オニドコロ(鬼野老)
<ヤマノイモ科ヤマノイモ属>
ヤマノイモに似るが、葉っぱが丸く葉が互生するので、
区別できます。
蒴果に3個の翼があります。
それは去年調べて覚えた事なのだが、なぜオニドコロ(鬼野老)
の漢字があてられるのか? 疑問が残った。
野山に普通に見られ、他の植物などに絡まって伸びる。
葉は長さ5~12センチのハート形で先がとがる。
花は雌雄異株。
上は8月はじめに撮ったもので、
たぶん、雌花だと思います。
雌花は垂れさがり、上部から果実になって行きます。
雄花は薄緑色で小さく、上向きにつく。
果実には3つのひれがあるのが特徴。
似たもののヤマノイモの葉は対生し、零余子がつき、
ヤマノイモの根茎は食べられるが、
オニドコロは食べられない。
オニドコロ(鬼野老)の名は根茎が曲がって、
ひげ根が多い事からの連想による。
オニドコロの根は長寿を願ったとも、所(所領)の安堵を
願ったとも言われ、正月飾りになくてはならないもの
だったようで、古くは土古呂とか,都古侶などと表記されたそうです。