ムラサキオニシバリ(紫鬼縛)
<ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属>
別名ナツボウズ
落葉小低木。
オニシバリと教わったけれど、
よく見ると花裏が紫色のものでした。
花筒の裏が紫がかっている。
野川にて出会い、オニシバリと教わったのだが、
紫色が入っているので、高尾山植物図鑑で見た限りは、
このぐらいの紫色がかっているのは
稀にみられると言うムラサキオニシバリ(紫鬼縛)になっているようだ。
林下にはえる。
葉は枝先に集まって互生し、長さ5~10センチの倒被針形で薄い。
秋に伸びて冬を越し、夏に落葉するので
ナツボウズ(夏坊主)とも言う。
3~4月、葉腋に小さな花を数個付ける。
雌雄異株。
萼は黄緑色の筒形で先は4裂する。
雄花は雌花よりやや大きい。
果実は長さ約8ミリの広楕円形で赤く熟し、
非常に辛いそうだ。
樹皮が丈夫で鬼も縛れると言うのでこの名がある。