結局先頭車のみ購入 (^^;)。ライトは点灯可能です。
実車では政治的にも永遠にあり得ない東海・台湾との並び (爆)。
古今大陸最速並び。ある意味でこの組み合わせが最も「神」。
緑亀との並びが最もしっくり? 在来線も走れますし。
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明日は中華人民共和国建国70周年の国慶ということで、大陸のそこかしこでは義勇軍進行曲(国歌)が半ばエンドレスで流されることでしょうが、これを作曲した人物である聶耳(ニエアル)が藤沢の鵠沼海岸で溺れ死んだことをほとんどの中国人は知らず、したがって江ノ電に乗ってスラムダンクの聖地・鎌倉高校前に押し寄せる中国人観光客が、すぐそばにある聶耳先生の記念碑を表敬訪問しようとも思わない(したがって、いつ鵠沼海岸を訪れても中国人の姿なし)というのは何とも滑稽なことです。まぁそれが、愛国すらちぐはぐな中華人民共和国クオリティというものでしょうか。
そして今や、中国から独立せんと欲する香港で、ソ連→ロシア国歌に比肩する美しいメロディーの「願栄光帰香港」という歌が爆誕し、事実上の香港国歌として日々怒濤の大合唱が繰り返されている今、それを潰そうとする中共の義勇軍進行曲って一体何なのか、勇ましいメロディーが空回りして聞こえて来そうです。
というわけで、今や日本のご近所は何もかもがますます混沌の極みの観を呈しているところですが、鉄道車両も鉄道模型もこれまた混沌。当の中国からも新興メーカーが台頭し、少なくとも中国国内のヲタの願望に応えつつ、さらなる販路を日本にも求めつつある状況があります。
そんな中、去る8月のJAMでも展示走行され、このたびポポンデッタ扱いで日本国内の流通ルートにも乗ったのが、KUNTER製の中国高速鉄道CRH380Aです。以前JAM見物ネタをアップした際に、「欲しい……とゆーか買う買う」といった趣旨を記した手前、私も目出度くゲット致しました♪ 但し、先頭車だけですが……(^^;)。
いやいや、当初は基本3連をゲットしたいと思ったのも確かです。しかし、いざ某店で所望の旨を伝えて試運転してみたところ……M車のガックンガックンと余りにもぎこちない走りに限りない不安を覚え、その場では「ごめんなさい」。改めて先日、先頭車のみを扱っていた大井町IMONに向かい、コレクション・アイテムとして購入・収蔵することにした次第。
ライトが点灯し、KATOの室内灯を挿入することも可能であるとはいえ、動かない先頭車に6,000円も払うのはどうよ、というご意見もあることでしょう。しかしこれは、1980年代から10代の小僧なりにいろいろな書物で中国の鉄道情報を漁り、1990年に緑皮車ばかりだった中国を初訪問するなどして以来、過去約30数年にわたり中国鉄道事情の変遷を眺め続けた者のはしくれにとっての、ある種の記念品でもあるのです。
帰宅後はさっそく様々な車両と並べてみたのですが、中国と台湾が平和的に統一する可能性などというものは天地が顛倒しても最早あり得ず、さらには反中共企業としか思えないJRCのN700系が将来博物館などでCRHと並ぶ可能性などというものも異次元的にあり得ない中、「まぁせめて机上のヲタ・コレクションとしては仲良くしたまえ」と遊んでみるのもまた、混沌の極みに達した時代におけるシュール・リアリズムというものでしょう (笑)。いっぽう、マイクロ製のパシナ12と並べてみると、両者が放つオーラが複雑にからみ合って一層強烈なオーラを放っているように思えるのは私だけでしょうか。
何はともあれ、今回は先頭だけの購入でしたが、いずれマイクロが中国CRHを出さないものか(同じ中国製なのに、M車の転がり具合の激しい違いって一体……) と思うものですが、一方で最近は外国型発売体制を強めつつあるKATOが中国進出を図ってCRHを出すと面白いだろうなぁ、という妄想で頭の中が満たされつつあり、困ったものです。
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