西鉄では長年、国鉄・JRとの対抗から、料金不要の2扉クロスシート特急を走らせて来ましたが、たとえば300系、1000系、2000系などそれぞれに、俊足を誇る名優揃いであったかと思います。そして平成の世とともに現れた8000系は、まさにバブルの残り香と言っても良い運転室直後の超大窓をはじめ、優美な車体に優雅な室内と良いこと尽くし。関東の私鉄好き人間としては自ずと唸らざるを得ない存在でありました。しかも、筑紫野ののびやかな水田地帯を猛スピードで飛ばして行くのは痛快極まりなく……(もっとも、走りのヤバさという点では、2000系や5000系の方が断トツで上ですが)。
しかし、2扉ゆえ朝夕の優等運用には入れづらいこと、そして連年の高速走行による累積走行距離の蓄積ゆえ、最近は3000系に置き換えられて急激に本数を減らしてしまい、ついに昨日を以て引退してしまったとか……。残念としか言い様がありませんが、確かに西鉄の一時代を築き、全車無事故のうちに引退するということで、遥か首都圏から「お疲れ様でした」と申し上げたいところです。
そんなタイミングに合わせて、先日鉄コレで西鉄8000系が発売となりました。西鉄のN模型としては既に1000系 (鉄コレ)・2000系 (マイクロ)・5000系 (マイクロ) を持っておりますので、8000系を揃えないわけには行かず (^^;)、予約して無事購入! 最近はなかなか模型いじりをするヒマもなかったのですが (落花生。様など、へっぽこ模型ネタを楽しみにされているという方々からは、お叱りを受けるばかりです。滝汗)、さすがにそろそろN化するものは作業を進めないと、元箱入り状態のまま塚を築き過ぎてマズすぎる……。というわけで、週末に雨が降り続くというトホホ過ぎる天候であったこともあり、非常に久しぶりに指を動かして、6連1本が掌の上で竣工しました。
感想は……まぁ鉄コレいじりにおけるいつも通りのありきたりなものではありますが (^^;)、造形はGood、細かい仕上げはBad! 正面のオデコの部分に変なタッチアップがあったり、先頭車の窓パーツが一部曇っていたり (電解質系OAクリーナーを綿棒に染み込ませて拭いても落ちず)……どーしてこうなるの?! C国では引き続き賃金が高騰している折も折、安い賃金に不満で手を抜いている労働者の所為でしょうか……(-_-;)。
ともあれ、目を離せばパッと見は悪くないため、とりあえずは満足しています (どっちやねん!)。今後は「水都」「旅人」の鉄コレ化も予想されますので、財布の備えを十分に整えておかなければならないでしょう (^^;)。
いやその前に……303・313系の鉄コレ化をPlease!!
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