東急2020系の大量 (?) 新造に伴い再開された8500系の廃車は今のところ、8500系の中でも最末期に製造された8638F以後の軽量鋼体車が中心で、とりわけVVVF車を組み込んだ8642Fの廃車は「来るものが来た……」という感が強いです。いっぽう、8630Fまでの非軽量鋼体車は今のところ、調子が悪いといわれていた8620Fが廃車となったのみ。06、14〜17、19、21〜23、25〜30の系15本が未だガンガン走っているのは、とても嬉しい反面何とも不思議なことです。これに加えて軽量鋼体車31〜37の計7本が活躍中で、計22本走っている今が田都8500系最後の華というものです。
それにしても、8590系が富山に追加で行きそうなのはさておき (10020・14720の引退が予告されています)、最近廃車された8500系が今のところ全く他社譲渡の対象となっていないことを考えますと、やはり8500系は東急で永く活躍し過ぎたため、現在も生き残っている8500系220両は譲渡されるタイミングを逃したまま、「昭和の凄く古い車両」として全車解体される運命にあるのかも知れません。7700系がなおも養老で生き延びることを思えば、車体そのものは全く腐らない8500系がこのまま大量にスクラップになるのは誠に忍びないものがありますが、さて一体どうなるのでしょうか。
そしてもう一つ忍びないのは、結局秩父に譲渡された7500系が6両にとどまっており、改造平面顔の7002編成も僅か1本の珍車となってしまう可能性があることです。都営6000がこの先消える可能性が高いとして、代わりの車両は是非東急8500系として頂き、この変顔も増えて欲しいものです……(嗚呼煩悩妄想の夏)。
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