しかしこの仔からもう新根が3本出ていますから
次の植え替えでは5枚葉、根4~5本くらいの理想的な状態で外せそう。
そして仔を外せば次のアタリが動き出します。
でもよく見たら柄がありません。
そこで役に立つのが過去記事。
確かに稚葉には柄が見えず本葉から出てくるようです。
ちょっと安心しました。
あれから4ヶ月弱。
親木の下葉はやはり早々に落ちてしまいましたが
天葉で半枚ほど回復。
しかし仔育ての負担もあってか勢いはイマイチでした。
それに引き換え仔のほうはどちらも1枚の葉繰りで元気いっぱいです。
鮮やかな鶯色の地合いに盛り上がるような濃紺の三光中斑柄は
同色系ながらもコントラスト抜群。
何とか傷めないように育てたいと思っているのですが
4年前の入手した当時と比べて葉に厚みが出てしっかり感も増していますので
これからは大丈夫のような気もしています。
あれから2ヵ月。
親木はまずまずの生育振りです。
今までで一番長く葉幅の引いた天葉を繰り出してくれました。
これまでは速攻茶色くなって落ちていった傷んだ下葉でしたが
何故か驚異的な粘りを見せちょっと機嫌が良くなっているのかなと思ったり。
それに引き換え足踏み状態だった仔でしたがようやく次の天葉が顔を覗かせました。
今までの経過を見ると暑くなるこれからの季節ほど生育旺盛になるようです。
今年こそは痛めずに育ててみたいものです。
あれから7ヵ月。
新根が出て天葉も力強く成長を始めています。
長らくお休みしていた仔も何やら動き出しました。
が、早くも下葉が傷みだし、また3枚葉に逆戻りかも~。
ついでに仔の葉も1枚落ちています。
油断しているつもりは全くないのですが
いつまでも棚に馴染まない木ではあります。
株立ちのまま楽しもうと思っていましたが共倒れになったら後悔しますので
3鉢にしてそこから再スタートが正解かもしれません。
あれから2ヶ月弱。
結局、いじけて出た短い下葉は全て落ち
親木は3枚葉となってしまいました。
それでも天葉は付けも見えこれからあと1枚ちょっとくらい
葉繰りしてくれれば見栄えもよくなります。
でも今年中に実現できるかどうか。
それでも今でもすっきりとした姿で
派手過ぎず渋すぎず、あでやかな柄には魅了されます。
仔は生まれた時から無傷で柄もバッチリ。
ようやく危機を脱した感があります。
痛んだら怖いのでここは油断せず
しばらくは3本立ちのまま楽しもうと思っています。
あれから1ヶ月半。
気になっていた親木の葉裏の黒ポチですが
これ以上広がることはなくどうやら終息に向かっているようです。
それと共に鳴りを潜めていた天葉も伸び出してきました。
仔の勢いは変わらず。
上の仔からは次の天葉が下の仔も付けが見えています。
素直に育ってくれそうですし何より親と同芸なのが嬉しいところです。
紺覆輪だけですとたぶん活力のない白根が出たりして弱体化しそうなのですが
これは紺中通しもある三光中斑というのがミソ。
昨年の今頃と比べれば天地の差で
一作で良くこれだけ回復したものと感心してしまいます。
これからは3本仲良く力を合わせて育ってほしいものと思います。
おっと、もう一個はまだ蚊帳の外。
あきらめたら枯れちゃいそうですから温かい目で見守らないと。
あれから1ヶ月半。
ご機嫌を取るためにいろいろ世話を焼いていますが
親木はようやく次の天葉が顔を出したところです。
成長が遅くなかなか一筋縄では行きません。
それに引き換え仔の方は騙しが効いたのかギュイ~ンと成長中。
こっちに栄養を取られているのかも。
全体的に葉数、根数の多い株になってくれれば
割と強健に育ってくれそうな気もするのですが
それまでじっと辛抱するしか手はないとしたものです。
フリーズ気味のこの仔に活が入ってくれれば先々大助かりの予感がします。
秋までにどうなっていることか興味は尽きません。
あれから4ヶ月。
予定通り長い下葉が落ち、
こじんまりとしながらも妙にしっくりとした姿となりました。
三光中斑の入り具合や斑の色合いなど芸としてはかなり惹かれるものを持っています。
濃緑色と若草色、同系統の配色ではありますがそのコントラストは鮮烈です。
ただ、葉裏の気孔から菌が入りやすいのかまた1枚に黒ポチが~。
この葉も寿命は長くないと思います。
何とか品種保存に努めたいと思っていますが
その願いが叶ったのかとりあえず仔2本にはパワーが注入されたようです。
芸の固定性は良さそう。
それにしても見た目は緑々していていかにも丈夫そうですが
光合成の力はたぶんもしかして縞物の派手柄くらいしかないのかもしれません。
でも心配でしょっちゅう手に取って見るこんな品種がお気に入りだったりします。
あれから2ヶ月。
天葉に付けが見えてきましたので成長はここまでです。
それでも左右同じ長さに揃ってくれました。
来年、2~3枚葉繰りすれば葉姿も楽しめそう。
もちろん今でもしっかり紺覆を巻き、三光中斑の柄行きと斑色は最高です。
入手時の半分の大きさになってしまいましたが
前から残っていた最後の葉は
葉先から生気がなくなりつつあり春まで持たないでしょう。
前作の名残が無くなれば苦い思い出も消えこれからを楽しむのみです。
肝心の仔のほうはといえば
5本出て2本枯れ、1本はフリーズ。
でも残った2本は元気いっぱい。
仔から早々に新根が出てくれるならまだしも
全部育ったら親仔共倒れになるかもと心配したものですが
2勝2敗1分けとこの木の状態に合ったちょうど良いところに自然に落ち着きました。
ようやく心配より楽しみが勝るようになって何よりです。
あれから3ヵ月弱。
だんだん葉が短くなっちゃってどうしまひょとハラハラ見ていましたが
今回の天葉は更に太く出てまた長く伸びてくれそうです。
それにしてもそんなに棚環境は変わっていませんが
去年の無肥料に近い状態と違って
今年は薄~い肥料や活力剤をマメに与えましたので
それがお気に召したのかもしれません。
仔も全部じゃないけど3本は素直に育ってくれそう。
それに柄が見えないと心配しましたが
大きな仔に中斑柄が見え始めました。
来年は温泉気分で眺められそうです。
あれから8ヵ月。
やっぱり下葉が1枚落ちました。
ただでさえ少ない葉数が更に減りました。
しかしだんだん短くなっていた天葉はようやく持ち直したようです。
今まで肝を冷やすことばっかりでしたがこれからは少し落ち着いて見ていられそう。
ところで下葉が落ちた分、アタリがてんこ盛り。
少しずつ動いてはいるようですが何しろ数が多すぎです。
全部育ってほしいのですがどうなることやらとやっぱりハラハラドキドキが続きます。