地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

EOS 5D Mark Ⅳ試撮・黄昏時の103系@京都

2016-09-18 00:00:00 | 国鉄型車両


 暮れなずむ京都駅。家路を急ぐ通勤通学客と、伏見稲荷から京都中心街に戻る外国人観光客が激しく入り乱れる中、ウグイス色の103系が並んで佇み、ホッと安らぐ昭和風情を漂わせています……。しかし、そんな光景も一体あとどれほど続くのでしょうか。個人的には、323系の新造が軌道に乗り、森ノ宮の103系のみならず201系にも廃車が及べば、玉突きで201系が奈良線用として転属して来るのではないかと予想しているのですが、あるいは221系で統一という可能性もあるのかも知れません。いずれにせよ、関東民からみれば美しい夢としか言い様がないこんな光景も、そう長くは続かないでしょう。その割には、今のところ他に誰も撮っていない……。
 というわけで、先日発売されたばかりのEOS 5D Mark Ⅳ、京都出張ついでに半日ほど関西を周遊し、103系を激写しまくりながらの試し撮りをしてみました (今回の画像は、そんな一日の最後に撮ったもので、かなり手に馴染んできた状態です)。
 前回作のMark Ⅲは所有しておりませんので、あくまでMark Ⅱとの比較に過ぎませんが、まず率直に言って……とにかく速い!! 列車撮影であってもEOS 7D MarkⅡと同じノリで連写出来るようになったのは、とてつもないアドバンテージであろうと思います♪



 ただ、如何せん3000万画素越えの世界ですので、jpegでも約10~14MBに達するヘビーさとなります (RAWは使ってない ^^;)。頻繁に列車が来る路線で、調子に乗って連写しまくっていますと、あっという間にCFがいっぱいになってしまいますし、バージョンが古い画像関連ソフトであれば悲鳴を上げること間違いなしでしょうか?!
 また、既にMark Ⅲで大きく改善された点ではありますが、ミラーショックが極めて少ないのは本当に嬉しいです♪ Mark Ⅱは、劇的に画素数が上がって高感度特性も格段に向上したという点で革命的だったと思いますが、秒コマ数は決して速くないうえに、ミラーショックのばたつきは大きい部類でしたので、手ブレ補正を使ってもカメラ側でブレてしまっているのではないかと思うような場面が多々ありました。それがMark Ⅳの場合、連写速度のさらなる向上のため、Ⅲよりも一層念を入れたミラーショック対策が効を奏しているようです。今回の画像は、手ブレ補正付き望遠ズームと20分の1~25分の1秒の低速シャッターで撮っていますが、あくまで手持ちです (手すりに肘を置いたりして支持していますが)。
 あと、高感度での鮮やかさや細かさに一層磨きがかかったのもGood! 今回の画像はISO1250で、多少レタッチしてはいますが、この鮮やかさとコントラスト♪
 う~む♪ キヤノンの気合いによって確実にブラッシュアップされているこの5D Mark Ⅳで、今後どう写真を撮り貯めて行くのか、本当に楽しみです (^O^)。これだけ良くなっていれば、次のMark Ⅴは買う必要を感じず、次はⅥかな……と (^^;
 あ、勿論……欠点もあります。機能が更に増えすぎて、操作メニューが実にややこしい……(^^;;)。背面パネルと睨めっこしながらお目当てのメニューにたどり着くまで、散々ダイヤルを回し続けるような気分が……(滝汗)。