地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

戀戀臺灣・05年2月の記録 (6) 車扱貨物

2008-01-22 10:19:27 | 台湾の鉄道


 東横線8000系との別れを引きずりつつも、気持ちを切り替えることにしまして……改めて新年の決意表明を。それは、早いもので3年前の訪問以来、多忙のためごぶさたになってしまった台湾を、余程のことがない限り2月か3月に再訪し、改めて旧客・釣掛・車扱の三拍子揃った世界を味わい尽くすことであります (^^)。
 そこでこの記事を以て、これまで思い出した頃にアップしてきた3年前の記録を打ち止めにすることにしましょう。今回ご紹介したいのは、台湾の貨物シーン。最近、相互リンクでお世話になっている「ロジ担」さんとお会いした際に、台湾の貨物シーンの濃いぃ魅力を吹き込んだこともありまして……(^^;)。
 台湾の貨物列車が置かれている環境は、国土面積が狭く鉄道貨物輸送のメリットが小さいことから非常に不利なものがありますが、昔ながらの有蓋車を用いた車扱貨物も細々と続いております。もちろん、本数が少ないため狙いにくいのは否めないのですが……南台湾の常夏の世界を走る屏東線で旧型客車を撮影していたところ、いきなり短編成の貨物列車が現れまして、余りの偶然に感激しました (*^^*)。しかも、有蓋車の形状は日本のそれと非常に似ているだけでなく (日本植民地時代の名残でしょう)、ワフに相当する貨車も連結されてたりして……もうメロメロ (笑)。南州駅で午前10時台に撮影したものですが (697レ)、荷の少なさから申しまして、毎日走っているとは限らないと思いますので念のため……。



 台湾の一般車扱貨物は神出鬼没の世界ながら、その一方、東海岸で大量に産出されるセメントの輸送や、発電所で用いる石炭の輸送、そして高雄港から嘉義・台南近辺の食品工場へ向かう輸入穀物輸送はそれなりに旺盛なものがあります (但し石炭輸送は、発電所脇に港湾を整備する動きが進んでいるため風前の灯火……)。そこで、台湾鉄路局のアンテナショップ「台鉄本舗」でたまに売っていることもある (?)『台湾鉄路・客貨列車時刻表』という極めて濃いぃ本 (業務用の時刻表をそのまま印刷して本にしたという、一般人には解読困難?な逸品) を片手に、各地の専貨スポットや高雄・花蓮の臨港線を巡礼して歩きたい……という衝動に駆られるのですが (爆)、時間が限定された滞在では到底かなわない話です。
 そこでオススメなのが、台北の近郊・桃園駅! ここは台北のベッドタウンにして各種工業が立地する桃園県の代表駅で、常に様々な列車が発着して多くの利用客でごった返しておりますが、駅のホームの目の前が台○水泥 (セメント) 公司のストックヤードとなっており、セメントホキが常にたむろしているだけでなく、DLやスイッチャーが活発に (?) 動き回っています。しかも桃園は、発電所に石炭を送り込む貨物線=林口線の分岐駅にあたっているため、石炭貨物が廃止になるまではそれも合わせて楽しめることでしょう。
 うー、こう記していると、本当に早く行きたくなってしまいました (笑)。

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