富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

夢幻

2007年12月30日 | 青物

この世は夢か幻か。
思えばこの時、この星、この場所に居て
こんなことをしている自分というのも不思議な気がします。

富貴蘭はというと夢が叶ったかと思っても
幻のように逃げていく何とも切ない植物ではあります。
ということでこの夢幻、名前だけでもお気に入り品種です。
実物の方は以前、展示会で葉重ね多くて葉幅引き
良く締まって手に取ったらいかにも重そうな
重厚感に溢れた作品を見たことがあり
潜在能力の高さにビックリしたものです。

あの時の姿をまぶたに焼き付け目指している訳ですが
何分、親木を嫁に出して残しておいた仔がスタートラインですから
なかなか大きくなってはくれません。

それでも二年前よりは少し大きくなったかなと
画像を見比べては来年に思いをはせているところです。

仔が出ると親木は痩せる傾向にありますから
仔が出なくなる古木になるまで待ちの一手なのでしょう。
まあ、仔が出ないように育てるのは簡単なのですが
さすがにそのようにしていた昔に戻ることは出来ないとしたものです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

円宰

2007年12月26日 | 円宰

親木はだんだん締まって良い姿になってきました。
仔は勢いがありますから葉はちょっと長め。

それでも四方から仔が出ていますので
成熟したらなかなかの姿で完成しそうです。
意外と特徴のある姿でだんだん気に入ってきたような気が・・・。
でも花は普通の白花でしたね。
幅広の三弁花で形は面白そうですが・・。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小判宝

2007年12月25日 | 青物

舞鶴が立ち葉になったようなと表現されますが
確かに当らずとも遠からず。
葉繰りはまずまずですが筬は詰まっていますし
なかなか仔が出ません。

今年は仔からが一本出ただけでした。
長短出る葉には返って野生味を感じさせます。
これも長くお付き合いしたい品種です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寿光

2007年12月24日 | 寿光

これも、植え替えようと思いつつ手を付けず仕舞いでした。
それでも昨年秋からきっちり葉が二枚。
花は咲くままに咲かせています。

そんなに増やそうとか力こぶを入れなければ
まだ2年ぐらいは植え替えなくて大丈夫そうです。
いや、これ一鉢ならどうということもないのですが
一昨年(いや、まだ昨年ですね。)全部植え替えて
それからそのままというのが数百鉢ありますから~。

これを機会に植え替えなくても良く育つ栽培法を見つけたいものです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瀬戸の剣

2007年12月22日 | 瀬戸の剣

どうも画像を見たらあのときから植え替えずにそのまんまという感じ。
(途中経過もこちらに~)
やっぱり気が抜けたんでしょうね。
でも木はすくすく育っています。
鉢換えはマメにやっていましたので・・・。

それにしても一本 一本はひとかどの姿なのになんとなくまとまりがありません。
船頭多くしてなんとやらといったところでしょう。
株分けするか、いけるところまで行ってみるか・・・
と、その前に来年は植え替えです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

翠扇

2007年12月21日 | 翠扇

今年は花芽盛りだくさんで
一本だけ咲かせてみました。

それで勢力を減じたのか
来年の花芽はほとんど付いていないようです。
もっとも葉も春から 1枚半ぐらいしか出ていませんからね。
生育のユックリな木ではたまに花を咲かせる手はありかもしれません。

それでも今年は根がたくさん出てくれましたので
来年は仔に期待できるかなと思っています。

水を切って一ヵ月半、
葉肉の厚い品種ですから早くも皺が目立ってきました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の置き場

2007年12月19日 | 作について

家の棚は外の作場と蘭小屋でスペースが違いますから
夏作で置けるだけ存分に鉢数を増やすと
冬、蘭小屋から溢れ出るといった困ったことになります。

実際、今年は困っていたのですが
たまたまホームセンターで見つけたのが
発泡スチロールの大きな箱。
昔使ったのはもっと小さな箱ですが
こんなのに入れて冬越ししたことを思い出し
6個買ってみました。

1個1,980円でも蘭小屋増築と比べたら安いものです。
1箱に鉢ごと30鉢以上入りますから全部で200鉢弱。
昨年よりこれだけ増えたことに・・・。

積み重ねておけばそれほどスペースはとりませんから
来年、また買い足せば(箱を)なんて考えていると
際限がなくなってしまいます。

カラカラに乾燥させて入れたのですが
蓋を開けてみたら程よく湿気が戻っていて
それほど皺も進んでおらず良い感じで冬は越してくれそうです。

自然と野生ラン1月号に更に詳しく載っていました。
大変参考になります。
確かに鉢から抜いて詰め込めばこの倍は入りそうですね。
あな、おそろしや~
でもそうしたら必ず植え替えたくなりますから~
ものぐさですから鉢ごと詰め込んだわけです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羆・・・その一

2007年12月18日 | 建国殿

6作目で入手当時の葉が全て落ち
自分の棚で育った葉に入れ替わりました。
やや小振りながらカッチリとした引き締まった姿になって
愛おしさもひとしおです。
ただ、気になるのはこのユウレイの仔
新月殿なら根は少し伸びて止まってしまいますが
これは普通の羆のように長く伸びますから
派手であっても新月殿とは柄の性質が違うのかなと思っています。
株分けしてみて枯れなければ面白いかも
紺覆輪が出てくれたら更に面白そうですが・・
それにしてもこの木は今のところノーヒット。
運をあちこちに振り撒いている健気なヤツですぅ~。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羆・・・その二

2007年12月17日 | 建国殿

その三のすんなり育った仔と比べて
この木はガシが出て葉肉が厚くなったせいか
腰低くズングリとした姿になっています。

青光墨系でいえば星光殿に近い芸で
その性質まで似ているとすれば更に増えなくなってしまいます。
また、生育も遅いわけです。

事実、仔が出たと喜んだのも束の間、
早々に固まって動かなくなっていますから。
それでもとりあえず姿の完成は見てみたいものです。

柄では何タイプかあると言われていますが
それに姿変わりまで加われば
また賑やかになることでしょう。

それにしてもこんな面白いものがポンポン出てよいものなのか
ちょっと不安になってしまいますぅ~

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羆・・・その三

2007年12月15日 | 建国殿

3鉢しかありませんのでその3から・・・。
夏以来で秋に写真撮るのを忘れていました。
水を切って一ヶ月以上なりますから
それなりに精気はなくなっています。
でも1月頃のことを思えばまだまだで・・・。
という風に5作目ともなれば
お付き合いにも緊張感がなくなってしまいますが
相手は訳のわからない植物、油断は禁物かも

建国殿から出た羆ではありますが
柄はまだ秋の日差しの名残があって美しいままです。

入手した頃は5年で10本立ちを夢見ていたのですが
現状は3本になっただけ~。
それでも上出来というべきでしょう。
大きな親木からは大きな仔が出るというセオリーにうまくハマリ
仔はもう一人前の大きさになってくれました。
これから5年先こそ10鉢になってくれているでしょう(かな?)
青の仔が出ないことと、またどこへも出さないと仮定しての話ですが・・。

それにしても花芽が付かなければもっと増えていたのに~。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奄美の針葉

2007年12月15日 | 青物
交換会で入手したアマミの針葉です。
ところで今年の日本富貴蘭会の会報に大変ためになる記事がありました。
韓国の実生事情についてですが、皆さんお読みになっていることと思います。
まだの方はぜひ日本富貴蘭会に入会してくださいね。

ということで最近ツンツクした小さな針葉を多く見かけるようになって
萩宝扇の値段が暴落するかもと心配しましたが
どうもそれは杞憂のようです。

薬が切れたら普通の風蘭に戻ってしまうんでしょうね。
これも普通の風蘭の戻るのか楽しみに育てて見たいと思っています。
石田精華園さんのリストに面白い画像がありました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無銘豆葉

2007年12月14日 | 青物

もう20年は付き合っているハズですが
その割には増えがさっぱりです。

葉幅引き大きくなりますが横綱タイプといえるのかどうか
そちらの方は持っていませんから比べるべくもありません。

以前から気になっているのは
時おりを流すこと。
後には暗んでその跡が打ち込みになったりスミになったりします。

一度、出世するのを見てみたいと思いながら
ずいぶん時間が経ってしまいました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貴牡丹

2007年12月13日 | 縞物

散り斑より細かい柄でゴマ斑の部類に入りそうです。
成長期は出芽白く伸びゆるゆると暗みますが
下葉でも柄が完全に暗まず面影を残すところが奥ゆかしく思えます。
大姫葉気味の乱れのないやさしい葉姿ともよくマッチしていて
また、年々繁ってくれる頼もしい品種です。

この柄は実生が利きそうな気はしますが
作ったとしても小苗はたぶん富嶽でしか売れないでしょうね。

とまれ、これは登録時の写真の木ですから
せめて親木くらいは記念に持っていたいものです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金剛錦

2007年12月12日 | 縞物

今年の新登録に金剛宝というのがありましたが
私には一生縁の無さそうな品種です。
ところでこちらはもっと以前から名付けられていた金剛錦。
立ち葉の力強い葉姿にそれらしい雰囲気を感じます。
洋ランとの交配種で色の付いた花を咲かせ
柄は散り斑ですから固定性も良さそうです。
私のところでもそうでしたが聞いた話によると
雲上錦や秋紅錦など、一連のこのタイプは結実しないとのこと。
遺伝子が複雑にクロスしているせいでしょうか。
今どきこの柄で実生が利かないとはちょっぴり嬉しい気分です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綾三彩

2007年12月10日 | 覆輪
その昔、羽衣が高価で買えず、
玉蓑を入手して出世を期待するなんてことをしていました。
散り斑が細かく、満遍なく入る芸が貴重だった時代があったんですね。
それが今はこうですから。

ま、青軸富嶽の覆輪ですが散り斑が目立たなくなって
紺地がまとまってくれればなかなか見ごたえのある芸ではあります。
と、言った感じになります。

今年もあれこれ実生が出てきましたが
まだ実生の利く品種はいろいろありそうですね。
来年は何が出てくるのか楽しみです~。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする