マルバルコウ(丸葉縷紅)
<ヒルガオ科サツマイモ属>
一番見るのは、マルバルコウの花だ。
マルバルコウソウと呼ぶ方が多いような気がする。
ルコウソウの方が園芸種っぽいので間違えやすい。
小さな橙色のラッパが柵や木の枝に絡みついてよく咲いているのを見ます。
このマルバルコウも観賞用の園芸種に栽培されたものが逃げ出して、
こんなに広く咲いている野生化した帰化植物。
道端や人家の周りやフエンスに絡みついているのをよく見る。
葉腋から花茎が出て直径1,5~2センチで漏斗状の花をつける。
花は朱赤色で中心部は黄色で、花を正面から見ると5角形にみえる。
葉は互生し、丸みのあるハート形。
葉の長さ幅とも10センチほど。
名前に「丸葉」がつくが特に丸いわけではないが、
園芸種のルコウソウの切れ込みが多い糸状く、細い裂片と
比較するためマルバルコウになった。
ルコウソウ(縷紅草)
<ヒルガオ科サツマイモ属>
観賞用の園芸種に栽培されていたものが野生化したものが見られる。
葉が羽状に深く裂け、裂片が糸状になる。
花も橙色と言うよりは鮮やかな深紅で目立つ。
つけ根にある2枚の托葉も細かく裂ける。
葉のわきから花柄を出し、花筒の長い星形の花を咲かせる。
和名の「縷紅草」は糸のように細く,赤い花輪咲かせる草の意味。
白花のルコウソウ(縷紅)もある。
モミジバルコウソウ(紅葉葉縷紅草)またはハゴロモルコウソウ(羽衣縷紅草)
<ヒルガオ科サツマイモ属>
アメリカでルコウソウとマルバルコウソウから交配された園芸種。
つる性で葉は掌状に深く裂ける。
鮮やかな紅色をした杯状の花を咲かせる。別名ではモミジバルコウソウ(紅葉葉縷紅草)
とも呼ばれる。
園芸品まで行くと、混乱してきますね。
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