アオツヅラフジ(青葛藤)
<ツヅラフジ科アオツヅラフジ属>
里山ではよく見られる。
まるで葡萄の房のように見え、
花より果実がめだつ。
山野に生え、つるが伸びる。
雌雄異株
小形の円錐花序に黄白色の小さな花を開く。
まだ青い実
葉は広卵形でふちは全縁または3裂する。
青い実もやがて藍黒色に熟す。
茎や根は木防己(モクボウイ)と呼ばれる漢方の薬に使われ、
利尿、鎮痛、解熱に薬効がある。
別名のカミエビは、「神のエビズル」からきていて、
牧野富太郎は「カミエビ」の名の方をあげている。
(カミエビは 「神のエビヅル」 を意味し、
エビヅル(エビカズラ)はヤマブドウの一種で6月に花を咲かせ、
秋には食べられる果実を付けるが、
アオツヅラフジの果実とエビヅルの果実が似ており、
薬効あらたかなので 「神のエビヅル」 からカミエビと呼ばれたようである。)引用