シャクチリソバ(赤地利蕎麦)
<タデ科タデ属>
タデ科の多年草。
茎は根茎から束生し高さ50~100センチ、
中空です。
中国原産の帰化植物。
河原や荒れ地に見られる。
上部の葉腋から長い花枝を出し、
先は2~4個の短い枝に分かれて直径5~6ミリで、白色の花をつける。
赤い蕊が美しい。
葉は長い柄があり互生でほぼ正三角形。
果実は三稜のある三角形で黒褐色。
全草にルチン(血菅補強剤)を多量に含み、
高血圧に効く。
明治時代に薬草として導入され、救荒植物(飢饉や戦争など食糧不足の時、
間に合わせる食料)としたそうです。