あれから3年半。
本来、下葉まで暗まない鮮やかな黄縞の入るのが特徴ですが
いつの頃からは斑の部分が焼けるようになり
焼けた葉はポロポロ落ちますから何気に育てにくい品種となりました。
そんな中、増え木の中には下葉で柄が暗む(葉が焼けない)タイプとか
画像のようなタイプが出現してきました。
特にこの木は柄の冴えがイマイチな分、焼けませんし
かえって含みというか余韻があってしみじみと楽しませてくれそうです。
しかも柄は最上柄。
大きくなって増えていく様子をいつまでも眺めていたいものです。
超ご無沙汰でした。
家の周りや畑のメンテナンスをやっているうちにあっという間に時は過ぎ
早くも10月が終わろうとしています。
お天気が良ければまだ蘭舎は暖かいものの
生育はあとひと月足らずといったところでしょう。
家の周りや畑のメンテナンスをやっているうちにあっという間に時は過ぎ
早くも10月が終わろうとしています。
お天気が良ければまだ蘭舎は暖かいものの
生育はあとひと月足らずといったところでしょう。
さて、黒牡丹縞(D)はあれから半年。
今年は長雨が続いたり猛暑だったりして下葉をパラリパラリと落としてしまいました。
それでも仔は良く成長していますし
何故か子宝にも恵まれました。
仔が沢山出て窮屈そうでしたので
大仔1本は外しヤフオクへ~
よろしくお願いします~~。
あれから8ヵ月。
今までは腫物を触るように気遣いしていましたが葉焼け癖もなくなりましたので
そろそろ本気を出してもらいたいものです。
天葉は思いっきり派手に出ますがここから下葉まで暗まない黄縞と
下葉で暗む黄縞に分かれる2芸品で自分ではこれが本芸だと思っています。
この仔は柄は理想的なものの暗まない黄縞の無いいわゆる本芸落ち。
こちらの仔はコートメ柄で柄は上の仔と同上です。
それでも柄が暗んでくれる分、作は安心かも。
でもそろそろ本体から本芸の仔が欲しい今日この頃です。
あれから2ヶ月。
新根がたくさん出たせいか葉繰り良く元気に成長中です。
仔は地味からず派手からず今のところ理想的な柄ではあります。
こちらはちょっと地味かも。
ところで葉が焼けてしまうと寿命が短くなるようでボロボロ落ちましたが
それもようやく止まってくれそう。
上のほうの葉もこの猛暑の中
葉縁にアントシアニンが浮いて怪しい雰囲気ではありますが
これ以上進まなければ大丈夫です。
そういえば今年は窒素肥料の散布は控えめでしたが
タイミングもずれたのでしょう。
てきめんに花芽が出来て動き出しています。
しかも柄のある花芽。
ちょっと悔しかったりします。
あれから1ヶ月ちょっと。
長く伸びた下葉が2枚落ち、ちょっと引き締まった姿となりました。
それと共に・・・というわけじゃありませんが
次の天葉は柄の部分にも細い紺縞が入ってきました。
葉縁の太縞ベタ柄だと葉焼けを起こすようですから
どうやらそのリスクから解放されたかもしれません。
この仔は柄が満遍なく入っていますので大丈夫でしょう。
こちらも葉縁は紺地なので大丈夫そう。
上柄で無傷な3本立ちを目指したいものです。
あれから4ヵ月。
特に中の根が傷んでいたわけではありませんが
今年は新根がドバっと出てくれました。
一見、雰囲気は汚くて作の下手な都羽二重。
でも新根の色を見れば一目瞭然です。
根が出る前の都羽二重にこの品種が混じっていたら楽しいんですが・・・。
ともあれこれで勢いが付いて葉焼け癖が直ってくれれば占めたものです。
仔の天葉はいきなりこんな感じに。
天冴え柄と後暗み柄が混在していますからこれぐらいで最上柄なのですが
親木と同じく葉焼けしないかとちょっと心配です。
でもたくさんの新根が水を吸って守ってくれることでしょう。
もう1個のアタリには柄がありそうでなさそうです。
あれから2ヵ月。
仔は少し覗いた次の天葉の先に柄が見え
春の生育開始となれば早々に楽しめそうです。
親木のように偏った太縞ではありませんから葉焼けの心配は少なさそう。
そしてもう1本アタリが発生していました。
それに欲目で見ると柄もありそう。
上の仔と同じような成長ペースなら1年で同じくらいの大きさに育ってくれることでしょう。
この(D)タイプは墨がほとんど出ない分、木勢よく大型に育ち
柄が少ない木でも先々どんどん柄が良くなる性質を持っているようです。
課題は葉焼け癖ですがたくさん増やせば焼けない縞の仔も生まれてくれるのではと思っています。
あれから3ヵ月ちょい。
葉焼けを別にすればなかなかの成育振りです。
1本だけになった仔にもその勢いが伝わったようです。
柄も最上。
ところで親木の葉焼けは環境ではなく
もしかしたら数年で壊死するようにプログラムされた柄なのかもしれません。
そうであれば厄介なことです。
ただそうなるのは天冴え柄のみでそれに後暗み柄が重なれば葉焼けはしないようです。
この仔にそんな因子が伝わっていないことを祈るのみです。
尚、7月に外した仔は案の定、作落ちしてしまいました。
天葉短いままで付けが見えちゃっています。
止めとけって言ったのに言うこと聞かないんだから~
さて7月。
ようやく最低気温が20℃前後になり生育に弾みが付いてきたようです。
思えば外棚に出した5月の下旬から6月半ばまで
明け方の気温が10℃になったりと寒い日が結構ありました。
根は止まらなかったのですが葉の生長は渋り気味。
日中はお天気の良い日が多く、光合成でできたエネルギーは
葉幅や葉の厚みに変わってくれているはずと思いたいのですが
直ぐに目に見えるわけじゃないのがもどかしい所です。
あと1ヵ月遅く、今頃から外に出したらとか秋は早めに取り込んでもう少し生育させたらとか
未だに思い悩んでいます。
葉繰りの良さを選ぶか締まった姿を取るか永遠の課題のような気がします。
ようやく最低気温が20℃前後になり生育に弾みが付いてきたようです。
思えば外棚に出した5月の下旬から6月半ばまで
明け方の気温が10℃になったりと寒い日が結構ありました。
根は止まらなかったのですが葉の生長は渋り気味。
日中はお天気の良い日が多く、光合成でできたエネルギーは
葉幅や葉の厚みに変わってくれているはずと思いたいのですが
直ぐに目に見えるわけじゃないのがもどかしい所です。
あと1ヵ月遅く、今頃から外に出したらとか秋は早めに取り込んでもう少し生育させたらとか
未だに思い悩んでいます。
葉繰りの良さを選ぶか締まった姿を取るか永遠の課題のような気がします。
さて、黒牡丹縞はあれから1年と8ヵ月。
いわゆる黄牡丹錦そのものです。
上柄はほとんど出払ってしまい、残ったのは葉焼けさせたこれだけです。
業者様も持って帰ってもこれは売れそうもないと思ったのでしょう。
昔、外棚作りではこんな柄でも焼けなかった所を見ると
夏場の蘭舎内生活の微妙な何かが原因だったのかもしれません。
ところでこんな柄からでも進化するもので
こちらの大仔は超地味柄でしたが
それから出た仔は早くも良くなる兆しです。
こちらはこのタイプとしては地味からず派手からず超最上柄。
そしてこの仔も同じように上柄になりそうです。
そういえば兄弟木のほぼ柄抜けからも
いきなりこんな覆輪っぽい柄が出ますから恐るべき系統と言えそうです。
さて今回は話が長くなって申し訳ないのですが
時期も良く植替えがてら株分けしてみました。
素1本では葉焼けがまんま目立ってしまいますが
外棚に戻し西日の当たらない所に置きましたのでこれからは大丈夫かも。
仔も力が一点集中しますのですくすく育ってくれそう。
こちらのようにアタリ付きで外せるまで置いておけば
何のストレスもなく育ってくれるのですが・・・。
調子に乗ってこの仔も外してしまいました。
あと2作待ったほうが良いのは分かっていますが
これぐらいから育てたいという欲求はいかんともしがたいものです。
待てないんですよね。
根は長いのと短いの、それに新根が出始めていましたからなんとか大丈夫でしょう。
勢いついでに同系統の別の柄抜けから出たこの仔も外しちゃいました。
墨が多いのと下仔のため小さく葉数は少ないものの根はまずまずでした。
上の木と比べてみるとまるで別物。
兄弟木とは信じられないほどで、やっぱり恐るべき系統です。
こうやって遊んでいると寂しくなった黒牡丹のコレクションもまた復活してくれることでしょう。
あれから3ヵ月半。
先日、1本仔を外しました。
そして旅立ち・・・。
葉の両側が完全に覆輪になってましたので惜しかったのですが
つい成り行きでそうなることもあったりします。
でも行った先では大変喜んでくださいましたので
それはそれで良かったのかなと思っています。
また出てくれるでしょう、覆輪が。
金牡丹風になった木も金牡丹的に見れば相当旺盛な生育で
あのアタリだった仔はこんなになっていますし
更にアタリが1~2本。
おまけに天葉には何やら紺中通しが~~~
柳の下にまたドジョウが来たのかも。
こちらの暗まない柄のほうはやはり葉が焼けやすく
また片側1枚落としてしまいました。
ただ、柄的にはほぼ覆輪で完成したようです。
次の目標は良い姿にすることと仔出しかな。
幸い、まだ木勢はありますから
焦げた下葉が落ちないうちに仔が出てもらいたいものです。
あれから2ヶ月弱。
ずいぶん生長しました。
天葉は縞物で言うところの派手目最上。
暗まない黄縞が影を潜めたのは心残りですが
葉焼けの心配が無くなるのとトレードオフの関係にありますから
これはこれで良しとしましょう。
仔の天葉は黄色で出てきましたが下の葉は紺中通しがあったはず。
先々までが楽しみです。
こちらの仔は一見、すっかり金牡丹柄ですが
暗みの早い柄と遅い柄が縞状に混在していて、ただの金牡丹ではありません。
しかも大型の割には柄が冴えますから
花がないのに花が咲いたようにきれいです。
仔も順調に大きくなっていますし
いったん止まっていた根がまた伸びだしました。
暗まない黄縞が源平状に入る覆輪には次の天葉が・・・。
これにも紺中通しがあってほしいと願うばかりです。
ところで暗まない黄縞は下葉でこんな風に葉焼けし
焼けちゃうと寿命も短くなり早々に葉落ちしてしまいます。
なんだか妙に中途半端で厄介な木ですが
これを何とかしたいものと思っています。
でも、なかなか・・・。
あれから1ヵ月半。
木勢良く早くも次の天葉が出てきました。
これはご機嫌に生育してもらうために鉢や鉢の中のアンコ、
置き場所の日の当たり具合、通風、温度など
いろいろと工夫を重ねてきた成果かも。
ひとつ改善したくらいでは前と大して変わらないものですが
それが3つ、4つと積み重なれば相乗効果で目に見えてよくなるのがわかります。
ただ、生育面ではともかく柄のほうは思い通りにいかないもので
覆輪を期待した仔の天葉は真黄色。
次がどう出てくれるかといったところです。
親、仔もろともベタに黄縞が暗まず下葉まで残る本来の芸は影を潜めましたが
まだ少しは下葉に残る柄も出ているようです。
しかし、下葉に残る黄縞が多いとそれが葉焼けの原因になりますから
こっちのほうが芸は上かもと思えてきました。
いくら派手に出ても後暗みですから葉焼けの心配もなく木勢は益々向上しますので。
それを鑑みるとこの仔は期待と不安が半々といったところ。
暗むのと暗まない縞が半々の源平状態ですから。
ただし、天葉が伸びて開いたら見事な深覆輪が現れ
期待のボルテージは急上昇です。
その下の葉で半分は徐々に暗んできますが
先々どっちが優勢になるのかで天地の差になりそう。
派手仔は見込みのない暗まない柄のほうでしたので取りましたが
果たして次の仔がどちら側につくのか楽しみではあります。
こちらはあれから半年。
やっぱり暗む金牡丹柄だと元気で
葉幅も引いてきました。
ただ、まだ少し黄縞も残すようです。
大仔はほぼ金牡丹ですが
上の仔はちょっとあやしげな雰囲気。
更にこんなところからまで仔が出てきました。
普通、親木の上のほうから元気な仔が出ますと
ずっと下の裾のほうからはまず出ないとしたものですが・・・。
昨年の春に植え替えてからそのままですが
まだまだ木勢の衰えは見えないようです。
あれから5ヶ月。
これも2本仔を外しました。
親木の下葉2枚の葉焼けはいつぞやの失敗。
これが落ちればすっきりした姿になりそうです。
残した仔は何となく覆輪模様。
うまい具合にこの柄でまとまってくれればと期待が高まります。
こちらの仔はやや偏り気味です。
外したこの仔は派手すぎて危険かなとも思ったのですが
片側が暗んでくる柄ですのでたぶん大丈夫でしょう。
暗むのと暗まない柄との源平柄ですが
そのセオリー通り仔は暗まないユーレイ柄。
なかなか思い通りにはなりませんが次に期待です。
もう一方の仔は超地味柄。
地味柄でも本芸が残っていれば良いのですが
どうやらこれも下葉で暗む柄だけになってしまったようです。
それでもここからだんだん派手柄になっていく風情を
長い時間をかけて楽しめそうです。
それにしても置き場を増やすつもりになったら株分けが止まらなくなりました。
あれから2ヵ月。
昔は都羽二重や金兜のような暗まない黄縞を黄牡丹錦といっていましたが
いつの間にか暗む黄縞に変身してしまいました。
それでも他でもこの芸の木に黄牡丹錦のラベルが立っていましたから
この系統はそんな傾向が強く
もしかして本来の芸の木はほとんど残っていないのかもしれません。
ただ、それで本芸落ちというイメージはなく
小割れした柄は十分にきれいで葉焼けの心配がない分返ってマシというもの。
本来の芸でこの柄なら木勢は追いつけなかったかもしれません。
この仔は柄が片寄ってしまいましたが
こちらはどうやら紺中通し風に育っています。
このまま覆輪で固定してくれたらよいのですが・・・。
こっちが黄縞の残る本来の芸と思っていましたが
気が付けば葉の半分は暗んできました。
このままでは枯れそうなくらいの派手柄ですので
暗む柄ならもう大丈夫と喜ぶべきなのですが
ちょっぴり残念なような気もします。
そこから出た仔は思いっきり派手な柄。
暗まない柄が移ったようで先行きは暗そうです。
思い通りに行ったり行かなかったりと忙しい株立ちではありますが…。
こちらの木はなくなりそうでまだギリギリ紺縞が残り
まだ黒牡丹の仲間で踏みとどまっています。
それと柄は全部暗まず下葉にも残りそこがちょっとした見所です。
以前のように暗まないくっきりとした黄縞がまた出てこないものかと期待してしまいますが・・・。
夏に動き出したアタリは一個が花芽でした。
まあ、たくさん増えてもありがたみが無くなるだけですからね~~
これぐらいにしときましょうと木が言ってました。
あれから2ヶ月。
2年前に葉を焦がしたときに気が付けば良かったのですが
震災の後でもあるし扇風機の電気代が~とか
細かいことがもったいないと思っていたのでしょうね。
こっちのダメージのほうがよほどもったいなかったです。
その傷めた下葉あと1~2作で落ち、何れ見違えるような姿になってくれることでしょう。
ところでそろそろアタリが目に付く季節になってきました。
黒牡丹系は花芽位置から出たものが
止まらずに続行で動き続けそのまま開花というケースが良くあります。
四季咲きっぽい性質があるのでしょうか。
そこで思わずこんなところから仔が~というぬか喜びもしばしば。
でも、たまには仔の時もありますし動きがあるから楽しいです。
その仔ですが派手な仔から出た仔はやはり派手柄。
暗まない黄縞だけにこれはだめかもしれません。
ついでに画像も暑さで汗だくになりながらの撮影のため
ピンボケに気付きませんでした。
撮り直す気力もなくて・・・。
地味な柄の仔から出た仔は稚葉に白縞くっきり。
今後の進展に注目です。
こちらの木は木勢が良く大型の金牡丹黄縞といった風情です。
せめて片側だけでも紺中通しが続いてくれたらありがたいのですが。
早くもアタリがふたつ。
上のほうに付きましたがどっちも仔芽なら嬉しいんですけど。
それにしてもこれを見るに付け植え替えは春先に済ませたほうが成績良さそうです。