イスノキの虫こぶ
(柞の木)
[ヒョンノキ・ユスノキ]
暖地の山地に生える常緑高木。
葉は互生し、長楕円形で革質。
大小の虫えいが、多くできる。
3~4月、
葉のわきに総状花序をだし、上部に両性花、
下部に雄花をつける。
花に花弁は無く、
雄蕊は5~8個で葯は紅色。
果は
広卵形で黄褐色の毛が密生し
熟すと2裂して黒い種子を出す。
<俳句歳時記>秋
瓢の実(ひょんのみ)
[瓢の笛・ぷす]
イスノキの葉に虫が巣をつくって瘤のようになったもの。
大きさはウズラの卵くらいで丸く固い。
虫が出たものを吹くと、ヒュウヒュウと鳴るので、
ひょんの実と言う。
どうしても悲しく吹けぬ瓢の笛 後藤 比奈夫
ひょんの実を机に英文学者留守 川崎 展宏
瓢の実と教へてあとはにこにこと 高橋 悦男
瓢の実につく波音のしらべかな 原 裕
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