あれから半作。
接木でもしたかのような面白い姿です。
下の仔を外してみました。
これは余ったから売っちゃおうかなと思いましたが
よく見ると仔の卵が軸にたくさん付いています。
生育が早い品種ですからこれが全部動き出したら
あっという間に大株となりそうです。
・・・しばらく様子を見ることとします。
あれから・・・もとい、これはお初でした。
入手したのは2年前。
それまでこの手の芸の木はとても高価でしたから
ようやく庶民的な値段で出たと何本か入れてみました。
でも、時の移り変わりは早いもので
今は株分けしても元が取れるかどうかは微妙です。
それはともかく木を太らせたいと外せる仔は全部外して育てています。
しかし、その目的とはうらはらに木は太らず
すぐに新たな仔を付けるところなど、さすがは実生です。
それでも丸い葉にグイッと突き出た鈴虫剣はお見事。
どうです、これが数千円なら誰でも思わず入手してみたくなろうというものです。
って、一応手元にありますが~。
ブログは綺麗な画像で飾りたいと思うのが人情というものです。
でも、棚にはこんなトホホの木もあったりします。
建国殿№1ですがもったいなくも芯痛。
運よくラストチャンスでパイナップル芽が1本出てくれました。
仔はそこそこ柄があるものの
親木がこんなですからパイナップルの威力は半減。
早く成熟してしまったのか
たくさんの稚葉の分だけアタリが付いてしまいました。
これはたぶん花芽だらけでしょう。
やはり木勢があるかないかで天と地の差になってしまいます。
あれから2週間。
次の天葉が見えてきました。
じ、地味柄になっています~ぅ。
すねを齧る親がいなくなってこれではならじと思ったかどうか。
でも、夏の株分け効果か仔が1~2本。
こちらは最上柄っぽい感じです。
一方、パイナップル芽はまだ勢いを維持しているのか
アタリの気配すらありません。
これはいい感じ。
先送りしてくれたほうが利息を仔でたくさんいただけるというものです。
あれから1作半。
更に葉数を増しています。
これで3,5号鉢ですからそれほどのボリュームではありませんが
この品種のうまみが凝縮された好ましい株立ちになってきました。
派手仔を処理すべきなのでしょうが
下葉に紺地があったりしますからなかなか思い切りが付きません。
パッと目に留まりますから花と思えば残しておくのも一興かも。
あれから半年。
なんとなく楽しみだった柄はこんな風に。
いきなり派手柄といった感じですが
逆三光中斑風な柄は気をそそります。
このパターンで紺地を維持してくれれば芸的に面白そうですが
たぶん次の葉は新月殿になってしまうのでしょうね。
長らく日照りが続きました。
でも、降り出したら毎日雨。
気が付けば夜は虫の音がうるさいくらいです。
秋ももうすぐそこまで来ています。
でも、降り出したら毎日雨。
気が付けば夜は虫の音がうるさいくらいです。
秋ももうすぐそこまで来ています。
羆覆輪はあれから2ヶ月。
葉繰りは半分から1枚弱でイマイチでした。
ミズゴケ植えよりも水や肥料分を保持出来ない為なのでしょう。
でも、水さえやっておけばあとはメンテナンスフリー。
これで自己完結しているたくましさが魅力的ですから
たぶん元に戻すことは無いでしょう。
仔は今のところ2箇所から。
増えのほうはまずまずです。
あれから2年と3ヶ月。
下葉の持ちが良くないので
芽数は増えているものの姿にそれほど変わりはありません。
でも、白縞の出た元親はそれが覆輪に回ってすっかり様変わり。
萌黄縞は見えなくなりましたので御剣そのものです。
太陽殿と貴母殿は親類関係と言われていますが
こんな画像を見ると一目瞭然です。
あれから1ヶ月。
下葉2枚は戦線離脱。
2本の仔も戦力としては心細いのですが
親木の天葉は派手からず地味からず。
これは木勢の回復を待って今後に期待です。
この木に関しては夏の日差しが強すぎたわけですね。
黒牡丹はこんな感じで一進一退な時期が時折りあります。
と、最後はテンション下がってしまいました。
あれから1ヶ月。
ふと見ると半柄気味だった親木の天葉の紺地が更に後退しています。
暗まない黄縞ですからこれ以上派手になったら困ります~ぅ。
これもまずいことが起きる兆候かと、更に葉裏などをよく観察してみると・・・
お゛~、なにやら紺中通しが垣間見えます。
下葉もなんとなくそんな感じ。
反対側の葉にもその兆候がありそうです。
夢のそのまた夢の黄牡丹錦覆輪になるのでしょうか。
いや、絶対なるはずです。
そんな目で仔を見ると覆輪種に良くあるように
紺中通しがだんだん太く入るパターンが見られます。
この仔は外側から黄、白、紺の3色覆輪で完成したら綺麗かも。
いや、絶対この世のものとも思えないほど綺麗なはずです。
伸びだした仔にはとりあえず柄も紺地もありそうです。
その他にも仔かどうかはともかくアタリは盛りだくさん。
覆輪が完成する前に縞の仔もたくさん取らなくっちゃ。
ちょっと目が離せない株になりました。
あれから1ヶ月。
まずい! まず過ぎます。
親木の天葉は紺地が残りわずかになってしまいました。
大仔も同じくお付き合いです。
その上の仔と今年の仔はユウレイ地合い。
もう1本仔が出ましたがこちらはどうか。
ところでどちらも花芽予定位置からの仔で、これが私の理想とする増え方ではあります。
富貴蘭の増やし方を実践した成功例でしょうね。
また、大仔のアタリが仔で出るとすればこれも金牡丹。
最初から金牡丹だと思えば大歓迎といったところですが、
これは黒牡丹ですから残念ながら柄が残念です。
数年後には白冴えする柄で大型金牡丹の株立ちが完成するかも。
見たいようなそんなの見たくないような複雑な心境です。
あれから1ヶ月。
過去画像を見比べてみるとガッカリです。
成長は明らかにスローダウン。
下葉を振るうとやはり弊害は出るものです。
でも、赤黒い2本の仔は艶やか。
まだ生気は失っていないようです。
これからは涼しくなることでしょうし
気を取り直してがんばります。
と、ここで良い黒牡丹を入手する秘訣をいくつか。
まずは本物の黒牡丹を棚に入れることです。
当たり前のことではありますが、これがそれなりの高さのハードルだったりします。
恐ろしいことに最初に贋物を入れてしまえば、その後モロモロの理由で本物と巡り合う事は無いでしょう。
そして次は柄を出す妙な自信があること。
というかこの木は良くなると何か感じることが出来ればです。
そして自信が有ればいくら時間が掛かってもその時間を楽しむことが出来ます。
次に作。
金牡丹の青ですから丈夫そうな感じですが
墨の多い木などは意外に弱体です。
それをクリア出来る妙な自信も必要です。
最後はお値段。
相場もあるし各自の胸算用もありますが
もし、ピピッと感じるものが目の前にあったら、これは言い値で買うしかありません。
値切って買える木ならば売るほうもそれだけの思い入れしか無い木ということです。
値段を理由に流せば、まあ、次の機会は経験上ありません。
そして、一本面白い木を入れてしまえばしめたもの。
いろいろな変化を楽しめますが
そこへ辿り着くまでがこんなふうになかなか大変です。
でも、そこからがまたいろいろ大変かも
あれから1ヶ月。
それまでの2ヶ月間と同じ天葉半分の成長です。
やはり風蘭はお暑いのがお好きとみえて
その成長スピードは倍速モードとなっています。
この調子をいつまでも続けたいものですがそろそろ秋の気配でもあります。
ちょっと角度を変えて。
派手仔は下葉1枚落ちて天葉半分出ました。
今年の新入りはしばらく真っ赤で柄が不明でしたが
ようやく明らかに・・・。
最上柄っぽい感じです。
3本並んだ仔達はこんな感じ。
奥の仔は後ろのほうに柄がありました。
小さな木を入手して7年。
まだ油断は出来ませんが、ようやく力感溢れる株立ちになりました。
ひとつぐらいは株立ちをと割らずに育てています。
親木は1本縞程度でしたが、天葉に突然細かい千筋柄が出ました。
これがあるから普通の黒牡丹でもなかなか手放せずにいます。
このアタリは仔かも
この仔に付いたアタリも仔・・・かも。
・ ・・なんていえば何を寝ぼけたことをと言われそうですが
こちらの仔からはちゃんとアタリが伸び出していますから~
そういえば今年は黒牡丹が好成績です。
たとえばこちらの木など・・・。
花芽を付けるのを忘れたかのよう。
これらも6月下旬植え替え組です。
あれから待つこと3週間。
ようやく開花までこぎつけました。
昨年はあんな感じで終わってしまいましたから
今年はこれでどうかと見守っていましたが
ひとつはちょっと開いて黄ばみ
もう一つがぎりぎりセーフといったところでしょう。
まん丸でぽっちゃりした花は見るからに変わっています。
いろいろな角度から撮ってみました。
花が咲くかどうかでこんなにハラハラドキドキ感を味わうとは~。