あれから3年半。
1本ずつ分けて育てていましたのでそれぞれが大きく育ってくれました。
そこで意味不明ながら合体させてみることに・・・。
4号鉢にようやく収まる大きさでなかなかの大迫力です。
高価だった昔ならとんでもないことですが
今はこんなお遊びも気軽にできるようになりました。
友達がいないような植え方ですが
欲しいと希望されてもほかで安く買ったら~とか言えますもんね。
ところで一連のこのタイプの品種は枯れた袴をピンセットで摘まむと
ピシっという音と共に気持ちよく剥がれます。
何故かはわかりませんがそんな変なところがお気に入りです。
あれから1年と8ヶ月。
ようやく重い腰を上げ株分け出来ました。
元親は1本仔付きになってもこんな姿です。
そしてこんな仔も何鉢か出来ました。
とはいえ増やしてももうすでに時遅しでしょう。
実生で似たような姿の木が増え過ぎましたから。
今はホンチャンの欲しい奇特な方が買ってくれるくらいかも。
そうはいっても数年作りこめばこんな立派な姿になりますから
その潜在能力にはまだまだ捨てがたいものがあります。
何鉢かになった割り子もこの姿を目指して作に励みたいものです。
あれから8ヶ月。
小さな仔が生長して結構にぎやかになっています。
しかし仔出しは片面だけに集中し姿もイマイチですから
そろそろ株分けも考えなくては・・・
って前回もそんなことを言っています。
腰が重いんですよね。
一方、こちらは四方から仔が出た美術株候補。
今年の内閣総理大臣賞の卑弥呼のようなイメージに仕上がってくれればと思っています。
でも、これから先20年は掛かりそう。
あれから3作。
さすがに3年も経過すると枯れた葉の上に8枚積みあがり
その痕跡は消えつつあります。
が、この木は入手時の印象からすると葉姿がイマイチ。
作り直したほうが良さそうかななんて考えています。
揃った葉丈で素直な感じに育てるにはまだまだ修行が足りないようです。
ところでもう一鉢あるこちらの木。
姿は今後の修行次第として運良く仔が四方からポポポンと出てくれました。
うむ、これは美術株候補です。
自己主張の強い姿ですからあまり大株になってもどうかなとは思いますが
周りの仔が親木サイズになる頃にはちょっとした見頃かもしれません。
もちろん修行の成果が出ていればの話ですが・・・。
あれから半作。
葉の長さが揃わないだけならともかく
とっても短い葉が出てしまい、
それがあれよあれよという間に枯れてしまいました。
いわゆる稚葉というやつだったのですね~。
稚葉は寿命が短いとしたものです。
これで鑑賞価値は半減。
いやいや作り直しの楽しみが増えたというべきか~
とりあえずもう一本仔がつきました。
その仔の稚葉もやっぱり枯れていますね。
入手してから冬の間、しみじみと眺めていましたが
どこから見ても青軸と見まがうばかり。
これで青根だったら毘沙門天なんか霞んでしまいますが
やっぱり伸びたらちょっと泥根でした。
それにしても棚が変わると葉の長さは揃わないものですね。
頑張ったけれど、正直どう頑張ればよいのか分かりませんでした。
でも、欲しかったこのタイプの葉変わり品種も着々と棚に揃いつつあります。
単純に見比べるだけですが、それもこの趣味の原点でなぜか面白いんです。
先日の横浜の交換会で入手しました。
コレクション的にも欲しかった品種ですが
ボリューム感があってビシッと締まった姿は完璧。
入手したばかりのものをブログに出すことはあまりないのですが
これは以前から棚にあるような雰囲気なもので・・・。
これ以上葉を短くしないよう頑張らなければ。