あれから2ヵ月。
生長はイマイチ。
というのも柄が冴えないかな~、仔が出ないかな~、
それなら環境を変えるべきと
あの外棚へ6月、7月と2か月間置いてみました。
ところが下界の環境は厳しく6月の最低気温は15℃はおろか10℃を下回ることも。
7月のお天気の良い日は35℃以上が続きます。
普通はそれでも大丈夫というか
いちいち写真を撮って葉繰りをチェックということもしませんので気にならないのですが
こんなのを見るとやっぱりそうなのかと感じます。
生育期はなるべく気候リスクを避け、穏やかな温度で過ごさせなきゃと思いました。
それでも前回のアタリは花芽でしたがまたアタリが付いています。
これが仔なら左右に仔が付きかっこいい株立ちになりそうです。
こちらも雨に当てれば元気になるのかなあと同じく外棚に置いてみましたが
やはりちょっと機嫌を損ねたようです。
それでアタリの生長もこの程度。
でも打率100%は堅持しています。
それぞれの仔に根はいっぱい出ましたし
来年は株分けできるかな。
一応予約で埋まってますから枯らさないようにしなくっちゃ。
あれから2週間。
天葉がグンと伸びています。
それとともに葉元は真っ白に。
片側だけの紺覆輪と地合いの間に白縞も流し
先が楽しみな芸にもなってきました。
隣に並べているこちらも同じような成育振り。
あるかないかぐらいの紺覆輪ですがこれは隠し味のようなもの。
料理の味を一段と引き立たせます。
仔にも親木と同じような隠し味が・・・。
最近出た仔も大きく膨らみ
こちらの紺覆輪柄はこれからですが
こっちのほうははっきりとした紺覆輪。
果たしてこれが最終芸なのか
それともまだ先があるのか楽しみは尽きません。
あれから2週間。
気候的にも過ごしやすくなったようで
ちょっとずつ成長スピードが増しています。
親木は次の天葉が出てきました。
まだ青いままですがまさか柄抜けになることはないでしょう。
太い紺覆輪ならばしばらく生育は安泰かも。
アタリのほうはというと少しずつ葉を繰り出しています。
これは3日前の画像ですが
今日撮ったのはこれぐらい。
ちょっとややこしい格好をしていますが
蕾の気配がないので仔芽確定でしょう。
ここまでになるまで時間が掛かりヤキモキしましたが
ようやくスイッチが入りました。
これと似たような柄の品種は西出系によく見られますが
何れも瞬間芸(といっても数年の猶予はありますが)。
このままの柄で固定して株立ちになるようならまさに夢の品種といえそうです。
何しろ文句なしに綺麗ですしね。
神威のほうもさらに勢いを増してきました。
花芽位置からの仔ですから
花茎を伸ばすほどの養分と成長ホルモンが投入されているのでしょう。
あり得ない成長スピードです。
毎日見ていたら普通はほとんど動きが分かりませんので
これ一鉢あるだけで見る楽しみは倍増です。
神威は三光中斑ですから中透けも割と頻繁に出るものと思われます。
その確率というか出る回数を増やすには
とりあえず親木の神威の個体数を増やすことですね。
この仔一本をこのままそっとしておけば5年後には10本ぐらいになっているかも。
その確率を見てみたいものです。
あれから1ヵ月。
いったいどこまで伸びるのか~と見ていた天葉でしたが
ようやく付けが見え、これで打ち止めのようです。
しかし暑い夏の間にこれだけ元気良く生育してくれれば御の字としたもの。
今年、あれこれやったレシピをしっかり覚えておかなければ。
下葉も枯れて落ちることなく、また皴って閉じることなく
木勢全開できれいな柄を維持しています。
仔のほうもこれまたするすると伸びていますが
天葉の付けはまだ見えず。
紺縞の多い仔ですから早々に親木サイズとなってくれそう。
将来、戦闘能力の高い仔になってくれるでしょう。
見た目もきれいですし
これぐらいの程良い紺縞は生育面でも安心感がありますね。
これから秋の生育期は3ヵ月もありますから
まだまだ成長を楽しめます。
あれから3ヵ月。
ちょっと派手かなあと思っていましたが
意外に生育は活発です。
散り斑混じりですし少し後暗みする柄ですから
光合成はしっかり出来ているのかもしれません。
数が少ないので割と弱い木かもしれないということと
交換会で何度か見かけた木が派手柄な印象でしたので
今まで見送ってきましたが
案外丈夫と分かったのは収穫でした。
天葉はあくまでも白く出て綺麗です。
久々に良いお買い物でした。
あれから1年と4か月。
どこが正面かわからなくなりましたので
とりあえず3方面から撮ってみました。
仔は細長いのが出たり
短くなったり
凝ってまた伸び出したりと変幻自在。
一旦、懲り気味になってまた伸び出す木から仔が良く出るようですね。
全部の葉が曙柄芸で決まっていますので
つい、この品種はこんなものかと思っちゃいますが
実はそんなに固定性は高いものではないのかもしれません。
これしかないので良くはわかりませんが・・・。
葉はあっちへ撚れたりこっちに捩じれたりと
よく数えなきゃ何本立ちかわからないほどですが
そんなのでも集まれば妙にしっくりくる株になりますから不思議なものです。
あれから半年。
これぞ上柄と思い入手してみたのですが
その期待とは裏腹に天葉はユウレイになってしまいました。
それに仔が2本も当たって喜んでいたのですが
1本はユウレイ。
もう1本はほぼ青。
世の中なかなか思い通りには行かないとしたものです。
それでも運不運はいずれプラマイゼロになると思っていますから
別の木に良運が移ったと思えば腹は立たないかも。
真月
2017年08月21日 | 虎
あれから3ヵ月。
外に伸びた盛りだくさんの根の伸びが止まりましたので
頃合いや良しとばかりに植え替えてみました。
いかにも木勢があるといった感じです。
それぞれの仔が1枚ずつ葉を繰り出し
また、新たな仔も出てずいぶん賑やかになりました。
全部で12本立ちです。
こちらの木も同じような成育ぶり。
小割りにしたほうが増える品種もありますが
これはあまり花芽の付かない品種ですから
株全体として葉数、根数が多くなると
そこからまた一気に仔が吹くようです。
小さな木に付く仔は更に小さいのですが
大株から出る仔はいきなり大きくなってくれますし・・・。
一進一退の悩ましい木も面白いのですが
こんな風に何のストレスもなく育つ株も楽しいものです。
あれから9ヵ月。
私と同じで凝り性な性格なのか(意味が違うかも)
やっとという感じで窮屈そうに天葉が出てきました。
葉淵と背筋にコンペが入ると成長も一苦労のようです。
久々に手に取りましたのでずいぶん成長しているように見えた仔も
画像を見比べると大した違い無し。
思わず手を貸してあげたくなったりしますが
こればかりは遠くから見守るしかありません。
あれから3ヵ月。
元親は下葉を2枚落とし一回りコンパクトになりましたが
まずは順調に生育中です。
1本の紺縞もない牡丹芸の木は綺麗なのでしょうが
この木は暗みが遅いせいか柄がやけに白く
紺地が無くなったら生育面で不安が付き纏います。
そんなわけで紺縞があれば安心とも言えますし
縞物として見るならば美しさが際立っていると思います。
・・・柄抜けにさえならなければ。
こちらは今割りの木とはいえ3本仔付きでしたから勢いは衰えず。
この仔は順番からして次は真っ白に出てくるのでしょうか。
こちらの仔もこの柄を継続してほしいものです。
外せばどうなるのか不安ですが
親木に付いている限りはスクスク育ってくれるでしょう。
植え替え中にポロリと外れちゃった仔はというと
ちょっと覗いた天葉になにやら青いものが・・・。
早く外れてしまったので
生命力維持のため頑張ったのでしょうか。
アタリも付きました。
仔なら嬉しいのですが位置的には花芽のような気も・・・。
柄の暗みが遅い系統ですから
下葉でも移り行くまでの間、色々な表情が長く楽しめます。
あれから1年と10ヵ月。
良好な葉繰りではありますが仔吹きはありませんでした。
脛齧りの仔のいない素立ちのほうがかっちりした姿になりやすいので
これはこれで有りかもしれません。
こちらのやや派手柄の木も寄せ植えではありますが
だんだん木勢が付いてきました。
が、仔は西出。
こんなこともあるんですよね。
同じ鉢に寄せているこの木も派手っぽい柄がきれいでお気に入りです。
こちらは黄覆輪と白覆輪が混じって面白いと思っていましたが
蘭舎内に置いていたらその特徴がよくわからなくなってしまいました。
外棚に出せばよいのかもしれませんが
それではこの綺麗な葉重ねが維持できないかもと、一長一短です。
これでも日の良く当たる特等席に
1枠10鉢分のスペースを確保し育てています。
果たして報われる日は訪れるのでしょうか。
あれから1年弱。
葉繰りは2枚ほどです。
黒ポチの付いた葉や裂けてしまった袴は1段ずつ下に降りてきます。
あと5年も付き合えば無傷な姿に生まれ変わるのでしょうか。
何でも目標があれば楽しめますね。
広い葉幅とこの柄のまま続行してほしいものです。
こちらも葉繰りはちょうど2枚ほど。
縞から変わったばかりなのに親仔共なかなかイケてる柄ではあります。
ついでに、こちらの木。
さすがにこの柄では元気がありません。
いずれは枯れちゃう運命でしょう。
枯れるといえばこれはあの時の2本目の木。
派手木はあっというまにこうなることも。
さしずめ、いく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず
といったところでしょうか。
あれから1作。
更に葉幅引きずんぐりした葉姿に。
キャンパスが広いと描かれる絵もダイナミックです。
仔の柄はまずまずやそこそこやボチボチなど色々。
親木最上柄とはいえ縞物ですからこんなものです。
全部そろった柄の株立ちは奇跡なのでしょう。
それでもそこを目指すべく鉢数増やしてます。
あれから10ヵ月。
それぞれの仔は自根を出して元気に生育中です。
こっちに来てから1作半。
ただ芽数的には現状維持でそろそろ新たな仔でもと思っていたところ
親木に何やら2つ付きました。
金牡丹系はこのまま続行でするする花茎を伸ばし
秋にまた開花することが良くあり
思いっきり期待を裏切られるのですが
さすがに下のアタリは仔芽じゃないかと思います。
葉数を増やし根も盤根のように増えてくれば
次はアチコチから仔出しに恵まれるかも。
あれから5ヵ月。
何となく気になって春に植え替えてみたら
古い根が結構腐って落ちちゃっていました。
下葉がバラバラ落ちるのも覚悟したのですが何とか持ちこたえています。
その分、生育はゆっくりなのですが
それに引き換えハデ仔の成長の早いこと。
もしかしたらこっちに栄養を取られているのかも。
それでもせっかく出てきてくれたのですから
当面は仲良く育ってほしいものです。
さて、割り仔のほうはあれから10ヵ月。
生長は更にゆっくりでずいぶん待たされましたが
ようやく次の天葉が出てきました。
何としっかり紺地が見えるじゃありませんか。
その下の派手な葉とはえらい違いです。
この葉が伸び切る頃には木勢も付いてくれるでしょう。
元来、根の弱い品種でいつ枯れてもおかしくないものですから
一本しかないのと2本あるのとでは天地の差。
これで少しは心に余裕ができるというものです。