地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

実は千載一遇の撮影機会 (?)・名鉄6000系

2011-02-21 00:00:00 | 都市民鉄 (中京圏)


 確定申告のシーズン、必要がある方はもうお済みでしょうか? 複数の収入源があるために累進課税を取られる身としましては、その分が例えば高速無料化といった反鉄政策に回されていると想像するにつけはらわたが煮えくり返る思いが……。日曜日も税務署が開いているということで行ってみますと、出納部門は開いておらず、単に書類一式を渡しただけでおしまいですし……何たるちぐはぐぶり (-_-;;→以上に関するコメントはご遠慮下さい)。
 それはさておき、昨日実施された名鉄6750系A6編成のさよなら運転はとりあえず無事に終わったようですが、これから約1ヶ月は平日の朝と夕方にA1A2編成の最後の力走を味わうファンが数多く降って湧き、電動車の車内における「鉄濃度」が上昇しそうな気配ですね……(汗)。何はともあれ、都会に響く釣掛の最後を誰もがしみじみと味わえるひとときが展開されると良いな……と遠くから思うものです。
 しかし、そんな瀬戸線の魅力は決して6750系に限らず、実は最大勢力を占める6000系 (5次車以降の一段窓装備車) につきましても、私が記憶する限りここ数年~10年 (?) で最大の美味しい「撮りどき」を迎えているように思われます。と申しますのも……既に6750系の画像でお気づきの方もおられるかと存じますが、何と!ドアの脇に貼られてきた広告がどの車両もことごとくキレイに剥がされ、名鉄の新しいコーポレーション・マークを除けば、登場時のスカーレット一色姿が完璧に再現されているからです!! バンザーイ!!\(^O^)/ 



 個人的には、パノラマカーを除く名鉄一般車のドア脇に広告が貼られるようになって以来、柔らかい曲線を中心に構成された車体デザインの調和が乱された悲しい姿を新幹線や東海道線の車内から眺めるたびに嘆息するばかりでしたので、今回まず名古屋到着直前に新幹線車内から広告無し3500系を目撃して内心「ぬををっ!」と超ビックリ (汗)。 そして……さらに複数編成が広告無しで走っているのを中央西線の車内から目撃しまして、「これはどうやらスポンサーが一時的に消えたか、あるいは名鉄の方針が変わって一般車に広告を貼るのを止めたかのいずれかだろう……」という期待が爆発♪ (ちなみに、白地に赤帯の特急一般車は依然として広告が貼られています。特急車は広告媒体としての価値が高いという判断でしょう) そこで「これは恐らく瀬戸線でもスカーレットまっさら一色の6000系を記録出来るだろう……」ということでワクワクしながら大曽根で乗り換えたところ、果たせるかな、行き交う6000系も全て広告無しでした♪♪
 それにしても6000系といえば、登場した昭和50年代にはAL車やHL車を廃車に追いやる憎き敵役であり、AL車見たさ・乗りたさで名鉄にハマった10代の頃の私は、本線をやたらと闊歩していた6000系を眼にするたび「要らねぇこんな電車……」と内心つぶやいていたものです (^_^;;)。しかし、それも所詮は思慮が浅く青臭い発想に過ぎないわけでして、よく見れば見るほど6000系という車両は地味~な魅力に満ちているように思います。恐らく国鉄急行・近郊型の影響を受けていると思われる、5500系や7700系などの系譜を受け継いだ正面デザイン。分散クーラーやベンチレーターがゴツい雰囲気を醸し出している屋根。(4次車までですが) パノラマカーと同じ発想の大型固定窓。西武101系と京王6000系の走行音を足して2で割った (?) サウンドをさらに数段パワーアップさせた力強い走行音……。そう、名鉄6000系は趣味的になかなか悪くない車両であるはずですが、名鉄には他に圧倒的な個性を放つ車両が多すぎるために埋没していたのだろうと思います。
  というわけで今こそ、邪魔なドア脇広告がすっきりさっぱりと消えて本来の魅力が顕わになった6000系を趣味的に楽しむときが来た……と思っている私。本線系の名古屋近辺では待ってもなかなか来ず、多くの車両が支線区に押し込められているという状況も経験的に何となく分かっておりますので、今後は名鉄の支線めぐりにも精を出したいものですが、果たして今後ドア脇広告が復活するのかどうか予断を許さず、早め早めにはと思うものの、なかなか名鉄各路線を漫遊するヒマがないのはツラいですね (汗)。

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6 コメント

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Unknown (SY1698)
2011-02-21 21:27:57
三河線がそういう意味では、6000系天国(いや自分にとっては地獄か)というべきでしょうか。くどいようですが、2009年暮れに「6000系を追い回す日が来るに違いない」という預言が実現したと書いてしまいましょう。

でも、E231は死んでも追い回したくない。
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Unknown (おっとっと)
2011-02-21 21:43:51
>SY1698さま
 こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
 三河線に限らず、蒲郡線や新可児~御嵩も見逃せないでしょうね。しかし6000系には何か苦い思い出でもおありなのでしょうか? 7700を撮りに訪れたところ6000しか来なかったとか……。ともあれ、6000を必死に追い回さなければならない時代は、6000が抵抗制御車であるだけにもう目の前に迫っていると考えるべきでしょう。
 まぁ、私も「走るんです」は来世でも決して追い回さないですね~。京浜東北の209系なんて (以下略)。
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Unknown (SY1698)
2011-02-21 22:51:43
すみません。

三河線山線で(2009年年明け)朝6時~12時まで豊田市近辺で粘っていて、7100はおろか7700すら昼前に1本来ただけという苦難の所業をおもいだしましたもので...。

6000系よりも、バス式クロスシートの6500系のほうがまだ個人的には好きです。あとは瀬戸線ならAU12(7000系初期車より転用)を載せた6600系があるじゃないですか。
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Unknown (はいらーある)
2011-02-21 23:57:33
昨日は寝すぎてALさよなら運転見に行けなかったです…まあ、まだチャンスはあるからいいや。

6000系を6000系たらしめている一番のパーツは尾灯の横のバンパー?だと思うのですが如何(7700系とか100系もそうですけど)。これがないと7300系とか、7500系の中間運転台みたいな締まりのない顔つきになってしまうのですが、このパーツがあることによって、一気に男前に引き締まって見えるという、不思議なパーツです。他の私鉄でもほとんど見たことないですしね。
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Unknown (おっとっと)
2011-02-22 13:18:45
>SY1698さま
 こんにちは、レスへのレスどうもありがとうございます!
 なるほど……やはり三河線7700に全然当たらないというトラウマのためでしたか……(汗)。でも多分あと10~20年後にはそれも甘酸っぱく懐かしい (?) 思い出となることでしょう。
 6500系や、同じハコの抵抗制御2連バージョン (6200番台でしたっけ) は、鉄仮面顔がなかなかシブくて私も好きです。これも名古屋付近ではなかなか現れませんが……(西尾線は鉄仮面濃度が高いような気がしています)。瀬戸線の6600系はいつの間にかかなり車齢が高くなってしまい、クーラーもご指摘の通り流用品で古いため、6750系の後を追って割と早々に廃車となるのでは?と危惧しています。今回の訪問時は日中全車昼寝中だったのが残念……。
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Unknown (おっとっと)
2011-02-22 13:25:13
>はいらーあるさま
 こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
 あらら、昼まで寝すぎて見逃しですか……。でもまぁ、普段の平日の朝夕に栄町で粘ればやって来る可能性が高いわけですから、ヲタ殺到イベントで気分が滅入るよりもその方が良いかも知れないですね……。
 それにしても、尾灯の横のパーツ (飾り?) は確かに不思議な存在ですね。丸っこい6000系の正面をキュッと引き締めているインパクトがあります。が……個人的には今思い出してみますと、7300ののっぺり平面顔もなかなか機器流用車らしい哀愁が漂っていて好きです。1980年代は、なにせ半鋼製車目当てで訪れていたもので、AL運用で7300が来ると激しく落胆したものですが……そんなことまで懐かしいです (笑)。
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