地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

名鉄瀬戸線6600系と昔の喜多山

2013-03-04 00:00:00 | 都市民鉄 (中京圏)


 昨年春の中京圏周遊記がまだまだ終わらないところですが、少々東濃エリアから名古屋のど真ん中に視線を移しまして、久しぶりに名鉄瀬戸線の話題を。名鉄瀬戸線といえば、名鉄の他の路線とは完全に隔絶され、とくに1978年の1500V昇圧及び栄町乗り入れ以後は、本線系からの転属組に加えて瀬戸線に特化した車両が投入されていますが、そんな瀬戸線1500V時代オリジナル車両の元祖である6600系が、昨日のさよなら運転を以て完全に引退しました……(T_T)。新時代の瀬戸線標準車両である4000系は、瀬戸線線用としては勿体ないほどの外観と内装で悪くない車両だと思いますが、既に引退した釣掛6750系ともども、瀬戸線らしい個性 (ってどんなだ?) を放ち続けて来た6600系が消え、さらに本線からの転属組である6000系 (5次車~) も行く行くは消えるというのは寂しいことですね……。



 とくに個人的に6600系といえば……正面こそフツーに6000系であるもの、やけにデカいスカートが暑苦しく、側面も小振りな2段窓にドア窓というあたりが特にダサく、とにかくもっさりと垢抜けない印象であるが故に、逆に芋っぽくてカワイイ奴……という印象を抱いて参りました (爆)。しかもそんなダサい電車に、パノ7000系の忘れ形見であるゴツいクーラーが載っかっているというのですから、釣掛6750と並んで「来れば超ウレシイ電車」であったことは言うまでもありません (*^^*)。しかし、そんな6600系も新造から35年ということであれば、廃車も致し方ないのかも知れません。そして6000系すら、今や来れば「うをっ!シブい!」と思うようになったとは……。時の流れは知らず知らずのうちであり、余りにも無情……。
 というわけで、喜多山車庫に憩う6600系と6000系を9年前に撮っておいたのも、今や限りなく貴重すぎるひとこまです。このときは「6000系ではなく釣掛6750が留置されていれば良かったのに」と思ったものですが (汗)。何はともあれ、6600系の長年の活躍どうもお疲れさまでした……。

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