ミヤマカラスアゲハ
<アゲハチョウ科>
ミヤマカラスアゲハとは、
深い山にいるカラス色をしたアゲハチョウと言う意味だろうが、
実際はそんなに深い山に行かなくとも見ることはできる。
羽の表面が青緑色に輝くどちらかと言えば豪華に見える蝶だ。
図鑑には
水辺を好むと書いてあるが、
私が見たのも川べりやら沼地の近くだ。
好んで水辺に集まる蝶らしい。
ここで不思議なのは、
水を飲みに来る蝶のほとんどが雄であるということだ。
蝶は自分で体温調節ができない冷血動物だから
水を飲みに来るらしいのだが・
本当の事は解明されていないらしい。
<俳句歳時記>夏
夏の喋(夏蝶・揚羽蝶・大紫・高山蝶・)
棺を担げば棺の下ゆく黒揚羽 吉田 さかえ
夏蝶や海市の明日は思はざり 山本 逸夫
水あればわれと息合ふるり揚羽 北原志麻子
磨崖仏おほむらさきを放ちけり 黒田 杏子