あれから3年。
お気に入りの品種ですから作を掛けて姿良く育てようと
1本ずつにして16鉢に植え込んでいました。
ただ、今年からは毎年植え替えることにしましたし
夏作用の棚のスペースの関係もありそんな余裕はなくなりました。
で、お得意の寄せ植えです。
大木で根も多く3株しか詰め込めませんでしたが
その分、お互いに邪魔しあうこともなく仲良く育ってくれることでしょう。
今の時期、葉艶を増し柄も鮮やかになってきました。
こちらは中木の7本植え。
それぞれが単独植えで姿良く育ってましたのでそれが崩れないことを願うばかり。
利点は7鉢分の葉芸が一目で見えること。
整列させて植え込めば株立ちと違い重なり合う葉がありませんから
たぶんそんなに悪くなることはなく、より一層にぎやかに育ってくれることでしょう。
こちらは小木の寄せ植え。
その昔、派手で小さな木は下葉が良く落ち育てるのも大変でしたが
それなりの性が生き残ったのか派手柄の木でも大きくなってくれます。
小さいながらも今後の作上がりを楽しめる一鉢ではあります。
値段的には入門種に近くなってしまいましたので
こんな風に負担というか邪魔にならない植え方で
この美しい芸を贅沢に味わいたいものです。
あれから3作。
寄せ植えしていましたが綺麗な軸が見えないんじゃもったいないと
一株ずつにしたら釣り枠1個分くらいの鉢数になってしまいました。
昔は派手柄になると葉持ちが芳しくなく育て難かったのですが
長らく棚にいて慣れたのか近頃はいくら派手になっても元気です。
そして派手柄になると霞が掛かったような白軸にクッキリとした紺縞を1,2本通し
その様は一言で言って神秘的。
こちらは派手な親木に超地味な仔付き。
ただ、仔はここからでも段々良くなってくることが多いみたいです。
今は忘れられてしまっていますが縞物ですし、仔吹きは良さそうですから
もう一段上の芸、たとえば中透けで固定したヤツなんかが出てくれると
また風向きが変わりそうな気がします。
とはいえ評価が高まったらいっくらでもセリ台に上がりそうな予感も・・・
あれから9ヶ月。
入手して2作目で木勢が付いてきた感じです。
柄は透き通るような飴色でなかなか魅力的。
ブログネタというかお遊びにはもってこいの品種です。
3本の仔は親と同芸の上柄、派手柄、柄抜けに近い木と三種三様。
それにしても青仔の鼻息の荒いこと。
あれから5ヶ月弱。
入れてからまだ一作目ですし柄も多いし
それに小さな木ですからしょうがないのですが
木勢はこれからといったところです。
面白いと思っていた仔の柄は晴れてみると単なる派手柄。
本性なら育つのですがこれは微妙なところです。
この仔は太公望らしい柄かも。
もう1本は青に近い柄。
たぶん実生だろうということでタイトルもそうしてみました。
でも柄的には本性品以上に進化した珍しいケースかも。
大きくなったらかなり見栄えがよくなりそうな木ですが果たして葉幅引くかどうかです。
あれから半年。
成長と共に紺地には後冴え状に黄虎が入り、
しか~も、天葉の白縞が後暗んで紺縞に変わる・・・のかは要観察ですが
特に仔は複雑な面白い芸を持っている木のようです。
・・・ラベルにあった太公望とは別物。
もちろん、品種が違うから返品してとかは口が裂けても言いません。
それにしても該当する品種はあるのかなと思わず本など見てしまいました。
しかし、そんな品種は無さそう。
仔の感じを見れば南海雪虎に白縞が入った感じに見えなくもないですが・・・。
ただ、こんな芸の持ち主が世に埋もれているわけはないし、ちょっと謎です。
でも、太公望実生でどこかにたくさんあるとしたらこれは恐ろしいことです。
先日、美咲園さん、四国山草園さん合同忘年会に行ってきました。
以前は宴会が終わってから余興の交換会が始まり夜遅くまでというパターンでしたが
それでは体が持たないということで昨年からは午後3時から6時まで前半戦。
宴会が終わってから後半戦と分けて行うようになりました。
でも、それでは3時から飲み始めることになりますので
どちらが体にやさしいのか微妙なところではあります。
とまれ、夜遅くまで富貴蘭の話に花を咲かせ楽しい1日でした。
その余興で入手できた一鉢がこの太公望。
小さな木ですが白縞がクッキリ。
手持ちの木はありますがこんなに柄が冴えたことはありません。
柄が進化したのか実生なのか、持ち主は本性品と言っておりましたが
いずれ今後が楽しみな木ではあります。
それにしてもこの交換会ならではのお値段でした。
まあ、持参した木も安かったのですが・・・。
あれから二作。
買ったときからマルが一つも二つも外れてしまっては
モチベーションもがた落ち。
何のケアもなく増え木を寄せ植えして育てています。
渋い柄ですがこんな柄が最上の派手柄。
葉裏や軸にもボ~ッと味わい深い柄が入りますが
最上柄に連動したベタ柄よりも
適度に荒れて紺縞の見えるほうがメリハリがあって綺麗です。
でも、派手木から出るルビー根は格別でどちらも捨てがたい感じです。
そういえば昔は派手に出ると長い冬に耐え切れないのか
下葉がバラバラ落ちて随分肝を冷やしたものでした。
今は落ちても肝は冷えないと思います~。
この太公望の上の画像の左側の仔を分けたものです。
3本共、超最上柄で育ってくれました。
この品種の柄は他では見られない独特な柄で
単に縞という芸を超えた芸だと思っています。
昔だと夢のような3本立ちが今は手の中に。
嬉しい限りです。
大人気の太公望。
昔、派手な柄(最上柄とも言います)だった頃は
下葉の落ちるのも早く気息奄々だったのですが
最近、紺地を増して妙に元気が出てきました。
今からじゃ遅いってか。
でも柄の所から出たルビー根は相変わらず綺麗です。