相鉄・JR直通開始までついにあと1週間! 先日発売された『東京時刻表』ならびにJTB時刻表附録の相鉄直通列車・埼京りんかい・湘南新宿ライン統合時刻表から、その全貌を事前にじっくりと味わうことが出来るようになっており、とりわけ後者を眺めるにつけ、武蔵小杉と新宿をダイレクトで結ぶ列車が本当に増えたものだと痛感します。また、相鉄線側のダイヤをつらつら眺めておりますと、とりわけ朝方は二俣川か西谷で必ず優等列車どうしの接続が上手く仕込んであるという印象です。
もっとも、当面多くの客は引き続き横浜に直通するでしょうから、狭い西谷のホームが乗り換えの人波でごった返すのかどうか。先月の台風19号で水没した武蔵小杉駅自動改札を補うため、JRは横浜駅南口(相鉄との乗換口)から一部の改札機を撤去し、その結果人の流れが悪化して乗換に時間がかかるようになってしまいましたが、もしやすると、横浜駅の乗換に嫌気がさした客は来月以降直通線を使え、というJREからの暗黙のメッセージなのかも知れません。
もっとも、品川〜東京駅界隈に出たい客にとっては、引き続き横浜駅にて東海道線に乗った方が速いことは否めません。相鉄・JR直通線を魅力に感じるのは、新宿までであれば大和・海老名以外の各駅利用者(それでも三ツ境あたり西であれば割高に感じるかも)、渋谷までであればギリギリで大和・海老名利用者も含む……という感じでしょうか。相鉄線内〜(武蔵小杉または西大井乗換)〜品川以北の乗り継ぎは、武蔵小杉経由の大回りのため、時間がかかってしまうきらいがあります。そこで、さらに直通線への転移を促そうとすれば、横浜駅での乗換がますます面倒臭いという印象を与えた方が良い、ということなのでしょうか。
それはさておき、相鉄線内の時刻表を見ていますと、直通列車が来ない早朝・深夜の羽沢横浜国大駅を救うため、西谷とのあいだの一駅のみ走るというナゾ列車が数本設定されています。西谷の引上線を使って片道は回送扱いのピストン運転を行うということで、この運用には相鉄の既存車両が充当されるのか、それとも12000系とE233系限定なのか、気になるところです。また、海老名に着いた直通列車がそのまますぐに新宿以遠へと折り返すわけではなさそうな場面も多々あり、E233の相鉄線内完結列車もどの程度あるのか楽しみです。
というわけで、先月の相模大塚撮影会にて、本線と留置線の間の仕切り役を果たしていた20000系の画像をアップしておきます。20000系、個人的にはこのとき初めて撮影しました (^^;)。当面は12000系が話題をかっさらっている感がありますが、今後もっと本数が増え、東急との直通カウントダウンという段階になれば、ローレル賞受賞車として改めて注目が集まることでしょう。そして、近日ポポンデッタから模型が発売されますが、副都心線直通ファミリーの一員となる車両でもありますので、是非KATOから出て欲しいものですね……。
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