葛の花

里山に出かけるとちょっとした林の中にも、
河原にさえも葛の大きな葉が生い茂ってくる。
勢いのいい元気な草だ。

どちらかと言えば、あつという間に
葛の原になって他の木や草にとっては迷惑な草かも知れぬ。

それでも何が一番嬉しいかと言って、
大きな葉の裏に隠れて、藤の花をチョット短くしたような赤紫の花
が立ち上がって咲いているのを見つけるのが、
楽しいのはなぜだろう。

蔓性で、何処にでもはびこっているようだけれど、
私にとっては、時機を逸すれば、
其れさえ叶わぬ事なので、花に出会える事は
今年もまた会えたね♪という親しみと嬉しさを特別に感じる花なのです。

なぜか何処にでもある幸せを再確認させてもらえるような花・かな♪