富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

建国殿№1系 o(;-_-;)o

2006年05月31日 | 建国の縞No.1
娘との会話。
山野草の鉢に特大のナメクジが取り付いて葉を食べていました。
その鉢を持って娘に見せながら、これってムカツクよなと言ったら
それはそうだけど、それ、私に向かって投げてよこさないでネ
と、すぐにクギを刺されてしまいました。
そういや、昔からやバッタなんかをホレと言って投げつけ
キャーキャー叫ばせて悦に入っていたのですが
もしかしたらトラウマになっているのかと反省しきりです。

でも、虫やナメクジが嫌いじゃ風蘭育てられないかも
跡継ぎ一人減かな。

ところでこちらは代々柄の続く建国殿№1系。
初めて見たのは10年ぐらい前でしたが
各葉に鮮やかに入る黄縞、長く伸びるルビー根と
圧倒的な美しさに固唾を呑んで魅入ったものでした。
その頃は柄の入った建国殿自体そんなに見る機会がありませんでしたから。

欲しくて欲しくて柄のある仔を譲ってもらったのが7年前
(画像はその後、一作しています。)高かった~。
親木の方は私に来る為に外した仔のすぐ上に
羆柄の仔が出てきてビックリ。\(◎o◎)/!
(6年前の画像・・・美咲園さんの展示会から)
私の木にも出ないかとワクワクしたものでした。
その後、羆はたぶんどこかへ行き、またその上に柄の仔が出ています。
(4年ぐらい前、美咲園さんで撮影)

青からだと数百本に一本出るか出ないかという柄の仔を次々に繰り出しますので
これを見ると系統というものを信じたくなります。
私の木のほうはというと、下から二本ほどは出ましたが
(柄気配はあるので楽しみ、さすが青は増えが早いものです。)
その後(これは3年前の姿)

すでに外した仔は付けの辺りの千筋柄がすばらしいものですし
こちらのほうもまずまず
求めた当時の木はが安定して続いています。
それから出た仔ですがこちらはそこそこ
パイナップル芽から伸びた仔にもしっかりがあり
更なる仔出しが楽しみなところです。

葉のほうの柄は今のところ沈んでいますが
これから勢い良く伸びだすルビー根と共に冴えてきますから
その移り変わりも味わい深いものです。

今はもっと良い木を目にしますから
冷静に見ればそれほどビックリする柄でもないのですが
そこそこでも柄の仔を生み続けて
たまには極上の柄の仔でも出てくれれば
それが建国殿作りの楽しみであり妙味かなと思っています。

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曙光

2006年05月29日 | 
昨年、ついフラフラと買ってしまった木で
瑞雲のような柄ですから先々そんなにめでたくなるとは思えませんでした。

ところが気が付いたのですが葉幅が広くズングリとしてきています。
天葉も短めで次の葉が出てくれました。
よしよし、この調子この調子

さすがは鹿児島、志布志産といったところでしょうか。
も成長を始めましたしボリュームがありながら立ち葉のスッキリした姿は
株立ちが良く似合いそうな感じです。

親木になったらまたひと皮剥けそうで
ちょっと楽しみに目指してみようかなと思っています。
交配親としても面白そうですが、もうすでに蒔かれているのかな?

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翠扇

2006年05月28日 | 翠扇
遅ればせながら我が家にも文化の香りが・・・。
そう、水洗トイレの工事です。
これで冬の間、雪の山を掘り進んで
汲み取り口までの通路を
作らなくて済むというものです。

玄関脇にど~んと置かれた簡易トイレがなんともはや(ー_ー )
世間に丸見えと言う感じで落ち着かなかったのですが
それもようやく終わってくれました。

という訳で翠扇。
以前と比べてもそんなに変わっていないように成長の遅い品種です。
でもその分、気候や環境に影響されにくいのか
どこのお棚でも、じっくり、ゆっくり姿良く育ってくれる優れものです。
知らないうちに着実に仔も出てくれるようで
私もこれにあやかりたいものですね。(どこを

仔から出た新根がちょっと邪魔臭く仔は外そうかと思いましたが
数年後の姿を考えて止めました。
5,6本の株に花数本・・楽しみです。

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紫玉

2006年05月24日 | 紫玉
昨年、ポチッとあたりが見えた時
とりあえずそう思った方がお得なので
仔芽だ~!と喜んでいたのですが
早々に膨らんできましたから
やっぱり仔芽だったんですね。
糠喜びにならずうれしい限り。

昨年出たも大きくなっていますが
上から出た仔は生長も早いので今後の生育振りが楽しみです。

葉を負傷させたり、一枚葉を落としたり、天葉が短くなったりと
昨年は散々でテンションも下がり気味だったのですが
これも棚が変わったためのちょっとした試練のようなもの。
親木の天葉も太く出てきましたので今度は上昇気流に乗りそうです。

やはり盛り上がるほどの厚い葉に入る墨は魅力的で
懐いてくれると急にピカピカ光って見えるから現金なものです。

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2006年05月23日 | 建国殿

春の日差しを受けても鮮やかさを増してきました。
といっても天葉は生育が盛んになる前のためか
まだ少しを含んだままです。

気に掛けていたが動き出しました。
これだけでも嬉しいのですが
次は柄があるのか無いのか気になります。
何度も手に取って眺める日が続きそうです。
まだ二つ芽があるのですがこれは花芽かな?

ところでこの木は建国殿縞から出世して
紺覆輪中透けで固定したものです。
それで一応、建国殿羆と言っていたのですが
これが屋上屋を重ねるような名前でどうにも不自然。
前回、羆錦のところで述べた建国殿縞も同様です。

また、最近誰が言い出したのか本羆なんていう名前も
それ以外は偽物と言わんばかりの魂胆が透けて見え
なんともやりきれなくなってしまいます。

いろいろなタイプがあっても紺覆輪中透け芸になったら
なんでも羆と呼んで良いのではと思うのですが・・・。
区別したかったら五十鈴川と言う由緒ある名前が昔からありますし。

いずれ放っておきますとゴヂャゴヂャになって
分けがわからなくなるのが世の常ですが、
看板品種ですから、他の分野から入ってこられる方のためにも
すっきり分かりやすく整理してあげたいところです。

つまり、紺覆輪中透けになったら羆、狭い中斑は長寿楽
三光中斑は八千代、縞は羆錦、覆輪は建国殿縞からのも羆覆輪といった具合です。
(まさか羆錦羆という人はいないと思うし、羆錦から出た覆輪は羆覆輪ですね。)

問題は、現在の羆錦と八千代の処遇ですが別に良い銘を起こすしかないと思います。
なかなか意見の一致はむずかしいと思いますが・・・。

(この考えはとっくの昔にsuzukaさんがマニア園芸誌に寄稿されていますが
私も大いに賛同するものです。


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羆錦

2006年05月20日 | 覆輪
羆錦を植え替えてみました。
別に差別している訳ではないのですが
(いや、やっぱりしてるかな?)
良い柄の木とハデ柄を別々に・・・(汗)
でも、見ようによっては
派手な親木のほうが優遇されている気もします。

それにしても羆錦は連城丸が白黄覆輪になった柄変化品種ですから
羆という名が含まれていてもアチラとはまったく関係のないものです。

昔は羆覆輪の中に混じってしまっていて
分離する際、柄が縞状に暴れやすい特徴からか
この名が与えられたものと思われます。

本当は今言われる所の建国殿縞こそ
この銘にピッタリと当てはまりますから
良いところを取られてしまったなあと
かえすがえすも残念に思っています。
いまさらどうしようもないんでしょうけどね。
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太陽覆輪

2006年05月19日 | 覆輪
あれから一作。
青軸青根。葉肉薄く、筬ゆるく
柄はぼけたような浅黄色、紺地も薄いと
今の価値基準では全てマイナスになってしまいます。
不思議なことにこれだけマイナスを重ねると
逆に一気にプラスに転じるのか
たおやかな葉姿、ホンワカした柄はまさにマッチングの妙で
他に類を見ない魅力を醸し出しています。

縞物品種の太陽殿からの出物も少なく
ハデ仔が多く出て(ハデ子は育たない)
なかなか株立ちに育て上げるのもむずかしい品種です。

白縞を交える木は三光殿
その白縞が覆輪になれば御剣のような受け立ち葉になって
こちらは三光殿覆輪と呼ばれていました。

本当は良いのに不人気品種というのがいくつか有って
交換会に出てこないかとマークしているのですが
今回、あれだけ荷があっても確か一鉢も無しでした。
やはり魅力を知ったら手放すのは惜しいという事かもしれません。

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全国大会・・そろそろ夜明けかも?

2006年05月17日 | その他
今回、高松での全国大会は今までとはちょっと様子が違いました。
まず、驚いたのは来場される方がものすごく多かったこと。
展示品を鑑賞される方が途切れることはありませんでしたし
即売所は黒山の人だかり。
業者さんは完売寸前で嬉しい悲鳴を上げていました。

その展示会ですが、今回は特に優れた作品が多かったようです。
惜しくも入賞を逃した作品でも見方によっては
金賞と甲乙付け難いものがたくさん有り
会の予算や準備、スペースの関係もあるとは思いますが
何らかの方法でひな壇に並べ、来場された皆さんに
見ていただきたいと思うのは私だけではないと思います。

いずれ、はやりすたりに惑わされず良くぞここまでというような
大株、美術株を数多く目にすることが出来たのは嬉しくも心強い限りで
このような作をされる方が大勢居られる限り富貴蘭界はまだまだまだまだ安泰です。

そして交換会。
これがまた富貴蘭復活の予兆を感じさせるすごい活気でした。
一人10点回しで70数人の荷がありましたから相当な数です。
安けりゃこんなに出ないので復活を見越してのことでしょう。
急激に値段が上がるのは落ちるのも早そうで心配ですが
従来の銘品を中心にジワジワとですから息長く続きそうな雰囲気です。

今後は買った途端安くなる心配も少なそうですし
手持ちの木の値段も下げ止まりとなれば久々にほっと一息つけそうな気がします。
なんだかまた植え替えに熱が入りそうですね。

ただとても残念なのは、もっと安くなってからと思っていた品種が
もう買えなくなってしまった事。
結構がんばりましたが落札価格は思いよりもはるか向こうでしたから。

でも何とか間隙を縫って天賜宝西鶴を入手できたのは嬉しい限りです。

それにしても業者さんも今までの小売値以上で落札していましたから
今頃は手持ちの木の値札までセッセと書き直しているかもしれません?

また、交換会の後はいつもヤフオクがにぎやかになるものですが
意識の乖離が大きいのか今回は寂しいままですね。
交換会よりちょっと高く、専門店価格よりちょっと安いというのが
ヤフオクの絶妙なポジションですから
その溝が埋まるまで出品者も一服と言ったところでしょう。
ことさら煽っているわけではないのですが
やはり良いものは良いということでそれなりの評価をしてあげたいものです。

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全国大会

2006年05月16日 | その他
昨日の夜、ようやく帰って来ました。
それにしても全国大会は大変な盛り上がりでしたね。
ブログの皆様にもお会いできて本当に有意義な日でした。

仕事が立て込んでいますので
また後ほどゆっくり書かせていただきます。
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竜鉾の縞

2006年05月12日 | 縞物


根がなかなか出来なくて数鉢に分けて栽培していましたが
それぞれが良くなってきましたので合体させてみました。
以前にも書きましたが黄縞は入っているのですが
なかなかはっきりとした感じではありません。
そんなことも有ってか狂い葉、青軸、柄と
役者は揃っているのに人気はイマイチのようです。

でも竜鉾そのものが好きな品種ですから
柄が入って小型になった竜鉾の縞は更に愛らしいと思っています。

それでは皆さん、全国大会の会場でお会いしましょう。
それにしても楽しみです。
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金兜

2006年05月09日 | 縞物
細かく割れた櫛目最上柄の株立ちを目標に
縞物品種を育てているのですが
意外にたやすく実現できるのかなと思えるのが
個体数の多いこの金兜です。
そうはいっても手持ちの株はなかなか・・・





別の株です。



幸い青は出ないのですが地味柄、派手柄いろいろで
なかなか最上柄が揃ってはくれません。

でも細かく割れた櫛目最上柄といっても
それ以上の柄に富嶽がありますから
どうにも目標を見失った感があります。

縞物(特に黄縞)全般が低調なのは
こんなところが原因で欲しがる人がいなくなったせいかも?

いまさら年月かけて最上柄の株立ちを育てあげてもね~
という時代なのかもしれませんが
富嶽ばかりじゃつまらないし
安い縞物品種でも今後は入手難なんていう時が
来ないとも限りません・・・かも


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土佐雲龍

2006年05月09日 | 縞物

  
後冴えの黄縞で露受け葉を交え
雲龍の滝を細葉にした様な感じ・・・
と言うように解説書などでは表現されている土佐雲龍。

細葉雲龍と呼ばれた時もありましたから
それ以上に解説のしようが無いのもうなずけますが
いつまで経っても二番煎じのイメージから
抜け出せないのはかわいそうなところです。

上の画像は2作ほど前のもので、柄は葉淵に少しの片柄ですが
は流すし、付けもちょっと変わっていてけっこう怪しい雰囲気。


  
そして現在の姿で相変わらずですが
下からの仔が最上柄出てくれました。

日を強くして育てているせいか
後冴えという感じでもなさそうな柄です。

上の仔は入手したときと同じようなチョビ柄墨の目立つ無地。
柄が無いと大きくなるのも早いですね

いずれ土佐雲龍などと言わずに別の切り口で魅力を探れば
もっと輝きを増す品種かなとも考えています。

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衣浦錦

2006年05月06日 | 縞物


せっかく植え替えやる気モードになっていたのですが
仕事と野暮用で頓挫。

今日は夜も暖かく雨も降ってきましたので
頃合いや良しと、ようやく外の棚に富貴蘭を出し終えました。

まだ半分も植え替えが済んでいないのですが
根の伸びるのもこれからですから
ぼちぼちやっていこうと思っています。

なんだか下葉の落ちるのが早いと鉢を開けてみたら
下根がだいぶ傷んでいた衣浦錦です。
昨年と比べて姿も悪くなってしまいました。
幸い新根はたくさんありますので
また回復してくれるでしょう。
だけならまだ見れますし
逆に下葉を毟る手間が省けたかも?
(自分では青い葉を毟れませんので・・
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