イヌノフグリ(犬陰嚢)
<オオバコ科クワガタソウ属>
日本在来の植物で、今はなかなか見られない。
早春に、小さくて目立たない花を咲かせます。
普通に咲いていても、見過ごしてしまいます。
花は1~2ミリで、紅紫色の花なのだが、
余りにも小さくて白い丸いごみが落ちているとしか見えません。
石垣や道端など、他の植物が生えにくいような、
石灰岩地の乾いた日当たりのよう場所を好みます。
茎は地を這うように伸びていく。
フグリは陰嚢のことで、果実が犬のフグリに似ているので、
この名があります。
よく見られるのは、青い花の帰化植物オオイヌフグリで、
日本在来の本種はとても少ない。
ここ、野川公園でもまだ2~3輪しか咲いていないので、
目を凝らして探してみてください。