あれから1年と5ヵ月。
こちらの棚環境に慣れたのかずいぶん賑やかになってきました。
ただし、柄はイマイチ。
親木は柄抜けになりつつありましたので
天葉でまた復活したのは喜ばしいことですが
上柄になりそうだった仔の柄は棒縞1本のみです。
他の仔はもっと細縞かただの雪山。
なかなか思うようにはいかないものです。
でも仔吹きは良好になってきましたし親木は柄を戻しましたので
外せる仔は全部外して量産体制に持って行けばとも思うのですが
どうも柄の無い雪山実生を育てる気にはなれません。
結局はこのままで様子を見ることになりそうです。
あれから10ヵ月。
ご機嫌そうではありますが親木の柄はこれだけになってしまいました。
柄抜けになれば雪山実生、そのギャップは大きすぎます。
下葉の柄が良かっただけに残念ですが運が悪かったと諦めましょう。
落ちてしまいましたがその最上柄の下葉のところから出た仔。
柄無しかあ~と思っていた処、ちょっぴり出ていました。
白虎と白縞の複合芸は分かり難いものです。
でも、これではちょっぴり役不足です。
一方、反対側から出た仔はそこそこの柄。
太縞だと白虎に負けない明瞭さがあっていい感じです。
仔沢山モードに突入しているらしくその上のアタリも膨らんできました。
親木はだんだん柄が少なくなっていますが
逆にこちら側の仔は上に行くほど柄の多い仔が出ています。
ということは順当にいけば最上柄の仔が出るかも。
と、ここで予言しておきます。
いや、マジで上柄の仔であれば嬉しいんですが・・・。
あれから2ヶ月。
少し生長しています。
天葉で柄が抜けたかと思っていましたが
細縞1本入っているようです。
しかしこれだけじゃいずれ柄抜けになって
ただの雪山実生になるのは時間の問題。
下葉の柄が良さそうだっただけに頼りは仔ですが
2本のうち1本は虎じゃなく白縞が結構良く入っているようです。
これで何とか希望は繋がったかも。
今まで棚に置いたことのない品種ですから
何となくハラハラというかハァハァ感がして楽しませてくれています。
ある程度身銭は切っていますから良くても悪くても楽しまなくっちゃ。
あれから5ヶ月。
関東の自然作りの木は棚慣らし期間がないくらい
こちらの棚と相性が良いようです。
というか新根も天葉も順調過ぎるくらいに伸長しています。
虎斑プラス白縞芸ですが天葉は虎斑が勝って白縞はいまだ正体表さず。
なんだかだんだん縞が少なくなっているような気もします。
やはりメインは下葉付近。
下葉の柄が良かったのでここからの仔出しを期待していたのですが
早くも2本出てきました。
さて、果たして柄が出てくれるのかどうか
初めて入った木はやはり楽しみが多いものです。
先日の美咲園さんの入手品です。
名付けが安易という気がしないでもないのですが
雪山の白縞とのことです。
虎斑と縞の2芸品は珍しいのでしょうが
虎が冴えると縞が目立たずイメージはなんとなくイマイチでした。
ところがこの木は台が雪山。
なかなかクッキリとは出ない虎斑がかえって幸いし
白縞が良く目に付きます。
これなら何度も手にとって愛でることが出来そう。
その白縞ですが上でちょっと少なくなっているものの下葉は最上です。
ここから覆輪でも出てくれるようなら雪観月の名にふさわしいのかも。