道徳授業公開講座

東京では石原都知事の呼びかけで「心の東京革命」が企画され、そのひとつに「道徳公開講座」というものがあります。簡単に言えば「道徳の授業公開」ですね。
私の今日の授業は教科書を使わず、自主教材です。スウェーデンの作家が書いた『わたしのせいじゃない・・・責任について・・・』という絵本を使ってやりました。この本はお薦めですよぉ!
いじめがテーマですが、それを「わたしのせいじゃない」と言って見過ごすと、飢餓・戦争・難民・公害・交通事故などなど、様々な社会的問題に発展していくということを、ひじょ~~に少ない言葉で表してくれます。言葉が少ない絵本と言うことは、子どもの想像力を強く刺激しますので、子どもの心の中にはものすごい葛藤が生まれます。今日も我がクラスの子は授業に完全にはまってくれました。
参考のために、何人かの子の文を紹介します。
「みんな無責任に人をぶつな。そうやってぶつんだったら、ぎゃくに守れ!全体責任だ!」
「みんなぶったなら、みんなのせいで、自分はやっていないと言っても、止めなければその人もやったことになると思う。人に罪をなすりつける人は、ひどい人だと思う。」
「本を見て、あまりにもふつうにいじめをしたり、車で子供をひいたり、人を殺したりしていて、あまりにもざんこくすぎて、言葉が出なかった。」
この本は、スウェーデンで「人権教育」のために書かれた絵本です。くり返しになりますが、絶対にお薦めです。
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