富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

和泉牡丹

2017年04月30日 | 



あれから1年。
下葉が落ちることもなく木勢は有り余るほどありますが
天葉が伸びだしても柄の冴えは今一歩です。

金牡丹や豊明殿などは大株になると柄の冴えが悪くなるといわれますが
この品種もその口なのでしょうか。
とはいえ、前回いろいろと理屈を言っても外棚で日強く育ててみるとか
実行に移したわけじゃありませんから何とも言えません。

いつかはあの輝きを取り戻したいものですが・・・。

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金兜

2017年04月29日 | 縞物




金兜なんてあったかなと検索してみたら
11年前にしていました。
ただ、その時の末裔ではなさそうですが
派手目な柄が揃ってちょっときれいで画像に残す気になりました。

あの植え方で植えているのも気になるところ。
このままで5年くらいメンテナンスフリーなら邪魔になることもなさそうですし。

これぐらいの柄なら目立って棚がにぎやかになりますし
遠目に見ながら楽しむ事としましょう。

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富士覆輪

2017年04月28日 | 富士覆輪




あれから1年半。
下葉はパラパラ落としちゃったようですが
天葉付近を見ると勢いが出てきたようにも感じます。

あの時の派手な仔はポイして次の仔を待ちましたが
ようやく紺中通しのある仔が生まれました。
入手してから6年で2本立ちです。

ブログネタのおかげで大事にしてるって感じです。









ただ、これしかないって訳じゃなくこんな木もあったり。
あれから5年半。
3本立ちを株分けして寄せ植えしています。
以前は派手な仔が嫌になるほど出ていましたが
良い仔を出そうと分けた途端それもとんとご無沙汰になってしまいました。

それでも木勢は有り余っているようですからいつか巻き返しの日が訪れることでしょう。

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富士錦

2017年04月27日 | 縞物




あれから1年。
根の多い素立ちの古木ということで
取り込んだエネルギーの行き場がないのか
怒涛の葉繰りを見せています。








柄は相変わらず美しく
たった1枚の葉っぱにこれだけ魅せられる品種もそんなにはないでしょう。







この芸が仔にも伝わってくれれば万歳三唱なのですが
久々に出た仔はユウレイっぽい感じです。
一代変りからの脱却は困難を極めます。









一方、こちらの寄せ植え株。
一鉢に10本とかの寄せ植えならそこから良くするのは大変ですが
これぐらいですと鉢の中に余分な水分の残らない
ちょうどよい根の量のようで持ち崩し現象は起きないようです。

柄のほうはどれも二芸を維持していますが
こちらも仔には伝わり難いようで







ぽつぽつ下から噴き出す仔の柄はだいたいこれ止まりです。
しかし、そもそも鳳の柄の揃った株立ちってありませんから
いきなり仔に二芸を求めるのが無理ということなのでしょう。
コメント (3)
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白妙

2017年04月26日 | 白妙




あれから1作。
さすが株立ちだけあって生育に勢いがあります。
ただ、親木の柄は風前の灯火。






仔は抜けたと思ったらまた入り出すことの繰り返しですが
親木もこんな感じになっちゃうんでしょうか。






しか~し、期待の新星が現れました。
小さいうちに割ると力がガクンと落ちますから
このままでしばし楽しむ事としましょう。









一方、こちらの株は現状維持で何よりと思いきや







天葉2枚は松葉が消えて棒縞っぽくなっています。
どうもこうなると次の天葉からだんだん青勝ちになっていくようです。
今が売り時カモ…とか思ってもここでそれを言っておいて売ったら
いかにも下心見え見えという感じでひんしゅくものですね。







これから外れたポロリは当分大きくならないでしょう。
今の姿なら伊勢矮鶏白縞で通りそう。
ヤフオク詐欺師には垂涎の的かも。

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樹扇

2017年04月24日 | 青物
今年から思い付きで始めたあんこのピートモスのお尻に木炭を突っ込む植え替え方
これがなかなかいい感じです。
水をやった後の水の引き具合や乾き具合が絶妙。

となると、昨年秋までの植え方がどうも気になり出します。
ピートモスが鉢穴からこぼれないようお尻のほうにも水苔を当てていましたが
根の多いものはともかくとして根の弱い木、少ない木では
どうしても下に湿り気が残り水やりのタイミングが合わず根痛みも散見されます。

そこで秋に植え替えたばかりの鉢も再度やり直すことにしました。
下に木炭を当てると一番長い水苔を使わなくて済み経済的かも。
とはいえ、昨年の時点でもこれで3年は植え替えなくても大丈夫と思って
やっていましたからちょっと泣けてきます。
それでも植え替えて半年後の鉢の中の状態を観察でき、また引出しが増えました。










と、前置きは長くなりましたが樹扇です。
長いこと棚にある木でどっかに画像があるはずと
このブログ内を探しましたが見つかりませんでした。

昔、萩宝扇がマイブームの頃、これに匹敵する針葉がまだあるはずと入れた木の一つです。
結果はそうでもなかったためか長いこと手入れ不足。
でも逆に葉が短くなってこのまま何作かすれば雰囲気良くなりそうです。







使っているのはお馴染み、ピートモスと木炭ですが
根を巻いているのはアート水苔です。







アート水苔といえば15年ほど前に短いミズゴケでもきれいに簡単に植え替え出来る
ということでちょっと流行りましたがカビが生えるのでボツになったようです。

ただピートモスのタンニン成分には防腐、防カビ作用などもあり
使えるのではないかと引っ張り出してみました。

ちょっと見栄えは良くないのですがミズゴケは1本も必要としないし
大株でも植え替えは超ラクチン。
これが使えたら仕事も捗りそうです。

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建国覆輪

2017年04月21日 | 建国の縞





あれから2年。
その時のタイトルは建国の縞でしたが上でついに覆輪となりました。
柄が後冴えでルビー根が出ない、いわゆる羆錦系タイプです。
建国覆輪というラベルが立っている木はいろいろありそうですが
こんな芸をする木は探してもなかなかお目には掛かれないかも。
別の名前を考えればよいことなのですがボキャブラリー不足が身に沁みます。

それは別として2年も経てば痛んだ葉が下に降りてきてようやく見られる姿となりました。
それにまだちょっと縞含みですから天葉の柄が晴れるまで楽しみは長く続きます。







そしてようやく恵まれた仔ですがこちらの柄の具合も気になります。
親木は一代変りで終わるのか、
それとも仔にも芸が伝わるのかちょっとドキドキではあります。
稚葉に少し片鱗は見えるものの
柄が後冴えですからまだ全体像がつかめません。

一目瞭然というのも手っ取り早くてよいのですが
こんなヤキモキする芸も嵌ると抜けられない魅力があったりします。

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建国の縞

2017年04月20日 | 建国の縞



先日の交換会で落札しました。







遠目に中斑縞がきれいに見えましたので結構な値段まで追いかけちゃいました。








ところが家に帰ってミズゴケを解いてみたら根っこはボロボロ。
葉は全体的に黄ばんでますし
仔の柄無しはしょうがないとしてちょっと痛んでいます。







しかも親木をよく見たら天葉2枚にも柄が見当たりません。

昨日は見る目があるなんて言ってましたが前言撤回です。

それでもこの木はこっちに来たかったんでしょうね。
いつか恩返ししてくれるかも・・・なんて

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建国の縞

2017年04月19日 | 建国の縞





3年ほど前に交換会で入手。
下葉の様子から見ても柄と姿はそれほどでもなく
お値段だけは一丁前だったと記憶にあります。
建国の縞に掘り出し品はなかなかないものです。

しかしその後は出世街道まっしぐら。
渋い中斑縞ばかりじゃなく太縞を混じえると華やかさが増してきます。
それに葉幅引き、葉丈もちょっと短く締まった姿になると魅力度です。
自棚で出た葉に入れ替わる日が待ち遠しい限りです。








最初に出た仔も中斑柄がほのかに見え
成木になれば親木くらいの柄になりそう。








もう一本の仔は残念ながら柄見えず。
ただ、全身に墨を纏いてかてかと光る変わり種です。
確か以前にもこんな仔を出したことがあるのですが
生育不良で枯らした思い出が…。
さて、今度はどうなりますか。
まともに育って柄でも乗ってくれたら更にうれしいことですが
そううまくは問屋が卸してくれないことでしょう。

それでも本体が現状維持以上であれば
自分にも見る目が有ったかなとちょっぴり自慢したい一鉢ではあります。

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伯青龍

2017年04月18日 | 縞物



あれから3年弱。
仔出しを促そうと一本ずつにしてから寄せ植えしてみたのですが
一鉢に10本とぎゅうぎゅう詰めでは増えようがありませんでした。
作落ちしないだけで御の字としたものです。

しかしこれでは本来の目標とはかけ離れていますから植え替えようと思ったのですが
新根が伸びてきちゃいまして時すでにお寿司・・・もとい遅し。
素立ちならまだ何とかできますが、こんな薮をバラして一鉢ずつにするのは困難です。

こんなのが十数鉢。
来春は必ず植え替えますので百鉢分のスペースを確保しなくては。








もちろん増そうとするモチベーションの源泉はあの剣龍狙いです。
百鉢もあれば数年に一本くらいは覆輪が生まれますので・・・。
ただしそれは普通に見られる縞物から移行したような覆輪です。
これを世の中では剣龍と呼んでいるのですが







このパターンは更に時が経つとこんな風になって
結局枯れることが多いものですから評価が伴わないのも頷けるところではあります。

そんな覆輪でも十本目かそれとも百本先かは運次第ですが
三光中斑で出ることがあったりします。

そんなのが出たらチャ~~~ンス。
そこからは何鉢でも増やせますから。

というような生きてるうちに出来るかどうかわからない
気の長いお遊びをしています。

そういえば画像の探し物をしていてこんなのを見つけました。
1枚目の画像に剣龍が並んでいます。
左奥の一鉢ぐらいは育ったかもしれませんがあとは全部だめになったんでしょう。
もちろん当時、三光中斑がどうとかは気付きもしていません。

それにしても富貴蘭を始めて20年でまだこの程度のレベルでしたが
あの頃は今以上に楽しかったんでしょうね。

ところで自分だけかと思ったらそんな遊び心にお付き合いくださる方が
先日のヤフオクにはたくさんいて大変心強く思っている次第です。

普通、あれだけ評価していただけたらイケイケどんどんと出品するのが人というものですが
別にタダになっても手元に置いておきたいという困ったちゃんです。
バカなんでしょうね。

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聖雲殿

2017年04月17日 | 覆輪



あれから4年半。
あまりパッとしない縞が入る聖雲錦が
いつしか深覆輪に変わったものを聖雲殿と呼んでいます。
こちらもパッとした覆輪じゃありませんが根の色は一級品。
綺麗なルビー根品種って昔はそれほど有りませんでしたから貴重品でした。
全斑になれば聖雲閣で、全てルビー根になりますが
紺中通しの聖雲殿は一部、泥根が出てきます。

さて、10鉢近くに増えていますので更に増やすべく植え替えをと思いましたが
すでに根が伸びています。

こうなると神経を使いますのでとりあえず鉢替えだけでお茶を濁しました。







その際、柄を見たのですが紺中通しのある木はわずか数本。
柄は画像では分かり難いのですがとりあえずこんな感じで泥根が混じっていればOKです。









残りのほとんどは全斑の聖雲閣になってしまっていました。
こっちのほうが根もきれいだしいいんじゃないかとも思うのですが
心情的には多勢より無勢のほうを応援したくなります。







ところでその聖雲閣に白縞が入っていたのは以前から気が付いていました。
それでも固定しない一本縞、びっくり縞だろうとそれほど気に留めませんでした。
ところが鉢替えしようと手に取ったら








全然関係ないところから最上柄の仔が出ているではありませんか。
これは別の意味でびっくりさせられた縞で相当の衝撃です。

変異の順番として聖雲錦聖雲殿聖雲閣聖雲閣白縞と進んだわけで
何か収まりの良い品種名はないかと今から思い悩んでいます。
とまれ、棚で従来品からの芽変りに恵まれることなんて早々ありませんから
少し気合を入れて見守りたいと思っています。

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建国殿

2017年04月16日 | 建国殿




あれから1年。
せっかくの株になった木でしたが
なんかごちゃごちゃしてきたなぁとまた分けてしまいました。
昨年春の話ですが・・・。

おかげで元親はすっきりした姿になりました。
生まれたばかりの小さかった仔はすっかり一人前に近くなりましたし・・・。
柄や根の美しさをじっくり楽しむには目移りしないこれぐらいの株がちょうどよさそうです。









一方、分けた株の方はというと・・・。
パイナップル芽から大きくなったものですから根の張りが十分じゃなかったようで
木の勢いはイマイチです。
同じ場所に並べて置いてあるのですが
勢いがイマイチだと逆に柄はきれいに冴えるのですね。







柄が冴えている木も紺の強い木も元は同じということは
柄の冴え具合は木勢や環境の変化に作用されるのかもしれません。







柄が冴えた木を美しさのあまりつい入手したものの
夏を越せなかったとか超えたとか、そんな話も聞きますが
弱い木が更に弱って冴えた柄が下で暗まなくなったりすればちょっぴり危険信号。
以前、建国殿は丈夫だからどんなに柄が冴えても大丈夫とか言っていましたが
こんな傾向を見るといくらきれいでも入手は思いとどまるのが本筋かも。

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天晃殿

2017年04月15日 | 縞物




あれから2年と4か月。
上柄の仔を2本外して仕切り直し。
入手当時の葉は下に2枚残すのみとなり
バランスのとれた綺麗な姿となりました。

柄のほうは棚に入れた頃は上柄ばかり付いていましたが
その後は地味柄傾向になってしまったようです。
まあ、縞物ですから人のイメージ通りになるほうがどうかしているということです。







それでも地味柄の中にこんな柄の木が紛れ込んでいると
なんか縞の価値が上がるみたいでうれしくなります。







こっちの小さな仔も先々楽しめそう。

縞物はあまりにいろいろ入り乱れていて
ちょっと良いぐらいじゃ見向きもされなくなりました。
それでも縞は富貴蘭の魅力の原点ですから
何とか柄、姿ともに本芸を発揮させてあげたいと思っています。


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金牡丹

2017年04月14日 | 金牡丹




あれから5ヵ月。
無事に冬を越し生育を開始しました。







親仔ともに力強い天葉を伸ばしています。
ここでふと気づきましたが白っぽい根が出ています。
建国縞なんかでもあるタイプは最初白から後にルビーに変わるような根を出しますが
それと似たパターンなのでしょうか。
この柄の残り具合も絶妙に奇麗でいかにも別品といった感じですが
根もそれに呼応して特色があればなお面白そう。
しかし、別品じゃなくて別品種だったら目も当てられませんが~

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富貴の光

2017年04月13日 | 富貴の光
桜のつぼみはだいぶ膨らんできましたが今朝は山草棚に雪が残っていました。
寒さで雨が雪に変わっていたんですね。
冬の名残はもう少し続くようです。

ところでこの頃、このブログのアクセスはうなぎ登り。
ヤフオク関係が利いているのでしょうか。
またちょっと出品していますのでご覧いただければ幸いです。









さて、富貴の光はあれから2年と4か月。

下葉毟りをしてさぞ増えるかと思いきや相変わらずの3本立ちです。
それでも葉数が元に戻った分、きれいな姿を取り戻しました。

柄のほうは親木はまずまずながら、仔は中斑と地味柄の三者三様。
というか親木は中斑ベース+縞という感じですから
仔の柄はこれぐらいがせいぜいかなといったところです。







柄と仔吹きがイマイチなら作を頑張りたいところですが
なんと入手してから1度も植え替えた形跡がないようです。

根が増えましたので鉢だけは一回り大きな4号鉢に変えてあり
どうやらそれで手入れした気分になっているようです。






それでも根腐れはしてないようで丈夫な品種なのでしょう。
こんな風に例えば5年で一度の植え替えで済み
ミズゴケも適度に風化して味わいが出るようなら大助かりなのですが
現状はまだまだ試行錯誤中であります。

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