地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

上信のシブい役者2016 (1) ジオパーク155F

2016-09-02 15:00:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 このたびKATOが来年1月の新製品として発表したのは……非冷房赤電時代の西武701系! PDFファイルに載っている試作品画像も、先頭クハの台車はTR-11を装備しているという抜かりのなさ……! これは間違いなく御布施決定ですが、次の問題として手持ちのマイクロ既製品を今後一体どうすれば良いのかと……(滝汗)。また、必然的な流れとして冷房車バージョンも現れるわけで、さらに中長期的には新101系と同様に鉄コレとも競作になる可能性が高く、いやはや全く以て私鉄通勤車好きヲッサンキラーも甚だしい話です。
 いっぽう、そんな赤電祭りに歩調を合わせるかのように (?) 、現在いずっぱこ駿豆線の大場で検査を受けている大雄山線5000系第1編成が赤電色になりつつあるようで、いろいろと良い意味で悩ましい嬉しさですね♪
 というわけで、そんな西武701系または赤電を大いに称揚するべく、先月の上信ビール電車に参加したついでに撮影した上信155Fをアップします。



 上信150形は、西武701・801・401系といった1960年代的な車両をもらい受けた一群となっていますが、もと3形式の計3編成ということで、それぞれ形態が異なっているのは興味深いところです。このうち155+156の2連は701系を出自としていますが、西武時代の701系先頭車は全てクハ1701でしたので、この2両は上信に譲渡された際、中間モハユニットにクハの顔を移植したとのこと。
 そんな155Fは長らく某こんにゃく加工食品メーカーの全面ラッピング車となっていましたが、2012年にその役目を新101系改め500形に譲り、以来緑のストライプの標準塗装となっているとのこと。もっとも、まっさら標準塗装の期間も短く、ここ数年は奇岩・奇峰の宝庫である下仁田をアピールする「下仁田ジオパーク号」となっています。まぁ、緑ストライプを活かしつつ、さほど派手ではないラッピングでもありますので、個人的には特にハズレということはありません。
 そんな155F、今回ビール電車に乗った際、下仁田での40分少々の折り返し時間の間に、この編成も定期列車の車両交換でゴロゴロと構内入換を行っており、天気がドンヨリと小雨模様であったのを逆手にとって激写しまくりでした♪ いや~大満足ですが、いずれ鉄コレになるとしたら、まっさら緑ストライプのみでリリースして欲しいものです。