IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

日々の食事や美術展巡り、スポーツ観戦記などもつれづれなるままに書いています。

2022.03.08 三重県立美術館 『春をまちわびて』 

2022年03月08日 20時43分12秒 | イベント・アートなど



三重県立美術館 『春をまちわびて』展 に行ってきました。

三重県立美術館のサイト:コレクションによる特別展示 
春をまちわびて 美術から考える自然との調和(=エコロジー)




正直なところ、特別観たい訳でもなかったのですが、ヒマで仕方なかったので(笑)。

まずビックリしたのが観覧料が500円! フツーは1,000円超ですが。
それは三重県立美術館の自前の収蔵品で構成しているからでしょう。

次に気がついたのが入場してすぐの「はじめに」とかの文章パネル。
これまでは明朝体で文字が組まれていたように思いますが、
毛筆体に近い感じの太丸ゴシック体でした。
ネットの記事か何かで読んだのですが、人によっては明朝体は読みづらいのだとか。
だからそれに対応したのかなーと。ただ、作品1点1点の表示ラベルは従来通りの明朝体でした。



さて、『春をまちわびて』展ですが、ワタシ的には無理クリな企画のような感じではありました。
「エコロジー」をキーワードにしていて、風景画、人間(人工物・文明)が入った風景画などが展示されていましたが。
いっそ「エコロジー」抜きで「春をまちわび」る感じの冬から春にかけての作品でまとめたほうが良かったような気がしました。

三宅克己『箱根双子岳』は単純に自宅に飾ると落ち着いて見られる風景画だと思いました。



次いで常設展。三重県立美術館は常設展をしっかり観るのがワタシのルーティーン。
シャガール、ダリ、ルノワール、ルオーなどの有名画家の絵が見られます。
今回は三重県立美術館の顔とも言えるシャガールの『枝』とともに
版画集『サーカス』の12点が壁一面にディスプレイされていたのが印象的でした。





あと、小林研三という三重県の画家の作品群が絵本のイラストっぽくてイイ感じでした。



こんな感じで、メチャクチャ感動したわけではありませんでしたが、
十分な暇つぶしにはなりました(失礼!)。コスパも良し。




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2022.03.08のちょっと贅沢なランチ 『ミュゼ・ボンヴィヴァン』で鹿肉のコースランチ

2022年03月08日 17時59分31秒 | 外食



久しぶりの『ミュゼ・ボンヴィヴァン』。三重県立美術館に併設されているフランス料理店です。
ここも新型コロナウィルスの影響で昨日まで店を閉じていたようですが、今日からは再開のようです。
タイミング的にはちょうどよかった。美術館とこの店はセットで考えているので。





11時50分ぐらいに入店したのですが、ワタシが一番乗りだったようです。
窓際の2人席に座ろうとしたら「予約席ですので・・・」と言われ、4人がけの席に座りました。

屋外にもテーブルがあるので、今日のようないい天気の日にはそこで食事してみたいところですが、
屋外の席で食事したことはありません。ワタシが食事中にタバコを吸うちょっとヤンチャ系の男性と
娘か奥さんかわからない女性のカップルが屋外のテーブルに座って食事。
女性は明るい色のウールコートにハンドバッグで、あまり印象はありませんでしたが、
男性の方は明るめのジャケットに白いパンツ、カジュアルで明るめのボルサリーノタイプのハットにサングラス。
美術館のレストランでひとときを楽しむためのコーディネートとしては素晴らしいと感じました。
男性は食事が来る前に芝生の上をウロウロ歩いて庭での食事を楽しんでいました。やっぱり屋外席、いいなぁ。



 

ランチメニューは「デジュネ」(1,980円)と「ムニュ・ジョリ」(3,600円)。
ほかに「ムニュ・ブッフ」(8,000円)というのもありますが、ワタシには論外(笑)。

「デジュネ」で前菜とスープの両方を注文し、さらにデザートも加えると3,000円になります。
「ムニュ・ジョリ」との差額は600円。前菜・スープ・デザートは同じ料理のようなので、
メイン料理が「ムニュ・ジョリ」が600円高額になる計算です。

前回訪れた時、鹿肉を食べたくて「ムニュ・ジョリ」を注文しようと思ったのですが、
鹿肉の在庫がないということで、「デジュネ」に変更したのですが、今回は鹿肉があるとのことで、
初の「ムニュ・ジョリ」注文。ランチで3,600円というのはかなりの奮発ですが(笑)。

ついでに言わせてもらえば、「ムニュ・ジョリ」からデザートを引いて3,000円のオプションも欲しいところ。
さらに前菜かスープをどちらか選択にして2,600円というオプションも。





まずはパン。プレーンバゲットとレーズンバゲット、オリーブオイル。
先にレーズンバゲットを食べてからプレーンバゲットを食べたのですが、
味が薄く感じて失敗。先にプレーンを食べるべきでした(笑)。
あと、オリーブオイルに塩が欲しかったかな?



 

前菜。セリ(だったか、あるいは違うかも?/7時方向)とハゼのベニエ(天ぷら/8時方向)、
ヒラマサのスモーク(4時)、牡蠣のコンフィ(12時)、生ハム(2時・11時)、
カイワレ、ミニトマト、赤い大根(?)、下の方に水菜。

セリ(だったかも)のベニエはサクサクの食感が素晴らしかったのですが、
葉っぱの分量が少なくて味がよくわかりませんでした(笑)。

ハゼのベニエはなかなか珍しい食材で楽しめました。今が季節なのかな?
ちなみに、小学生の頃、ウチの近所の川の河口でよく釣りました。

ヒラマサのスモークはあまりスモークの香りが付いていないようでしたが、
味噌っぽい(味噌ではない)ドレッシングが効いていました。

牡蠣のコンフィにはアオサ海苔の佃煮のようなものが載っていて、コレが強い風味を醸していました。

ただ、ナイフとフォークで食べるフランス料理で水菜はどうなのかな?と。
正直なところ、口に運びにくいです。日本人なら箸でつまむのは簡単ですが。
どうせなら生ハムで水菜を巻いて提供するとかの食べやすくする工夫が必要だと思いました。



 

スープ。キャベツとジャガイモのポタージュスープですが、中央にはズワイガニのほぐし身。
周りにはアーモンドスライス。あとスープに沈んでいますが、本わらび粉のわらび餅も。
正直なところ、前菜かスープを選ぶ「デジュネ」だったら注文しなかったと思いますが、
これはなかなか美味! ベースのポタージュスープはもちろん美味しかったですが、
ズワイガニのほぐし身や本わらび粉のわらび餅を組み合わせるという意外性も面白い。
アーモンドスライスもパリパリした食感がいいアクセントとなっていました。



 

メイン。鹿モモ肉のロースト。マデラ酒のソース。
初めてまともに鹿肉を食しましたが、まずはその柔らかさにビックリ!
スーパーで売られているローストビーフはペラペラの薄さなので柔らかくて当たり前ですが、
厚さ1cmとは言わないまでも8mmはあるであろうモモ肉が極上の柔らかさ。
長時間煮込まれた豚の角煮のホロホロ崩れる柔らかさとは別モノの柔らかさで、表現が難しいのですが。

これまで「デジュネ」ばかり注文していて、今回初めて「ムニュ・ジョリ」を注文しましたが、
この鹿モモ肉のローストを味わうために3,600円を支払うのは浪費ではないと思います!
とはいえ、強いて言えば、お皿には7切れ盛られていましたが、ワタシには3〜4切れで十分でした。
もちろん7切れ全部を胃袋に入れましたが(笑)。



 

デザート。エスプレッソコーヒーのアイスクリームとイチゴのムース。
ワタシはデザートなしでもOKな人間なのですが、食べてみれば、もちろん美味。
このお店ではデザートはアイスクリームと冷たくないものがいつもセットで提供されますが、
温度感の違いがアクセントになっています。ミントがこれまたいいアクセント。





コーヒー。(トアルコトラジャかどうかわかりませんが)濃い系。
今回はブラックのままいただきました。



こんな感じで鹿モモ肉のローストをメインディッシュとする「ムニュ・ジョリ」を楽しみました。
大満足で、このあと美術展を見ないで帰ってもいいかな、と思ったぐらい(笑)。



【追記】「ムニュ・ジョリ」を注文したのは初めてではありませんでした。

過去のエントリー:2016.07.29のランチ ミュゼ・ボンヴィヴァンでちょっとリッチな「竹」コース



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