あれから半年。
寄せ植えした中で最も小型化した木は根も少なかったのですが
2作ぶりに植え替えたせいか復活してきたようです。
作が悪くて大きくなれないのと極矮化方向に芽変わりしたのと半々ぐらいに分かれそう。
こちらは標準型の都鳥。
鉢の中の新根もクリプトモスの中を駆け巡ります。
ヤフオクに出品中です。
ご覧いただければ幸いです。
あれから1年と7ヵ月。
当時もミズゴケは新しくその時以来の植え替えのようです。
寄せ植えしていた1枠10鉢をバラバラにしてきれいにし
また姿の良いのから順番にセレクトして組み直しました。
鉢もコケも汚れてボロボロでしたがすっかり見違えました。
ず~っと昔のような地味柄の木は見られなくなったものの
1本1本がはっきりした柄ですし姿も可愛らしいく好ましい限りです。
こんな寄せ植えが一枠10鉢あったら壮観ですが
中には西出に逆戻りする木も
こうなったらもう都鳥には戻らないようです。
今のところはまだ都鳥の枠に収まっていますが
そのうち銀世界の戻りと共に西出の枠に行って
どれがどれやらわからなくなってしまう事でしょう。
昔育てていた頃、都鳥といえばほとんど柄の見えない三光中斑芸でしたが
そんなのは影を潜め、今は普通の西出の柄になってしまっています。
それを束ねてまた寄せ植えしてみました。
芸的には中の上クラスといったところ。
しかし普通の西出柄で落ち着くのかなと思っていたところ
更に派手気味に進んでいる木も散見されました。
そしてさらに派手な柄に進んだ木も・・・。
これはなかなかというかかなり綺麗です。
真鶴芸まで進まない所が絶妙でトップクラスに任命しました。
長く付き合っているとマンネリ気味で手に取って見ることは少なかったのですが
改めて変化があって面白い品種かなと思っています。
あれから2年と7ヶ月。
歳月は流れる水のごとく
変わるものと変わらないものが混在しています。(なんのこっちゃ)
変わったのは仔。
いくつかの仔が大きく育ってモロ西出に・・・。
取って付けたような姿となっております。
変わらないのは元親1本。
相変わらず詰んだ姿を維持しています。
たまに西出に返ることはあってもこんなことは珍しく
何やら不思議な気持ちになります。
数増えればいろいろ出るのでしょうが
これは系統的に見ればぜんぜん面白くないんでしょうけどね。
こちらはその芽数を増やした株立ち。
比較的姿はまとまっています。
でも柄はどうなんでしょう。
そういえば昔はこんな感じの地味な柄ばかりでしたが
それはいつしか姿を消しハッキリした白覆輪だけになっていました。
こちらも不思議といえば不思議です。
あれから5ヶ月。
早くも葉繰りは2枚・・・といっても短い葉ですから自慢にゃなりませんが
なんと仔がたくさん当たっています。
今までしばらく1個も仔が出なかったのに株分けしたとたん・・・。
やはり株分けは刺激になるのでしょう。
株分けと言うと全部をばらばらにするイメージしかなかったのですが
3本立ちくらいまで株を縮小しても刺激の効果がありそう。
なるほどこれは結構勉強になったと言う感じです。
あれから一作。
賑やかそうな株ですが何年経っても本芸は真ん中の3本だけ。
このままでは周りの無芸に埋もれてしまいそうと
やっとのことで株分けに踏み切りました。
分けた残りのものは西出風の間延びした木と
その柄抜け。
それに都鳥風の柄抜けに分かれました。
ううっ、詰まらんと思いつつ捨てずに育てております。
こうして鉢数だけが無駄に増えていくと・・・。
3日は美咲園さんの楽しい忘年会。
最近は関東方面に出歩くことも無くなって心苦しいのですが
出席させていただくことにしました。
余興の交換会用の品物を持ってくるように言われましたので
色々迷ってようやく10鉢ほど見繕いました。
そういえば植え替えでミズゴケのアンコを握ったのは久々、懐かしい気分になりました。
思えば棚にあるのは値段が付かない安い木と、いかにも植え替えが面倒そうな株立ち、
それにまだしばらくは棚に置いておきたい木の3種類のみ。
まあ、安い木でもしっかりと育てれば見違えるような姿になりますから
手入れがたっぷり出来る時間が取れる日まで素材として暖めていたいと思います。
最近は関東方面に出歩くことも無くなって心苦しいのですが
出席させていただくことにしました。
余興の交換会用の品物を持ってくるように言われましたので
色々迷ってようやく10鉢ほど見繕いました。
そういえば植え替えでミズゴケのアンコを握ったのは久々、懐かしい気分になりました。
思えば棚にあるのは値段が付かない安い木と、いかにも植え替えが面倒そうな株立ち、
それにまだしばらくは棚に置いておきたい木の3種類のみ。
まあ、安い木でもしっかりと育てれば見違えるような姿になりますから
手入れがたっぷり出来る時間が取れる日まで素材として暖めていたいと思います。
その素材候補はあれから2作余り。
株分けしても喜びが無かったのでしょう。
そのまま2年経過しています。
ご覧の通りの持ち崩し。
そろそろ真ん中の3本を救出しなくちゃまずいです~。
昨年は暑い夏、しかも置き場の日がちょっと強かったのか
下葉がポロポロと落ちてしまいました。
都鳥から出た真鶴は固定しているとタカをくくっていましたが
紺地が多くても木そのものはやっぱり弱体化しているようです。
新根がたくさん出てとりあえず超作落ちは免れましたから
次は気合を入れて作り直しです。
何を隠そう、あの時の下の株は今、こんな感じです。
ズタボロですね。
昨年は雨が多く乾きが悪い為、古根を腐らせて
こんな風になった株がそこそこ出てしまいました。
株分けして作り直すのも手なのですが
新根がたくさん出て回復しつつありますから
しばし様子を見るのも良いかなと思っています。
台風一過、また夏の日差しが戻って今日も暑い日になりそうです。
白鷺はあれから半作。
親木の天葉はすでに2枚出て、今年も真鶴芸にしては上々の作です。
仔も着々と発生し、すでに9本立ちになりました。
白鷺は良く育つといっても、どうしても真鶴とオーバーラップしますので
求めるにしても都鳥から出すのがタダですし最良の策でしょう。
でも、真鶴ほどには出てこないのが都鳥の欠点(長所)かも。
こまめさん、紀伊さんところのも調子が良さそうで何よりです。
都鳥を育てているとたま~に更に小さく葉の詰んだ仔に出会います。
これは世に言う八房性というのでしょうか、
やけに仔出しが良くあっという間に株立ちになってしまいます。
更に変わった仔が出るのではと俄然期待してしまいますが
この株は親木を含めた3本立ち以外に出た仔は
柄抜けの青と、なんと普通の西出です。
柄抜けからもでかい葉がでています。
都鳥の葉がだんだん伸びて普通の西出になるケースは経験していませんが
このように出芽からいきなり大きくなる先祖返りみたいなことは稀にあるみたいです。
増え木が全部都鳥なら嬉しいことでしたが世の中ままならないものです。
やはり中透け柄ということで弱体なのか
あれから葉半分ほどの生育でした。
でも、越冬中、痛まなくて何より。
おかげで今年も掌中の珠といえるこの芸が堪能できます。
西出系の真鶴芸は良く育ち、しかも同じ芸で株になってくれる木はなく
枯れるという前提がなかなか外れませんでした。
単独では数年くらいしか葉を維持できませんから
出てくると一芽損したという意味合いもあって嫌われ者です。
そうは言っても芸の美しさは富貴蘭のなかでもピカイチ。
なんとか育つ真鶴芸をと夢見てきましたが
それが姿の愛らしい都鳥から出たのは嬉しい限りです。
紺地が深く入り派手方向には崩れないというところがミソなのでしょう。
花芽が付き難いので仔が出放題なのも頼もしいところです。
たくさん増やさなければ~
あの時の白鷺はこんな感じに・・・。
現在、芽数は9本。
今年の新仔は細立ち葉で萩宝扇のようです。
でも、そのうち白中斑が現れるでしょう。
まだまだ姿は良くなりそうですが
でも、もうすでに理想の姿真っ只中かも~
いわゆる真鶴芸ですから
本心はいつ倒れるのかとビクビクものですが
今年の天葉は青に近いくらい紺地が深く
その心配もはるか彼方へ遠ざかりました。
元気な泥根が出るのも普通の真鶴では考えられないことです。
今年は仔も何本か当たっていますし
良い方向に姿が様変わりしてくれることでしょう。
長年作っていて私の棚の都鳥そのものが
西出になることはまずありませんが
仔でいきなり西出に返ることはまれにあります。
どんなメカニズムなのでしょう。
知りたいものです。
ちょっと下葉を落としてしまいましたが
無事に夏を越してくれました。
長かった仔の葉はまた短くなっています。
もちろん柄も出て中透けの真鶴芸。
愛らしい理想の姿に向かってまっしぐらかも~
親木に付いた白鷺もすくすく育っています。
やはり紺覆輪が深く入る親木ですから・・・。
西出真鶴だとこうは行きませんです。