楽しみな全国大会が近づいてきました。
こちらからは明日出発すべくただいま準備中です。
関東での大会はいつもレベルが高く
これならせめて銅賞くらいはと思っても落選しちゃいますので選定が悩ましいです。
ただ、展示品はともかくそれより悩ましいのが即売品。
今年は交換会がなくそれぞれが持ち寄った木に思いの値段をつけて即売します。
交換会で安くたたかれることもありませんから
今までほとんど見ない品種が出てくるかもと期待しているところです。
ところで手数料が2割ですから自分的には値段の張るのは更に高くなって売れないだろうと
そこそこの品を持っていくつもりでおりました。
ホテル代と電車賃ぐらいになってくれればいいかなと。
そんな感じで選定していたところ連れ合いからたくさん売れという鬼指令が・・・。
もちろんたくさんというのは金額のことでしょうね。
そこで急遽変更しようやく持っていく即売品が決まりました。
多少は宣伝というか営業努力もしなくてはと画像を
まずは金牡丹黄縞です。
黒牡丹縞(C)の仔ですが紺縞はほぼなくなっています。
注目は2本の仔でどちらの仔も柄が暗み出すとともに黄縞が浮き上がってきました。
元気な根がたくさんありましたので今年は作上がりしてくれるでしょう。
これは黒牡丹縞(B)の兄弟木。
墨の多い小型木で少々作りにくいのですが墨好きにはたまらない木です。
少し柄があったと思ったのですが墨で隠れてしまいますので現状柄なしということで・・・。
こちらは月笙系黒牡丹です。
勢いのある子沢山な作得木です。
天葉の付け付近に柄気配はありますが今後の進展に期待です。
こちらは建国の月。
先日ご紹介の木です。
植え替えたら下に動き出した当たり一個ありました。
こちらは建国の縞で柄は後冴え、昔はこれを羆錦と呼んでいたようです。
そういえばこちらも先日紹介していますね。
仔は派手ですが元気な根が3,4本ありましたのでしばらく倒れることはないでしょう。
細い紺覆輪がかすかにある程度ですがもし太いのが出てくるようですとヤバイですね。
棚からタダで出たとか書いてますが青の建国でも昔、大金注ぎ込んだものです。
こちらは建国の縞。
豪華3本立ちです。
いずれの木にも中に縞が入っていてルビー根も出します。
置いておきたい木なのですが・・・。
建国宝冠です。
こちらなどご参照ください。
建国宝の親木で紺中通しがあります。
柄はその紺中通しがわかる程度に冴えてきました。
これが秋口には純白の柄に変化しますから不思議なものです。
こちらは大江丸縞。
葉幅引き姿良く、柄も最上でしょうか。
一番見栄えのする木を持っていきます。
萩宝扇はこちらなどを・・・。
小品好きにはたまらない小さく出来た三本立ちです。
満月です。
まだ若木ではありますが仔にも紺が乗って柄的にも安心な木です。
羆覆輪。
かっちりと出来た姿の良い三本立ち。
一本の仔は新月殿ですがこれはこれで株に彩を添え楽しいのではないでしょうか。
黄金虫です。
外してから二作ぐらいしています。
この品種にしては根がたくさんあり木勢上々です。
写真を撮っていたら動き出した当たりを発見。
仔吹きの少ない品種ですからゲットできた方は儲けた気分になるかも。
ちなみに値段を高く付け替えようと思いましたが
それではえげつないので元のままにしています。
以上12鉢持って行きます。
今回はヤフオクの代わりにこちらを優先しましたのでがんばりました。
でも、果たして売れるかなあ・・・。
売れ残って持って帰れるほうが嬉しかったりして。
あれから10ヶ月。
地味な紺覆輪品種郡の中にあってやはり目立つ存在ではあります。
特に新葉の出る瞬間、その葉先の柄がきれいで華やぎすら感じられます。
昨年は花を目一杯咲かせましたので仔出しがどうかと心配でしたが
それは杞憂でありました。
あちこちに仔が当たって花より団子どころか
花も団子も何でも来てねといった頼もしさです。
柄も良く固定していますし。
それに頼もしさといえばこの新根。
古い根からも盛んに継ぎ根が出て鉢の中で溢れかえっています。
これが仔出しの良さにもつながっているのでしょう。
特異な柄が印象に残る品種ではありますがこれだけ仔吹きが良ければ
普及品になるのは時間の問題かも。
最も、増えるのは自分ちだけならその心配も杞憂で済みますが・・・。
あれから11ヶ月。
天葉の柄はまだ冴える気配のみで今の見所は根だけです。
しかしその根色は濃いルビーとまではいかずまだ少し薄いまま。
というのもウチの蘭舎は屋根も側もポリカの複層パネルで内側にはポリカの波板を張っています。
そのポリカは紫外線をカットしますから蘭舎内の紫外線はほぼゼロのはず。
紫外線を浴びると植物内に活性酸素が発生し
それを無毒化するためにアントシアニンなど出たりしますが
ルビー根系の根色が薄かったり大江丸縞に紅が乗らなかったりしますので
やはり紫外線は入ってこないものと考えています。
つまりはストレスフリー。
余計なことにエネルギーを使わなくてすみますから生育面ではご機嫌かも。
ただ、通年これでは軟弱に育ちそうで5月下旬には外棚に出すことにしています。
そして外に出せば当然ながら根色は更に冴え濃く変身します。
当然といいましたが以前はこのからくりがわからず心配したものでした。
あの時の割り仔も柄の冴えはこれから。
植え替えたばかりの鉢は乾きが良すぎるのか葉に皺寄ってますが
根っこはたくさん出てますから直に収まるでしょう。
ピートモス植えとはいえ使う量とか混ぜ込む木炭粒の割合、
植え方など不確定要素が多すぎます。
どっかにスイートスポットがあるはずといろいろ条件を変え試してはおりますが・・・。
あれから1年7ヶ月。
建国冠の母種、建国の月です。
蘭国さんに取り上げていただきましたのでこちらも便乗です。
それにしても蘭国さんのレパートリーは尋常ではないですね。さすがです。
今までボヤッとした虎斑状の中斑位にしか表現できませんでしたが
なるほど、神曲芸とは言いえて妙ではあります。
それで全部の根がルビー根で出てくるのでしょう。
しかし今までは同じくそのルビー根が良く出来ず
いわゆる売り物になる状態ではありませんでした。
ところが昨年からなぜか(ピートモス植えのおかげ?)長く伸びるようになり
木勢も向上しつつあります。
こちらに付いている白柄の仔も今までは潰れることが多かったのですが
今回は成長を始めたようです。
こちらの木など軸元の古い根に悪戦苦闘の跡が見えるものの
昨年は止まりそうでいてなんとか踏みとどまり長く伸びてくれました。
それに伴い埋もれ芽も息を吹き返したようで。
この仔の柄は今のところ深覆輪。
写真を見るまで気付きませんでしたが黒い点々は何かなと後で確認しましたら
跡形もなく消えていました。
何かの虫が集会でも開いていたのでしょう。
あえて植え替えずにもう一作してみようと思っていましたがどうしようかなぁといった感じです。
思えばこれを入手したのは10年以上前でやはりいわゆる建国殿と同じくらいのお値段でした。
しかも入手時は今から見るとしょぼい姿。
何でそれでも買う気になったのか買えたのか不思議ではあります。
やはり見たこともない芸で惹かれるものがあったのでしょう。
その時を逃がせばもう巡り合うこともない・・・
と思って入手しても失敗することは多々ありますが
これに関してはそれが正解だったかも。
ところでその10年間で大して増えてもいませんが
しかしこれからは違う景色を見られそう。
バリッと力強く育ってルビー根もたくさん出ている木に深覆輪の仔でも付いているようなら
やはり今でも建国殿以上の価値はありそうです。
あれから9年。
長らく木炭植えで放置していましたらあえなく作落ちし
どうしようもないのでバラバラにしてまたお得意の寄せ植えです。
木炭植えでも毎年鉢を換えたり新根を鉢の中に入れてあげれば木勢を維持できるのですが
5年もそのままにしていると流石にだめなようです。
もっともこれはもともと葉持ちの良くない品種というせいにも出来ますが・・・。
しかし長年の栄養不足がたたったのか地合いは薄くなり紺覆輪がくっきりと浮き上がっています。
それはもう芽変わりしたかのようで錦紺冠もかくやというほどの美しさです。
こういうのを怪我の功名というのでしょうか。
品種を維持しているというだけで長年目の端にも入らなかったのですが
これからはちょくちょく手に持つ機会も増えそうです。
それにしても国光殿ってこんなにきれいな品種でしたっけ。
星光殿はあれから1年と7ヶ月。
ちょっとバラけた姿は竹串で矯正しまずまずになりましたし
しかももう1本仔が出て4本立ちになっています。
その仔も上柄。
ほかにも何鉢かありますが大体は苦戦中。
こんな感じで柄の揃った株立ちは滅多に出来るものではないようです。
すべての根が象牙色で出るのが本物の証。
青根が交じると本体の柄も安定しないようです。
ここは建国殿と建国の縞の関係と通じるものがありそう。
これぐらいの株でも静粛感漂う柄といった感じでその寂しげなところがまたイイものです。
しかし木勢はだんだん良くなっていますので
ポツリポツリじゃなく更にどど~んと仔が出てくれれば
また違った雰囲気を楽しめそう。
翠華殿の糸覆輪、雫です。
この品種は面白いと宣伝したにもかかわらず
手元にないのは如何なものかと思っていましたが
今年早々念願かなって入手できました。
まだ、小苗でしたが早くもアタリ2つ。
よく見るとなにやら柄が目いっぱいあるような気も・・・。
さすが持つべき人が持つと速攻神が舞い降りてくれるもの
・・・といったようなことを次ので入れる予定ですが果たして・・・
あれから2年。
3鉢あった小株を合体させ一鉢にしています。
一時期根痛みさせたり芯痛になったりと散々でしたが
なんとか回復し知らぬまに仔沢山となっていました。
これもピートモスに含まれる腐食酸パワーの為せる力なのでしょうか。
もう少し大きくなって迫力が出てくれれば言うことなしです。
一見、虫の卵にも見えなくもないコルク質のようなのを点々と浮かばせ
こんな気色悪いところも魅力の一つとなっています。
テカテカと流れる墨はまだ先々光り輝くのでしょうか。
あれから10ヶ月。
親木の下葉にはちょっと犠牲になってもらい
昨年の新根をミズゴケで覆いました。
今年も勢いが持続し更に仔沢山になってくれるでしょうか。
しかし増えるとなったら爆発的に増え
増えないときは一本立ちのまま梃子でも動かない不思議な品種ではあります。
そうそう、こっちの木にも上の方から仔が出てきました。
これがウチの棚で3例、いや4例目かな。
葉をちょっと痛めてしまったのが幸いしたのかもしれません。
3年後にはまた上のような株立ちになっているかも
こちらは昔初めて見た時を彷彿とさせるような姿です。
こんな小さな木もかわいらしくて魅力的なのですが
タケノコのような勢いとはどうしてもトレードオフになってしまいます。
それにしても小さいだけが取り柄の針葉品種ではありますが
作で遊ぶには最高の面白さを備えているようです。
どうしたら増やせるのか得体の知れないところが魅力かも。
舞鶴はあれから10ヶ月。
軸がくっ付き過ぎていたりして間が悪く全体のバランスがイマイチで
何とかならないかといつも思っていました。
以前は竹串で修正を試みましたが軸の曲がりまでは直せませんでした。
見た目の悪さに耐え切れず早々に外してしまうせいでもありますが・・・。
そこでふと思いついたのが手元にあった木炭片。
これを適度な大きさに切り、木の間に挟みこんでみました。
これが自分的には大ヒット。
てっぺんの親木はしゃんと真っ直ぐに立ちそれぞれの仔の間合いも絶妙で
福々しい株立ちに仕上がりました。
上から見ても木炭は目立たないので違和感を感じることもなく、
通年このままで過ごせそうです。
仔もこんな感じで何個か付き、ちょっと寂しい空間を埋めてくれるでしょう。
まだまだ持ち崩すことなくパワーアップが期待できそう
ということで毎日手にとっては眺めています。
それにしても使える材料は手元にあるのに
気付かずにやり過ごしてることって多いのでしょうね。
こちらからは明日出発すべくただいま準備中です。
関東での大会はいつもレベルが高く
これならせめて銅賞くらいはと思っても落選しちゃいますので選定が悩ましいです。
ただ、展示品はともかくそれより悩ましいのが即売品。
今年は交換会がなくそれぞれが持ち寄った木に思いの値段をつけて即売します。
交換会で安くたたかれることもありませんから
今までほとんど見ない品種が出てくるかもと期待しているところです。
ところで手数料が2割ですから自分的には値段の張るのは更に高くなって売れないだろうと
そこそこの品を持っていくつもりでおりました。
ホテル代と電車賃ぐらいになってくれればいいかなと。
そんな感じで選定していたところ連れ合いからたくさん売れという鬼指令が・・・。
もちろんたくさんというのは金額のことでしょうね。
そこで急遽変更しようやく持っていく即売品が決まりました。
多少は宣伝というか営業努力もしなくてはと画像を
まずは金牡丹黄縞です。
黒牡丹縞(C)の仔ですが紺縞はほぼなくなっています。
注目は2本の仔でどちらの仔も柄が暗み出すとともに黄縞が浮き上がってきました。
元気な根がたくさんありましたので今年は作上がりしてくれるでしょう。
これは黒牡丹縞(B)の兄弟木。
墨の多い小型木で少々作りにくいのですが墨好きにはたまらない木です。
少し柄があったと思ったのですが墨で隠れてしまいますので現状柄なしということで・・・。
こちらは月笙系黒牡丹です。
勢いのある子沢山な作得木です。
天葉の付け付近に柄気配はありますが今後の進展に期待です。
こちらは建国の月。
先日ご紹介の木です。
植え替えたら下に動き出した当たり一個ありました。
こちらは建国の縞で柄は後冴え、昔はこれを羆錦と呼んでいたようです。
そういえばこちらも先日紹介していますね。
仔は派手ですが元気な根が3,4本ありましたのでしばらく倒れることはないでしょう。
細い紺覆輪がかすかにある程度ですがもし太いのが出てくるようですとヤバイですね。
棚からタダで出たとか書いてますが青の建国でも昔、大金注ぎ込んだものです。
こちらは建国の縞。
豪華3本立ちです。
いずれの木にも中に縞が入っていてルビー根も出します。
置いておきたい木なのですが・・・。
建国宝冠です。
こちらなどご参照ください。
建国宝の親木で紺中通しがあります。
柄はその紺中通しがわかる程度に冴えてきました。
これが秋口には純白の柄に変化しますから不思議なものです。
こちらは大江丸縞。
葉幅引き姿良く、柄も最上でしょうか。
一番見栄えのする木を持っていきます。
萩宝扇はこちらなどを・・・。
小品好きにはたまらない小さく出来た三本立ちです。
満月です。
まだ若木ではありますが仔にも紺が乗って柄的にも安心な木です。
羆覆輪。
かっちりと出来た姿の良い三本立ち。
一本の仔は新月殿ですがこれはこれで株に彩を添え楽しいのではないでしょうか。
黄金虫です。
外してから二作ぐらいしています。
この品種にしては根がたくさんあり木勢上々です。
写真を撮っていたら動き出した当たりを発見。
仔吹きの少ない品種ですからゲットできた方は儲けた気分になるかも。
ちなみに値段を高く付け替えようと思いましたが
それではえげつないので元のままにしています。
以上12鉢持って行きます。
今回はヤフオクの代わりにこちらを優先しましたのでがんばりました。
でも、果たして売れるかなあ・・・。
売れ残って持って帰れるほうが嬉しかったりして。
あれから10ヶ月。
地味な紺覆輪品種郡の中にあってやはり目立つ存在ではあります。
特に新葉の出る瞬間、その葉先の柄がきれいで華やぎすら感じられます。
昨年は花を目一杯咲かせましたので仔出しがどうかと心配でしたが
それは杞憂でありました。
あちこちに仔が当たって花より団子どころか
花も団子も何でも来てねといった頼もしさです。
柄も良く固定していますし。
それに頼もしさといえばこの新根。
古い根からも盛んに継ぎ根が出て鉢の中で溢れかえっています。
これが仔出しの良さにもつながっているのでしょう。
特異な柄が印象に残る品種ではありますがこれだけ仔吹きが良ければ
普及品になるのは時間の問題かも。
最も、増えるのは自分ちだけならその心配も杞憂で済みますが・・・。
あれから11ヶ月。
天葉の柄はまだ冴える気配のみで今の見所は根だけです。
しかしその根色は濃いルビーとまではいかずまだ少し薄いまま。
というのもウチの蘭舎は屋根も側もポリカの複層パネルで内側にはポリカの波板を張っています。
そのポリカは紫外線をカットしますから蘭舎内の紫外線はほぼゼロのはず。
紫外線を浴びると植物内に活性酸素が発生し
それを無毒化するためにアントシアニンなど出たりしますが
ルビー根系の根色が薄かったり大江丸縞に紅が乗らなかったりしますので
やはり紫外線は入ってこないものと考えています。
つまりはストレスフリー。
余計なことにエネルギーを使わなくてすみますから生育面ではご機嫌かも。
ただ、通年これでは軟弱に育ちそうで5月下旬には外棚に出すことにしています。
そして外に出せば当然ながら根色は更に冴え濃く変身します。
当然といいましたが以前はこのからくりがわからず心配したものでした。
あの時の割り仔も柄の冴えはこれから。
植え替えたばかりの鉢は乾きが良すぎるのか葉に皺寄ってますが
根っこはたくさん出てますから直に収まるでしょう。
ピートモス植えとはいえ使う量とか混ぜ込む木炭粒の割合、
植え方など不確定要素が多すぎます。
どっかにスイートスポットがあるはずといろいろ条件を変え試してはおりますが・・・。
あれから1年7ヶ月。
建国冠の母種、建国の月です。
蘭国さんに取り上げていただきましたのでこちらも便乗です。
それにしても蘭国さんのレパートリーは尋常ではないですね。さすがです。
今までボヤッとした虎斑状の中斑位にしか表現できませんでしたが
なるほど、神曲芸とは言いえて妙ではあります。
それで全部の根がルビー根で出てくるのでしょう。
しかし今までは同じくそのルビー根が良く出来ず
いわゆる売り物になる状態ではありませんでした。
ところが昨年からなぜか(ピートモス植えのおかげ?)長く伸びるようになり
木勢も向上しつつあります。
こちらに付いている白柄の仔も今までは潰れることが多かったのですが
今回は成長を始めたようです。
こちらの木など軸元の古い根に悪戦苦闘の跡が見えるものの
昨年は止まりそうでいてなんとか踏みとどまり長く伸びてくれました。
それに伴い埋もれ芽も息を吹き返したようで。
この仔の柄は今のところ深覆輪。
写真を見るまで気付きませんでしたが黒い点々は何かなと後で確認しましたら
跡形もなく消えていました。
何かの虫が集会でも開いていたのでしょう。
あえて植え替えずにもう一作してみようと思っていましたがどうしようかなぁといった感じです。
思えばこれを入手したのは10年以上前でやはりいわゆる建国殿と同じくらいのお値段でした。
しかも入手時は今から見るとしょぼい姿。
何でそれでも買う気になったのか買えたのか不思議ではあります。
やはり見たこともない芸で惹かれるものがあったのでしょう。
その時を逃がせばもう巡り合うこともない・・・
と思って入手しても失敗することは多々ありますが
これに関してはそれが正解だったかも。
ところでその10年間で大して増えてもいませんが
しかしこれからは違う景色を見られそう。
バリッと力強く育ってルビー根もたくさん出ている木に深覆輪の仔でも付いているようなら
やはり今でも建国殿以上の価値はありそうです。
あれから9年。
長らく木炭植えで放置していましたらあえなく作落ちし
どうしようもないのでバラバラにしてまたお得意の寄せ植えです。
木炭植えでも毎年鉢を換えたり新根を鉢の中に入れてあげれば木勢を維持できるのですが
5年もそのままにしていると流石にだめなようです。
もっともこれはもともと葉持ちの良くない品種というせいにも出来ますが・・・。
しかし長年の栄養不足がたたったのか地合いは薄くなり紺覆輪がくっきりと浮き上がっています。
それはもう芽変わりしたかのようで錦紺冠もかくやというほどの美しさです。
こういうのを怪我の功名というのでしょうか。
品種を維持しているというだけで長年目の端にも入らなかったのですが
これからはちょくちょく手に持つ機会も増えそうです。
それにしても国光殿ってこんなにきれいな品種でしたっけ。
夏のような暑さが続いていましたがここに来てまた平年並みの気温に戻ってしまいました。
やはり外棚に出さなくて良かった~。
ちなみに明日の明け方は+4℃の予報です。
出していたらせっかく伸びている根が止まってしまうところでした。
やはり外棚に出すのは全国大会から帰った後になりそうです。
やはり外棚に出さなくて良かった~。
ちなみに明日の明け方は+4℃の予報です。
出していたらせっかく伸びている根が止まってしまうところでした。
やはり外棚に出すのは全国大会から帰った後になりそうです。
星光殿はあれから1年と7ヶ月。
ちょっとバラけた姿は竹串で矯正しまずまずになりましたし
しかももう1本仔が出て4本立ちになっています。
その仔も上柄。
ほかにも何鉢かありますが大体は苦戦中。
こんな感じで柄の揃った株立ちは滅多に出来るものではないようです。
すべての根が象牙色で出るのが本物の証。
青根が交じると本体の柄も安定しないようです。
ここは建国殿と建国の縞の関係と通じるものがありそう。
これぐらいの株でも静粛感漂う柄といった感じでその寂しげなところがまたイイものです。
しかし木勢はだんだん良くなっていますので
ポツリポツリじゃなく更にどど~んと仔が出てくれれば
また違った雰囲気を楽しめそう。
雫
2015年05月06日 | 雫
翠華殿の糸覆輪、雫です。
この品種は面白いと宣伝したにもかかわらず
手元にないのは如何なものかと思っていましたが
今年早々念願かなって入手できました。
まだ、小苗でしたが早くもアタリ2つ。
よく見るとなにやら柄が目いっぱいあるような気も・・・。
さすが持つべき人が持つと速攻神が舞い降りてくれるもの
・・・といったようなことを次ので入れる予定ですが果たして・・・
あれから2年。
3鉢あった小株を合体させ一鉢にしています。
一時期根痛みさせたり芯痛になったりと散々でしたが
なんとか回復し知らぬまに仔沢山となっていました。
これもピートモスに含まれる腐食酸パワーの為せる力なのでしょうか。
もう少し大きくなって迫力が出てくれれば言うことなしです。
一見、虫の卵にも見えなくもないコルク質のようなのを点々と浮かばせ
こんな気色悪いところも魅力の一つとなっています。
テカテカと流れる墨はまだ先々光り輝くのでしょうか。
あれから10ヶ月。
親木の下葉にはちょっと犠牲になってもらい
昨年の新根をミズゴケで覆いました。
今年も勢いが持続し更に仔沢山になってくれるでしょうか。
しかし増えるとなったら爆発的に増え
増えないときは一本立ちのまま梃子でも動かない不思議な品種ではあります。
そうそう、こっちの木にも上の方から仔が出てきました。
これがウチの棚で3例、いや4例目かな。
葉をちょっと痛めてしまったのが幸いしたのかもしれません。
3年後にはまた上のような株立ちになっているかも
こちらは昔初めて見た時を彷彿とさせるような姿です。
こんな小さな木もかわいらしくて魅力的なのですが
タケノコのような勢いとはどうしてもトレードオフになってしまいます。
それにしても小さいだけが取り柄の針葉品種ではありますが
作で遊ぶには最高の面白さを備えているようです。
どうしたら増やせるのか得体の知れないところが魅力かも。
さて、5月です。
このところ毎日毎日晴天に恵まれています。
しかし蘭舎の中は春爛漫・・・を通り越して真夏の暑さ。
扇風機と換気扇はフル回転です。
こうなれば電気代がもったいないので外棚に出したいのは山々ですが
季節はまだ5月の上旬。
明け方、冷え込まれたらアウトですからもうしばらくの辛抱です。
朝外に出し、夕方取り込むことが出来れば理想ですが
数が多いのでそれはちょっと無理な相談ですし。
このところ毎日毎日晴天に恵まれています。
しかし蘭舎の中は春爛漫・・・を通り越して真夏の暑さ。
扇風機と換気扇はフル回転です。
こうなれば電気代がもったいないので外棚に出したいのは山々ですが
季節はまだ5月の上旬。
明け方、冷え込まれたらアウトですからもうしばらくの辛抱です。
朝外に出し、夕方取り込むことが出来れば理想ですが
数が多いのでそれはちょっと無理な相談ですし。
舞鶴はあれから10ヶ月。
軸がくっ付き過ぎていたりして間が悪く全体のバランスがイマイチで
何とかならないかといつも思っていました。
以前は竹串で修正を試みましたが軸の曲がりまでは直せませんでした。
見た目の悪さに耐え切れず早々に外してしまうせいでもありますが・・・。
そこでふと思いついたのが手元にあった木炭片。
これを適度な大きさに切り、木の間に挟みこんでみました。
これが自分的には大ヒット。
てっぺんの親木はしゃんと真っ直ぐに立ちそれぞれの仔の間合いも絶妙で
福々しい株立ちに仕上がりました。
上から見ても木炭は目立たないので違和感を感じることもなく、
通年このままで過ごせそうです。
仔もこんな感じで何個か付き、ちょっと寂しい空間を埋めてくれるでしょう。
まだまだ持ち崩すことなくパワーアップが期待できそう
ということで毎日手にとっては眺めています。
それにしても使える材料は手元にあるのに
気付かずにやり過ごしてることって多いのでしょうね。