さて、7月も今日でお仕舞い。
こちらも梅雨明けして夏真っ盛りですが
この暑さの中、フウラン達は元気に成育中です。
羆の光はあれから2ヶ月。
あちこちに散らばってまとまりの無かった親木の葉を
竹串で矯正してみました。
そしたらば、なんとなんと結構イイ感じではありませんか。
そのうち株分けしなければと思っていましたが
この愛嬌ならばしばらくは株立ちのままでいけそうです。
親木の派手に出たその上の天葉はまたしっかり紺を巻いてますし
こちらの仔もしかり。
なんとも頼もしい柄行ではあります。
1本、仔が当たってくれましたが
ここら辺には将来仔になる予定の潜芽がずらりと並んでいます。
ちょっと物足りないこちら側から本芸の仔が何本か出てくれたら
バランス的にも良くなりそうです。
黒ポチの付いた葉はやはり寿命が短いようで黄ばんできました。
落ちれば葉抜けになってしまいますがそっちのほうが目障り感がなくてすっきりしそう。
こちらの木はあれから3ヶ月。
派手で短い天葉が出てどうなることやらと思っていましたが
その上から出たのはしっかりした紺覆を身に纏っています。
仔も2本は楽しめそうです。
あまり評判の芳しくない羆の光ですがこの系統なら文句は出ないことかと・・・。
ということで建国宝です。
あれから1ヵ月半。
天葉は白く伸び出していますがまだ時期が早いのか冴えは今一歩。
しかし特筆すべきはこの根色。
建国殿や金牡丹などでも春先と違って今の時期、鮮やかさが無くなりますが
これは通年(と言っても生育期だけですが)濃いルビーを維持しています。
いくらご機嫌とはいえ根冠が急に成長速度を増すわけではなく
ゆっくりと伸びるためなのでしょう。
普通、この根色で出る品種はちょっと伸びて止まってしまいますので
これはそれとの中間、絶妙な塩梅ではあります。
ところで気になるのはこのアタリ。
花芽予定位置から出ていますので花芽になるに違いありませんが
これが仔で伸びてくれるようならまさに天地の差。
そうなるように毎年挑戦しているのですがほとんど跳ね返されてしまいます。
とはいってもいつものごとく期待を込めて眺めてはいるのですが・・・。
あれから2ヶ月。
根は鉢の淵まで伸びましたし、葉も1枚弱伸びています。
若干日の弱い場所で過ごさせているのですが
そんなに間延びする風でもなくアントシアニンが薄れてご機嫌そう。
しかし、今年出た仔はまだこんな感じでぐずぐずしています。
花が咲かない分、アタリの卵はまだまだたくさんありますが
たった1本の仔さえ軌道に乗せることが出来ないのですから
全部動き出されたら返って困ることになるかも。
しかしこんなちょっとかよわそうなところに栽培意欲をくすぐられるのでしょう。
以前、しけってしまいましたが花芽の付いたこともありましたので
もっと木勢を付けさせいつかは咲かせてみたいものと思っています。
あれから3ヶ月。
開花間近です。
変わった花を咲かせるとのことですが
蕾の形もちょっと変わっています。
更に紺覆輪芸の影響か色も異様な青さ。
咲けば白くなってしまうのでしょうけど・・・
それでも花も蕾のうちから楽しませてくれるとは思いもよりませんでした。
仔出しもそれなりに良さそうでお得な品種かと・・・。
萩宝扇はあれから8ヶ月。
増えない木は何年経っても増えないのですが
増えだすと止まらない面白い品種です。
いわば確変モードに入りっぱなし、入れ食い状態かも。
まず大きな仔が2つと
これから出そうな仔が2つ。
秋までまだたっぷり時間はありますからまだまだ出そうな雰囲気です。
成長も早いので一作で雰囲気がガラリと変わりそう。
このパターンを呼び込むにはまず葉数の多い大きな親木に仕立て
上のほうから仔を出させればOKです。
・・・と、言うのは簡単ですがなかなか・・・。
まだ2度しか成功していません。
2度あることは3度ありますようにっ。
あれから2年。
いつも一進一退を繰り返している苦手な品種ですが
近頃は退きっぱなしといった感じです。
木が痩せて弁慶丸独特の迫力がなくなってしまいました。
今までは避難場所がなかったので日強いところに置いていましたが
さすがにそれではということで今回は吊り枠の下の方に置いています。
すぐには無理でしょうが徐々にでも回復して欲しいものです。
これを機会に昔の画像を見てみましたがなんだか昔のほうが良い作をしています。
鉢数が少ない分、手入れが行き届いていたのでしょう。
今は本末転倒かもしれませんが植え替えなどの手間を掛けずに良くできる方法はないかと
ものぐさなことを一生懸命考えています。
というのも海外の方にも富貴蘭を楽しんで欲しいのですがやはりネックは植え替え。
どこでも入手できるピートモスは植え込み材料として面白いと思っています。
ずいぶん前にこまめさんから譲って頂いた龍谷殿。
当時の葉は親木に1枚残すだけとなりました。
こちらでは葉が一旦短くなってしまいますが
最近棚に馴染んだのかまた勢い良く伸びてきました。
棚に日向王がありませんので同じかどうか比べようもありませんが
その姿は龍が住む谷に生えているランというイメージがありあり。
こちらも良いネーミングだと思います。
あれから8ヶ月。
小さな仔が生長して結構にぎやかになっています。
しかし仔出しは片面だけに集中し姿もイマイチですから
そろそろ株分けも考えなくては・・・
って前回もそんなことを言っています。
腰が重いんですよね。
一方、こちらは四方から仔が出た美術株候補。
今年の内閣総理大臣賞の卑弥呼のようなイメージに仕上がってくれればと思っています。
でも、これから先20年は掛かりそう。
あれから1年。
今年は花茎を2本伸ばしています。
葉数もちょっぴり増えました。
これからは毎年花を咲かせると思いますのでもうこれで成木かと。
そういえばフラスコから出て10年経ちました。
近頃はこのタイプの富嶽柄もちらほらお出まししているようで
世の移り変わりは驚くほど早いものです。
斑入りがあるということは柄無しもお手ごろ価格でたくさん供給されますが
育てると言う面ではちょっと手ごわい感じです。
斑入りに目線が移ってしまいがちではありますが
まずは青をしっかり育てましょう。
あれから4ヶ月。
開花の時期を迎えていますが葉変わり品種とはいえ豆葉と違って花茎は普通に伸びます。
なんか株の上が花で散らかり放題という気がしないでもありません。
私も片づけが苦手ですから身につまされます。
最も株自体もまだ整形途中。
前作の長い葉が落ちる頃にはすっきりした姿になっていることと思います。
こちらも小株ながら花茎はたくさん伸ばします。
人気無しとはいえ飄々とした姿をきりっと引き締めると結構イイ感じになりますです。
あれから半年。
特に代わり映えしませんが今年はアンコを木炭からピートモスに変えています。
そのせいかはわかりませんがなんとなく新根はたくさん出たような気がします。
もともと健全な古根がたくさんあると新根はそんなに出てこないもので
それもあって姿が崩れず綺麗に葉が積み上がります。
しかし、全体が古木化しますから新たな仔が出ないところは痛し痒しで
そこにほんの少しでも新風を吹き込めればと思っています。
空き家がなくなるほど花芽は付きますが一応1個だけ咲かせて見ました。
思えばこの株に関しては花芽を摘んだからといって
その分、仔が出る訳ではなさそうですが。
いつかは株一杯に咲かせてみたいものです。
こちらも梅雨明けして夏真っ盛りですが
この暑さの中、フウラン達は元気に成育中です。
羆の光はあれから2ヶ月。
あちこちに散らばってまとまりの無かった親木の葉を
竹串で矯正してみました。
そしたらば、なんとなんと結構イイ感じではありませんか。
そのうち株分けしなければと思っていましたが
この愛嬌ならばしばらくは株立ちのままでいけそうです。
親木の派手に出たその上の天葉はまたしっかり紺を巻いてますし
こちらの仔もしかり。
なんとも頼もしい柄行ではあります。
1本、仔が当たってくれましたが
ここら辺には将来仔になる予定の潜芽がずらりと並んでいます。
ちょっと物足りないこちら側から本芸の仔が何本か出てくれたら
バランス的にも良くなりそうです。
黒ポチの付いた葉はやはり寿命が短いようで黄ばんできました。
落ちれば葉抜けになってしまいますがそっちのほうが目障り感がなくてすっきりしそう。
こちらの木はあれから3ヶ月。
派手で短い天葉が出てどうなることやらと思っていましたが
その上から出たのはしっかりした紺覆を身に纏っています。
仔も2本は楽しめそうです。
あまり評判の芳しくない羆の光ですがこの系統なら文句は出ないことかと・・・。
やる気無し男のなせる性か一旦止まるとなかなか進まないブログです。
この間、花切り、枯れた下葉の整理、ちょこっと植え替えなどで遊んでました。
花はすべて切り終えようやく棚に静けさが戻ってきました。
スズメガが入り込んで夜な夜な交配しまくっていましたので
実をたくさん実らせてごめんなさいといった感じです。
そういえば花切りしていて気付いたのですが
湿度と気温の高い今頃から発生するカイガラムシが今年は皆無。
春に遮光ネットをダイオミラーに替えてみたのですがそのせいかもしれません。
アブラムシやアザミウマはキラキラ光るものを敬遠するという話ですが
カイガラムシも始めは成虫がどっかから飛んでくるわけですから
これも光るものを嫌うのかもしれません。
何しろお天気の良い日は外から見ると光を反射してまぶしい位ですから・・・。
そっちの効果は想定外でしたので何か得した気分です。
殺虫剤を使わないので棚に毒気が無くアマガエルは超元気。
良く肥えていますのでハエか何かの虫を食べてくれているんだろうと思います。
この間、花切り、枯れた下葉の整理、ちょこっと植え替えなどで遊んでました。
花はすべて切り終えようやく棚に静けさが戻ってきました。
スズメガが入り込んで夜な夜な交配しまくっていましたので
実をたくさん実らせてごめんなさいといった感じです。
そういえば花切りしていて気付いたのですが
湿度と気温の高い今頃から発生するカイガラムシが今年は皆無。
春に遮光ネットをダイオミラーに替えてみたのですがそのせいかもしれません。
アブラムシやアザミウマはキラキラ光るものを敬遠するという話ですが
カイガラムシも始めは成虫がどっかから飛んでくるわけですから
これも光るものを嫌うのかもしれません。
何しろお天気の良い日は外から見ると光を反射してまぶしい位ですから・・・。
そっちの効果は想定外でしたので何か得した気分です。
殺虫剤を使わないので棚に毒気が無くアマガエルは超元気。
良く肥えていますのでハエか何かの虫を食べてくれているんだろうと思います。
ということで建国宝です。
あれから1ヵ月半。
天葉は白く伸び出していますがまだ時期が早いのか冴えは今一歩。
しかし特筆すべきはこの根色。
建国殿や金牡丹などでも春先と違って今の時期、鮮やかさが無くなりますが
これは通年(と言っても生育期だけですが)濃いルビーを維持しています。
いくらご機嫌とはいえ根冠が急に成長速度を増すわけではなく
ゆっくりと伸びるためなのでしょう。
普通、この根色で出る品種はちょっと伸びて止まってしまいますので
これはそれとの中間、絶妙な塩梅ではあります。
ところで気になるのはこのアタリ。
花芽予定位置から出ていますので花芽になるに違いありませんが
これが仔で伸びてくれるようならまさに天地の差。
そうなるように毎年挑戦しているのですがほとんど跳ね返されてしまいます。
とはいってもいつものごとく期待を込めて眺めてはいるのですが・・・。
あれから2ヶ月。
根は鉢の淵まで伸びましたし、葉も1枚弱伸びています。
若干日の弱い場所で過ごさせているのですが
そんなに間延びする風でもなくアントシアニンが薄れてご機嫌そう。
しかし、今年出た仔はまだこんな感じでぐずぐずしています。
花が咲かない分、アタリの卵はまだまだたくさんありますが
たった1本の仔さえ軌道に乗せることが出来ないのですから
全部動き出されたら返って困ることになるかも。
しかしこんなちょっとかよわそうなところに栽培意欲をくすぐられるのでしょう。
以前、しけってしまいましたが花芽の付いたこともありましたので
もっと木勢を付けさせいつかは咲かせてみたいものと思っています。
あれから3ヶ月。
開花間近です。
変わった花を咲かせるとのことですが
蕾の形もちょっと変わっています。
更に紺覆輪芸の影響か色も異様な青さ。
咲けば白くなってしまうのでしょうけど・・・
それでも花も蕾のうちから楽しませてくれるとは思いもよりませんでした。
仔出しもそれなりに良さそうでお得な品種かと・・・。
久々の台風と身構えていましたが
こちらでは程良い雨とそよ風を残して過ぎ去りました。
台風一過でまた晴天が続きそうです。
こちらでは程良い雨とそよ風を残して過ぎ去りました。
台風一過でまた晴天が続きそうです。
萩宝扇はあれから8ヶ月。
増えない木は何年経っても増えないのですが
増えだすと止まらない面白い品種です。
いわば確変モードに入りっぱなし、入れ食い状態かも。
まず大きな仔が2つと
これから出そうな仔が2つ。
秋までまだたっぷり時間はありますからまだまだ出そうな雰囲気です。
成長も早いので一作で雰囲気がガラリと変わりそう。
このパターンを呼び込むにはまず葉数の多い大きな親木に仕立て
上のほうから仔を出させればOKです。
・・・と、言うのは簡単ですがなかなか・・・。
まだ2度しか成功していません。
2度あることは3度ありますようにっ。
あれから2年。
いつも一進一退を繰り返している苦手な品種ですが
近頃は退きっぱなしといった感じです。
木が痩せて弁慶丸独特の迫力がなくなってしまいました。
今までは避難場所がなかったので日強いところに置いていましたが
さすがにそれではということで今回は吊り枠の下の方に置いています。
すぐには無理でしょうが徐々にでも回復して欲しいものです。
これを機会に昔の画像を見てみましたがなんだか昔のほうが良い作をしています。
鉢数が少ない分、手入れが行き届いていたのでしょう。
今は本末転倒かもしれませんが植え替えなどの手間を掛けずに良くできる方法はないかと
ものぐさなことを一生懸命考えています。
というのも海外の方にも富貴蘭を楽しんで欲しいのですがやはりネックは植え替え。
どこでも入手できるピートモスは植え込み材料として面白いと思っています。
ずいぶん前にこまめさんから譲って頂いた龍谷殿。
当時の葉は親木に1枚残すだけとなりました。
こちらでは葉が一旦短くなってしまいますが
最近棚に馴染んだのかまた勢い良く伸びてきました。
棚に日向王がありませんので同じかどうか比べようもありませんが
その姿は龍が住む谷に生えているランというイメージがありあり。
こちらも良いネーミングだと思います。
あれから8ヶ月。
小さな仔が生長して結構にぎやかになっています。
しかし仔出しは片面だけに集中し姿もイマイチですから
そろそろ株分けも考えなくては・・・
って前回もそんなことを言っています。
腰が重いんですよね。
一方、こちらは四方から仔が出た美術株候補。
今年の内閣総理大臣賞の卑弥呼のようなイメージに仕上がってくれればと思っています。
でも、これから先20年は掛かりそう。
あれから1年。
今年は花茎を2本伸ばしています。
葉数もちょっぴり増えました。
これからは毎年花を咲かせると思いますのでもうこれで成木かと。
そういえばフラスコから出て10年経ちました。
近頃はこのタイプの富嶽柄もちらほらお出まししているようで
世の移り変わりは驚くほど早いものです。
斑入りがあるということは柄無しもお手ごろ価格でたくさん供給されますが
育てると言う面ではちょっと手ごわい感じです。
斑入りに目線が移ってしまいがちではありますが
まずは青をしっかり育てましょう。
あれから4ヶ月。
開花の時期を迎えていますが葉変わり品種とはいえ豆葉と違って花茎は普通に伸びます。
なんか株の上が花で散らかり放題という気がしないでもありません。
私も片づけが苦手ですから身につまされます。
最も株自体もまだ整形途中。
前作の長い葉が落ちる頃にはすっきりした姿になっていることと思います。
こちらも小株ながら花茎はたくさん伸ばします。
人気無しとはいえ飄々とした姿をきりっと引き締めると結構イイ感じになりますです。
あれから半年。
特に代わり映えしませんが今年はアンコを木炭からピートモスに変えています。
そのせいかはわかりませんがなんとなく新根はたくさん出たような気がします。
もともと健全な古根がたくさんあると新根はそんなに出てこないもので
それもあって姿が崩れず綺麗に葉が積み上がります。
しかし、全体が古木化しますから新たな仔が出ないところは痛し痒しで
そこにほんの少しでも新風を吹き込めればと思っています。
空き家がなくなるほど花芽は付きますが一応1個だけ咲かせて見ました。
思えばこの株に関しては花芽を摘んだからといって
その分、仔が出る訳ではなさそうですが。
いつかは株一杯に咲かせてみたいものです。