あれから11ヶ月。
昨年夏の極暑の折、中間の葉が黄ばんできましたので
根でも傷んだのかと慌てて鉢を開けました。
幸い、根に異常は無かったのですが物のついでに仔を外してみました。
危険分散です。
スッキリしたせいかその後の生育は著しく
大仔はまたもうすぐ外せそう。
外した仔のほうもなかなかの生育振りです。
最初派手気味に出たとしてもわずかでも紺中通しが伴えば
生長と共に親木と同様な深覆輪になってくれそうです。
こちらは若木というアドバンテージがありますから
早々に4本目の仔が顔を覗かせています。
普通はこんなにうまくいくはずはありませんので
今の幸せを噛み締めたいと思っています。
ところで先日の全国大会の交換会。
黄玉殿の素立ちの若木が一鉢だけ出ていましたが
確か60ぐらいで落札されたようです。
この品種はしばらく長く棚に留めておきたいので出す気はありませんが
このお値段もちょっとした防衛線になってくれるかも~
あれから1ヶ月と3週間。
ミズゴケの汚れ具合から見ても肥培の成果がうかがわれます。
大仔は新根が沢山出てすっかり一人前。
仔2本は紺地がそれなりに有って先々大丈夫そうですが
こちらの仔はどうでしょうか。
2度あることは3度あって欲しいものです。
本体の仔は昨年花芽予定位置から出たばかりですがさすがに勢いがあり
紺地も万全の態勢です。
勢いついでにもう1本仔が出てきました。
せめて釣り枠一つ分は持っていたいという野望があったりしますが
着々と戦隊は整いつつあるようです。
あれから1カ月半。
一番活発な生育期という事で毎日見ても見飽きることはありません。
親木からの仔ですが最初は派手に出ますから
果たして紺中通しが乗るのかハラハラし通しです。
大仔から出た仔はもう大丈夫でしょう。
更にもう1本仔が付きました。
今年の新根はほとんどがトパーズ色。
でも、緑と半々のストライプが出たりもします。
それにしても今年も木勢は抜群で手に取ることが多そうです。
あれから4ヶ月。
新根の出るのはこれからといったところですが
一足早く葉のほうは成長を始めたようです。
冬はしっかりと休眠いただいているせいか春の立ち上がりは良好です。
大仔はすっかり一人前の姿ですし
そこから出た2本の仔も物になりそう。
本体から出た仔は木勢、柄共に太鼓判ですし
その上の仔もかすかに紺中通しが出て期待大です。
稚葉の次の葉にこれがあるのとないのとでは天地の差なんですよね。
思えば以前は派手仔を何本も剪定したものですが
ここ2年ぐらいはずいぶん良い巡り合わせになってきたものです。
今年はどんな動きを見せてくれるのか今から楽しみです。
あれから2カ月半。
秋の2ヶ月で葉1枚の生育となかなかパワフルではあります。
もちろん肥料の回数が多かったのは苔の汚れ具合でバレバレですね。
肥料と言えば今まではやり過ぎないようかなり気を使っていましたが
アンコにクリプトモスを使うようになって根腐れしなくなりました。
多少傷む根はあってもそれが他の健康な根に伝染しないのです。
で、薄~い肥料や活力剤を水やりの度に与えた結果
仔が沢山出てにぎやかになりました。
今から紺中通しも十分で大きくなれば親木程度の柄になりそう。
でも本体の上から出た仔はどうでしょうか。
それにしても昨年の今頃から1作で見違えるよう。
しばらく株分けしないつもりでしたが予想以上の生育で大仔の内側から出た仔が窮屈そう。
来年あたりついやっちゃいそうな気がしてきました。
ところで肥料や活力剤についてはくれぐれもやりすぎにご注意くださいね。
増やされ・・・もとい、根腐れさせても責任は持てませんから~~
あれから3ヶ月。
株立ちになって勢いが付いてきたようです。
株分けしなくても仔出しは良好のようですから
このままでしばらく20年ぐらいは育ててみたいものです。
仔は親木サイズになりましたし
それから出た仔も紺地十分に育ってくれそう。
こちらの仔も何となく行けそうです。
親木から出た仔も紺中通しがきましたので物になってくれそうです。
その上に付いたアタリはどうでしょうか。
このペースが毎年続いたら凄いことになりそうです。
あれから半年。
昨年の今頃のようにたくさんの新根は出ませんでしたが
昨年以前の根は全部落ちることなく健全でしたので鉢の中の根はてんこ盛り。
今年の生育は旺盛のようです。
大きな仔に付いた仔には紺地が現れ少しは期待できそう。
早くももう一個仔が付きました。
更に親木の花芽位置からも仔が出てきました。
勢いのある仔ですから紺地が付いてくれればとつくづく思ってしまいます。
ところでヤフオクに金牡丹黄縞など少し出品させていただきました。
ご覧いただければ幸いです。
あれから3ヶ月。
沢山新根が出て元気になったせいか
今年は下葉を落とすことなく木が充実してきた感じです。
とはいえ古木に近づいて花芽ばかりとなり痛しかゆしでもあります。
増やすのは若木である仔が頼りとなりますので
再度の植え替えついでに見込み無さそうなハデ仔を1本外してみました。
写真を撮るにしてもだんだん画面に収まらなくなってきましたので
来春は2鉢並べることになりそうです。
あれから2ヶ月。
親木はもうすっかり古木の域に達したのか
ここ数年は花芽ばかりになってしまいました。
深覆輪品種ですから少し花芽を控えて空き家を作って欲しいのですが
木勢が良すぎるというのも善し悪しかなといった感じです。
仔のほうはそんな親木の養分を一身に受け
アタリがもう1個付きました。
でも上の仔と同じくユウレイのようです。
親木以上に紺地のしっかりした仔なのですが
生まれたばかりの稚葉に紺はありませんでしたからそれ由来の仔なのでしょう。
次に期待です。
あれから1ヵ月。
天葉はそれほどでもありませんが
根はわしゃわしゃと伸びてきました。
緑根、黄根、それに2色に分かれた根と賑やかで楽しませてくれています。
だからといってこのまま余裕こいていては根が鉢の縁から飛び出し
手に持って眺めることが困難になってしまいます。
そこで植え替え。
まだ真新しいミズゴケでしたが躊躇なく植え替えです。
これで新たに仔の1本でも出てくれればよいのですが・・・。
この仔は外れそうでしたが思いとどまりました。
親木についている限り生育は良好でしょうから
これからが仔出し本番と目論んでいます。
あれから7ヵ月。
親木の下葉が2枚落ち、自棚から出た葉のみとなりました。
少し小振りな姿にはなりますが締まって葉肉を盛るためか
たおやかな湾曲葉となりこれが自分的には好みの姿ではあります。
紺地たっぷりの仔のほうはそろそろ外し頃かも。
今年も木勢は良さそうで新根がたくさん出てくれました。
あれから3ヶ月弱。
春からですと1枚半ぐらい葉繰りしたようです。
これから晩秋に向けてもうひと踏ん張りしてもらいます。
仔のほうはというと派手仔を外したおかげかぐんぐん成長。
早くも親木サイズになろうかといったところです。
それに付いたアタリも大きくなってきましたが今のところ紺地無し。
ここから紺中通しが出るとはまだ信じがたいのですが
今度は短気を起こさず見守ろうと思っています。
あれから2ヵ月。
新根が鉢の縁にまで達しましたので
植え替えついでにハデ仔を外してみました。
そうしたらというわけではないのでしょうが
葉に邪魔されて固まっていた新根が方向転換して動き出し
仔にアタリまで付きました。
やはり何かしらの変化はあるものです。
一方、外した仔は立派な根が付いていてもったいないので
別鉢に植えていましたが(何しろ黄玉殿ですから~)
外した途端生育はぴたりと止まり枯れ始めています。
根は立派でももろに親木から養分を頂いていたんですね。
黄玉殿は派手でも後に紺が乗ってくると教えられましたが
どう考えても見込みのない仔は外して次に期待したほうが良いのかもしれません。
あれから8ヵ月。
天葉の附けが見える前に次の葉が覗いています。
姿はだいぶ整ってきましたし木勢も良さそう。
ただし花芽が2個付き空き家は順調に消化されています。
古木になってしまった親木ですが今年は何とか打開しなくては。
それにはもう紺地の見込みのない仔を外すに限ります。
でも、派手仔から出たイエロートパーズ色の根がものすごくきれいなんですよね。
(そういえばイエロートパーズなんて見たことありませんが~)
それはともかくしばらくこのまま楽しむ心の余裕は必要かも。
あれから2ヶ月半。
ふと気づけば昨年よりも天葉は作上がりしています。
それにしてもコケや鉢がずいぶん汚れてきましたのでそろそろ植え替え時かも。
黄ばみつつある下葉2枚を外せばすっきりした姿になってくれそう。
仔1本は上々の覆輪になってくれましたが
派手仔2本が生育の足を引っ張っているのかなと思わなくもなかったり。
植え替えついでに外したい欲求が頭の中を駆け巡りますが
もうちょっと我慢してみようと思っています。
でもこれだけ派手だともう紺中通しは出ないでしょうね。