地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第八ジャカルタ炎鉄録 (8) ランカス鈍行万歳

2016-10-06 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 正午頃でクラクラする暑さのマジャ駅に進入するアンケ行。



 新塗装鈍行・橋上駅舎・高床ホーム……まさに過渡期のマジャ。



 ランカスビトゥン着。踏切から逃亡しなければ撮影OKでした。



 変わりゆくジャカルタ、変わりゆくスルポン=バンテン線鈍行!

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 多忙でブログの更新が進まない間に10月に入り、先日訪れたばかりのジャカルタ遠征が早くも1ヶ月半以上前の話となってしまいましたが、少しずつレタッチを進めて備忘録を綴って行かなければという危機感を感じています。ジャカルタの話題につきましても、205系の貫通12連という衝撃的編成が現れている話やら、空港鉄道がここに来て急ピッチで建設中である話やら、某3扉車両がジャカルタに来るのか来ないのかという話題やら、あっという間に事情は変わっているようですので……。
 そんな中、スルポン=バンテン線で1~2時間に1本設定されているアンケ~ランカスビトゥン間の鈍行は、タナアバン通過となり塗装が変わったこと、そして気動車改造のボロ通勤客車が姿を消して全車冷改の両端デッキ車となったことを除けば、相も変わらず昔と変わらない近郊客車鈍行シーンを残しています。そういえば、屋根上乗車が一切無くなったのも大きな変化でしょうか。
 ところが、この鈍行客レの終点であるランカスビトゥンまで、昨年8月の時点で既に架線が延びており、昨年の訪問時にはまさにランカス鈍行乗り納めという覚悟で臨んだものでした。もっとも、そこはさすがインドネシア。すぐに電化設備が供用されたわけではなく、1年ぶりに訪れてみても相変わらず客レ鈍行は客レ鈍行のまま……(^^;)。というわけで、パクアン急行様とともに205系でマジャまで到達したあとは、30分ほど乗ってランカスに向かい、長閑な田舎の駅にも架線が張られた中で機回しをしているシーンを眺め、再び客レに乗ってドゥリまで2時間以上揺られるというメニューを楽しみまして、思いがけず改めての乗り納めを楽しんだのでした。
 ランカス鈍行自体は当ブログでも既に散々扱い、電車が頻繁に往来する中にそれなりの本数の客レが設定されているという常磐線的なノリを賛美してきた次第ですが、皆様におかれましては「もうイイよ。飽きた」と思っておられるかも知れません。それにもかかわらず改めて乗り納め(本当にそうなるか?)を楽しみ、その画像をアップするという行為は何を意味するのでしょうか。まぁ要は、誰が何と言おうとランカス鈍行が好きだぁっ!ということで (笑)。

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