映画『空母いぶき』をさっそく観てきました。
公式サイト:映画『空母いぶき』公式サイト
20XX年、12月23日未明。沖ノ鳥島の西方450キロ、波留間群島初島に国籍不明の武装集団が上陸、
わが国の領土が占領されたことで空母いずもが領土奪還に向かい、敵戦闘機や潜水艦などと戦う。
というストーリー。もう少し細かい内容は下記公式サイトにて。
公式サイト:イントロダクション
さて、映画ですが、何と言っても引き込まれたのが戦闘シーン。
潜水艦が発射した魚雷に対してデコイ(おとり魚雷)で誘導したり、
戦闘機から発射されたミサイルをたくさんの小さな金属(名称失念)を撒き散らして爆発させるなど、
現代において戦闘が起こるとこんな攻撃・防衛になるのかと感心。
2003年のアメリカによるイラク攻撃の時もTVゲームのようだと言われていましたが、
いずれにしても太平洋戦争の時代とは雲泥の差。
また、自衛隊という立場上、専守防衛に徹し、相手が撃つまでは攻撃しない葛藤が描かれている。
相手を攻撃するにしても、なるべく人を殺さずに済むような選択肢を選ぶというのが意外。
細かいストーリーは控えておきますが、なかなか楽しめました。
ただ、キャスティング的に問題を感じたのが空母に乗り合わせたネットニュース社員(本田翼)と
新聞記者(小倉久寛)。空母の取材で各社の中から選ばれたという割には、
本田翼は予備知識なしで乗り込んでいるし、タフな設定なのにぜんぜんそのようには見えない(笑)。
小倉久寛は英語を喋るシーンがありますが、下手くそな日本人英語。
本田翼に至っては、本来自分が英語を喋るシーンを小倉久寛に譲る始末。
ちなみにワタシは本田翼 個人に悪意は持っておらず、むしろ、どちらかといえばファン(笑)。
そのワタシが辛口にならざるを得ないのだから、キャスティングミスか演出ミス。
まぁ、そもそも一般人を艦内に残したままオペレーションを実行するという脚本がおかしいけれど、
それを言ってしまうとこの映画のストーリーが成り立たなくなってしまいますね(爆)。