あれから1年と8ヶ月。
以前育てていた木は増え木も含めて派手に進みやすかったらしく
この品種にあまり良い印象は持てませんでした。
しかしこの木にその気配は微塵も感じられず
派手気味に出た大仔さえ親木並みの柄になってきました。
なので次の仔も1本は大丈夫そう。
富貴蘭を趣味としている以上、三剣は欠かさず持っていたいものです。
あれから1年と8ヵ月。
これ一鉢しかない虎の仔ですから大切に育てていますが
そのおかげか葉数が増えて見栄えは良くなっています。
仔も同芸で育ちそう。
クリプトモス植えは乾きが抜群ですからこんな植え方も出来そう。
錦鉢もただ飾っておくより積極的に普段使い出来ればと思っています。
またご無沙汰してしまいました。
宝剣はあれから7年。
こちらも随分ご無沙汰でした。
といっても当時の宝剣は派手になったりして枯れてしまい
上の木はその後、手持ちの貫雪から出たものです。
仔にも紺地が垣間見えますので筋は良さそう。
貫雪はこんな感じで数鉢寄せ植えで育てています。
それにしても本当にしばらくぶりで三剣が揃いました。
そういえば今年の日本富貴蘭会の銘鑑が割と大きく変わりました。
まず令和になったからというわけではありませんが
日本の国旗、日章旗が入ったのは喜ばしい限りです。
そして3本柱の全盛に3品種扇型に並んだのも新しいところです。
その3本柱の全盛の一枠に三剣が入っています。
三剣は全盛品ですから買ってもそんなに高くはないのですが
末永く維持するのは困難ですし
そもそも完全覆輪の売り物はなかなか無いという
面白いポジションではあります。
その他でも見れば見るほど興味深い銘鑑ですから
ぜひ日本富貴蘭会に入会し、入手していただければと思います。
話変わってこれからは冬間近という事もあって週間天気予報は毎日雨マークです。
窯に火を入れるのもこれが最後でしょう。
今回も上のほうまで火が回り鉢は完璧に焼けそうです。
20㎏で2千円の成型木炭を使っていますが
これで2百鉢ぐらい焼けます。
一個10円ですが洗う手間を考えたら格安ですね。
それに焼ける様子を見るのは楽しいものです。
鉢は10数個積み重ねますが火力の強い下のほうは
灰になったミズゴケなどが釉の役目をするのか
鍔の部分がつやつやと光っています。
風蘭を植えるとここら辺が一番汚れますのでちょうど良いかも。
こんな感じで植え替えしたり鉢を焼いたりして遊んでいると
季節はあっという間に進んで行きます。
いくらなんでも明日からは家の周りを囲ったり庭木を囲ったり
山野草などの鉢を棚下に入れたり車のタイヤを交換したり
柿をもいだりなどなど冬支度に取り掛からなくっちゃ~。
あれから8ヶ月。
今まで何とか持ちこたえてきましたが
今年の冬でとうとうやってしまいました。
もうボロボロ、枯れ落ちてしまった仔もあります。
そのうちカテゴリーを三剣から二剣に変更せざるを得なかったりして。
あれから1作。
葉繰りは1枚で姿はほとんど変わらず。
でも天葉が更に派手になって心配だけが増えました。
花芽が付かない分、仔吹きは良好ですが
ハデ仔はすぐに枯れ落ちてしまいます。
入手して8年くらい経ちましたが、思えばこれも気難しい品種です。
そういえばこれにも予備がありました。
あの時の下のほうの木です。
宝剣になりそうな親木はまた貫雪に戻りましたが
仔のほうは完全覆輪です。
でも、これもまた時間が掛かりそう。
あれからちょっとの葉繰りです。
皴を引きすっかり色艶は失せてしまいました。
仔吹きは良好で毎年何本か仔は当たってくれるものの
派手な葉が目に沁みる株立ちです。
昨年は完璧だと思っていた親木の天葉まで派手になってしまいました。
決して持ち崩したとは思っていませんが
なにやらそっち方向に向かっているような気がしないでもありません。
こんなの育てて何が面白いんだろうという気もしますがさにあらず。
これの親木のあたる貫雪は剛直な葉姿ですが
覆輪になると繊細でたおやかな雰囲気に一気に変わるその落差が面白いと見ています。
どうせあの世には持っていけないものですから
自分の手から離れたら枯れてしまうような木なら気楽に育てられるというものです。
もちろん育てている間は一生懸命です。
あれから8ヶ月。
木勢が向上したと胸を撫でおろしたのも束の間。
今度は天葉が派手になってしまいました~。
フツフツと新たな仔も湧いて
せっかく株になりつつありますから元に戻ってほしいものです。
一方、あの時の予備(下のほうの画像)ですが
親木の天葉は紺が葉先を突き抜けなかなか覆輪が決まりません。
でも幸い仔は完全覆輪ですから生長を楽しみにしています。
それにしてもなんだか今年の三剣はイマイチです。
だんだん小さくなる一方でやきもきしていましたが
今年はあれから珍しく作上がりしてくれました。
やはり弱い品種ですから今まで冬期間の半年休眠は
ちょっとこの木にとって酷だったのかもしれません。
もう休眠の時期にはなりましたがこれからあと3ヵ月後、
3月初めには少しずつ温度をかけて目覚めさせたいと思っています。
この木がご機嫌なのは嬉しいことです。
6年ほど前に入手した時は完璧な姿でしたが
残念ながら作落ちさせ、小さくなったままなかなか大きくなってはくれません。
ずっと張り付いたままの派手目な仔がいけないのでしょうか。
株分けしたら更に頼りなくなりますから
このまま全体が大きく育つよう今年は復活目指してがんばります。
これを作落ちと言わず何を言うのか~
・・というほどに一目瞭然となりました。
昨年より状況は悪化しているようです。
でもこれで枯れてしまわないのが富貴蘭のよいところ。
今年は復活目指してバンバリましょう。
予備のほうはまずまずですが
片側完全覆輪と不完全覆輪の珍しいパターン。
仔もその通りの柄で分かれています。
御剣が出ましたのでついでに宝剣と剣龍です。
宝剣は瀕死の重体から立ち直ってくれましたし
この剣龍は物になりそうな仔がたくさん出て
奇跡的に株立ちになってくれそう。
何れまだ先は見えないのですがその分楽しみです。
三剣などは日が強ければ確実に葉焼けしますし
日が弱ければ徒長して、出た仔を育てる力もなくなります。
その他の条件も含めて環境を整えるのがむずかしい品種ですが
このような三剣種やなかなか仔が出ない品種を
育つように育てる、なんとか仔を出させてみる
という方面に向かうのはワクワク感があって面白いものです。
一緒に育てている丈夫な品種が更にパワーアップしてくれるのも
こんなのと共存させていて目配りが出来ているおかげかなと考えています。
今年、一年間ありがとうございました。
皆様、良いお年をお迎えください。
11月に突入したというのに今日は暖かい一日でした。
寒い朝もありましたがまだ霜は降りず、晩秋の景色にも程遠い感じです。
風蘭を植え替えたときに使用済みの水苔がたくさん出ますが
お金で買ったと思えば捨てるのがもったいなく
貯めておいてコンクリートに敷きタイリントキソウを植え込んでいます。
今頃は霜に当たって葉が黄ばんでしまいますが今年はまだ青々としたまま。
以前は赤花と白花、上柄と柄抜けなど分けていたのですが
興味がなくなったら全部混じってしまいました。
何か秋らしいものをと探したらちょうど赤い実に
アネコムシがとまって日向ぼっこをしていました。
よく見るときれいな虫ですが寒くなると家の中に入ってきて
間違って触ると臭くて閉口します。
富貴蘭もなるべく外で水遣りしたいと取り込むのを我慢していたのですが
来週の天気についにマイナスの気温の予報が出てきました。
もう待ったなしですね。
前置きが長くなってしまいましたが剣竜の次はやはり宝剣。
以前枯れそうになって半分諦めかけた木ですが
なんとか生き返ってくれました。
まだ病み上がりで貧相な姿の親木ですが
木勢の落ちたのが幸いしたのか花芽が付かず
仔がたくさん出てくれました。
派手柄の仔が多く、物になるのは1,2本といったところかも?
宝剣らしい、ごつい姿に育ってもらいたいものです。
風蘭のほとんどは葉が外側に柔らかい曲線で弧を描いているのに
富貴蘭でいうところの三剣(宝剣、剣竜、御剣)という品種は
自然に逆らったかのように内側に逆反りしています。
初めて見たときの何で?という新鮮な驚きが
いまだに刷り込みとして残っています。
それでもようやく棚に入ったのが一昨年の秋。
なんとか買える値段にまで下がったということです。
宝剣ですから陰作りのためか線が細いのは仕方ありませんが
秋田では冬を越す体力がなかったようで3月にはこの状態。
う~ん、夢の宝剣が夢で終わるのかとあせりました。
やはり入れるのは春から夏にかけてがよさそうです。
それでも、幸運にも枯れ込みはここで止まり
秋までにはこんな状態まで持ち直してくれました。
短い葉が一枚出ただけですから木勢が落ちていて危なかったですね。
昨年はもう少し回復して夏と秋の状態がこれです。
葉は前より短くなりましたががっちりした姿を見てみたいので
以前の葉が入れ替わる3~5年後を楽しみにしているところです。
それにしても仔の方は一本も外していないのにあまり印象は変わっていませんね。
仔出しは良さそうなのですが、それなりのものしか残らず
後は出ては枯れ出ては枯れ状態です。
画像を並べていて気付きました。
富貴蘭でいうところの三剣(宝剣、剣竜、御剣)という品種は
自然に逆らったかのように内側に逆反りしています。
初めて見たときの何で?という新鮮な驚きが
いまだに刷り込みとして残っています。
それでもようやく棚に入ったのが一昨年の秋。
なんとか買える値段にまで下がったということです。
宝剣ですから陰作りのためか線が細いのは仕方ありませんが
秋田では冬を越す体力がなかったようで3月にはこの状態。
う~ん、夢の宝剣が夢で終わるのかとあせりました。
やはり入れるのは春から夏にかけてがよさそうです。
それでも、幸運にも枯れ込みはここで止まり
秋までにはこんな状態まで持ち直してくれました。
短い葉が一枚出ただけですから木勢が落ちていて危なかったですね。
昨年はもう少し回復して夏と秋の状態がこれです。
葉は前より短くなりましたががっちりした姿を見てみたいので
以前の葉が入れ替わる3~5年後を楽しみにしているところです。
それにしても仔の方は一本も外していないのにあまり印象は変わっていませんね。
仔出しは良さそうなのですが、それなりのものしか残らず
後は出ては枯れ出ては枯れ状態です。
画像を並べていて気付きました。