羆B
2018年04月30日 | 羆
あれから半年。
ようやく動き出したかと思っていたのですが
わずかの期間でずいぶん成長しています。
柄は黄色くならないものの鮮やかな鶯色の中斑が目に沁みます。
下葉には崩れの芸も散見されましたが
ここに来て天葉2枚は完全紺覆中透け。
これからはこのままの芸が続行されることでしょう。
初めから完全柄でしたらこちらには回ってこなかったと思いますので
たぶん運が良かったし何かのご縁もあったのでしょう。
それにしてもこの渋めの柄のおかげか木勢は抜群。
昨年は1枚半の葉繰りでしたが葉数の増えた今年はもっと行けそう。
仔にも次の天葉が出てきました。
柄は安心安定の完全柄。
ただ、こちらの冬越しでは潰れちゃうかもとも思ったのですが
自根2本持っているとやはり違うものです。
心なしか軸も太くなってきましたので
小さいながらも生育に弾みが付きそう。
このまま株立ちを目指すのも楽しそうですし
でも、十鉢に増やしても絶対に邪魔にはならないしと
いろいろ思い悩む日々が続きます。
羆A
2018年04月29日 | 羆
あれから半年。
冬の間はだ、大丈夫かなぁ~というほど皴を引いていたのですが
なんとか復活。
勢い良く天葉が伸び出しています。
天葉の柄が白く冴えているのは急速に成長しているためなのか
それとも日が強いせいなのかまだ掴めていません。
柄が冴えすぎてまた下葉を落とすのも嫌なものですが
さりとて日陰に置いて冴えない姿を見るのも詰まらないし
このままの環境で続行してみようと思っています。
それにしてもこの環境のままで木勢が向上するのかもわかりませんが
もっと大きくして葉幅を引かせ紺地を良くして柄にメリハリを付け
腰斑バッチリの木に仕上げたいものです~
あれから7ヵ月。
いきなり現れた白縞ですからすぐに去るのもしょうがない
いわゆるビックリ縞かと観念していましたが・・・。
1枚キャンセル気味からどうやらまた次で復活してきたようです。
これは本物になりそうかもと期待に胸が躍ります。
ベースがスーパーのほうの八千代芸ですから
親木になれば葉幅引いて姿も良くなるでしょうし
今年も楽しませてくれそうです。
建国系の変異にこれで出尽くしてお仕舞いということはないようです。
あれから5ヵ月。
前回は何やらみすぼらしいお姿でしたが変われば変わるもの。
天葉の柄の冴えはそれほどでもありませんが
付け付近から滲み出るように冴える極黄の柄は必見。
建国の縞の魅力はこれに尽きるといっても過言ではないでしょう。
もう老木となり仔出しは遠のきましたが
葉重ねの多い重量感溢れる姿もまた良いものです。
葉が多い分、柄がいっぱい見れますもんね。
あれから1ヵ月。
この品種の春先のブログ記事がないのは柄が冴えてないためだと思いますが
今年は珍しく見て分かるくらいに柄が冴え始めました。
この分だと夏は更に真っ白な柄になってくれることでしょう。
隣に置いているこちらも同じように天葉に柄を感じます。
この仔は今のところ紺覆輪を伴って出ていますが
更に葉繰りしてもこの芸が続きますようにっ。
こちらは天冴えの白縞が混じり明らかに芽変わり風。
2種類の柄を内包していてそれが複雑に絡み合い
どっちの方向に進むにか予測できない面白さがありそうです。
こちらの仔は下から出たためか力がなく柄冴えず。
そういえばここ数年、親木もこんな感じでしたから
全体的に作が芳しくなかったのでしょう。
丈夫な富貴蘭だからこそ微妙な力加減がムズいのかもしれません。
あれから7ヵ月。
春ですから日差しが強くなって温度も上昇し
それとともに生育速度もしています。
ルビー根が出ないタイプということでの入手でしたが、
根が伸び出してみると一部、ルビー根で出てきました。
ただ先が尖がっていますのであんまり伸びずに止まりそう。
普通の建国縞とは本体の柄の性が違うのかもしれません。
こちらの根は半分半分で最後まで伸びてくれそう。
ちょっと覗いた天葉の先にはまだ柄は見当たらず
やっぱり後冴えなのかなあと思ったり。
頭二つになった仔の柄もこれからといったところ。
いずれにせよ今まで棚になかったタイプの柄がコレクションに加わり
今後の進展が楽しみです。
植え替えは一段落・・・と言うにはほど遠いのですが
たまには気分転換も必要かも。
建国殿はあれから8ヵ月。
生育開始とともに葉艶を増し柄も冴えてきました。
秋がきれいかなというイメージでしたが
過去画像を見ると今の時期の柄の冴えが一番のようです。
出たばかりのルビー根と相まって華やかな季節となりました。
親仔共に花芽が盛りだくさんですが
仔にも木勢がありますしそのうちまた増えてくれることでしょう。
こちらは桜が満開のようですが見物に行くゆとりはありませんので
せいぜい掌中に収まる季節を楽しむ事としましょう。
ご無沙汰でした。
根が伸び出して焦り気味の中
指の指紋が薄くなる程植え替えをしています。
(ミズゴケの酸が皮膚を溶かすのでしょうか)
降り返し点を過ぎ何とか先は見えたものの
残ったものはテンションを上げにくいというか気が進まないものばかり。
根が伸び出して焦り気味の中
指の指紋が薄くなる程植え替えをしています。
(ミズゴケの酸が皮膚を溶かすのでしょうか)
降り返し点を過ぎ何とか先は見えたものの
残ったものはテンションを上げにくいというか気が進まないものばかり。
この青光墨系なんかもそうですが
昨年、天水棚に吊るして雨に当てたせいか鉢の中の根がボロボロです。
もうあそこには置けないといった反省を踏まえつつ腐った根を整理。
ついでに青光墨、青軸紺縞、青軸羆崩れが混じり合っていたのを
それぞれに分けてまとめてみました。
青光墨は柄は良いのですが姿は最悪。
また一から作り直しです。
こちらはその青光墨の柄抜けから出た青獅子。
青軸紺縞は奥ゆかしい柄で好きな品種ですから
将来、良い姿に育ててみたいものです。
それとよく似た青軸羆の紺覆崩れ。
でもたまには本芸品の仔も出てきます。
今年からは昔のように水苔のみで植えて
年に1~2回植え替えることにしましたが
それをやるには鉢数がちと多すぎます。
柄物の柄が悪くなったのや傷んだ木を捨てながらの植え替えは気合が入らないものの
また外棚で以前のような姿の良い木に仕上げることを夢見て
鉢数減らしに精を出しています。
あれから4ヵ月。
画像を見比べるまで気付かなかったのですがすでに生育を始めたようです。
下の派手仔は落ちてしまいましたが上の仔2本は葉繰りしています。
こちらはものになりそうかも。
いかに三光中斑剣龍とはいえ御城覆輪並みの増殖は期待できず
5割の歩留まりなら御の字としたものです。
風蘭鉢に植えていると衣装替えは自由自在。
こじゃれた錦鉢に入れて撮影してみました。
3本立ちのほうも下葉落ちることなく無事に越冬。
アタリも潰れていないようです。
こちらはドラゴン模様の鉢に入れてみました。
小さなポロリ木は意外にも健全な根がたくさんあって
今年は作上がりしそう。
仔出しまであるかも
それはともかくポロリから3作して倍くらいの大きさには育っています。
今年は暖かくなったら外棚に出そうと思っていますが
果たしてご機嫌が続くのか損ねるのか
ハラハラしつつ見守る季節が幕を開けました。
昔育てていた頃、都鳥といえばほとんど柄の見えない三光中斑芸でしたが
そんなのは影を潜め、今は普通の西出の柄になってしまっています。
それを束ねてまた寄せ植えしてみました。
芸的には中の上クラスといったところ。
しかし普通の西出柄で落ち着くのかなと思っていたところ
更に派手気味に進んでいる木も散見されました。
そしてさらに派手な柄に進んだ木も・・・。
これはなかなかというかかなり綺麗です。
真鶴芸まで進まない所が絶妙でトップクラスに任命しました。
長く付き合っているとマンネリ気味で手に取って見ることは少なかったのですが
改めて変化があって面白い品種かなと思っています。