地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

引退迫る上信151編成 (元西武401系)

2017-09-07 12:00:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 昨晩は、いつもお世話になっております「きえふにいさん」様と、ごく稀にディープでクセがありすぎるエスニック料理を賞味する小宴を、都内某所の延辺料理店にて開催致しました。延辺とはすなわち、北朝鮮に隣接した中国の東の果てでありまして、料理も料理で激濃な中国東北料理と朝鮮料理と新疆羊肉串がミックスされた、フツーの日本人の味覚ではなかなかついて行けないカヲスなところであります。しかも、北朝鮮のせいで世の中が相当騒がしくなっている中、こういう店でメシを食うことこそ、企画として終わってるのかタイムリーなのか……(^^;)。しかも、余りにも「うんめぇぇ~!」と勢いに乗って久しぶりにバカスカ暴飲暴食しまくったところ、いつの間にか結構なお勘定となっており、サービス券にかなり救われたわけですが、いや~、その直前はハードな仕事で空腹の極みでしたので、滅多になく痛快に逝ってしまいました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆。そんな終わっている宴の結論はズバリ「ジオン公国は正しい。大地球連邦史観によってジオンの独立自主を目指す英雄的な闘いを意図的に醜悪に描く洗脳は問題だ。ガルマ様マンセー!キリッ!」とゆーことです (謎)。というわけで、ドン引きな味覚と会話にお付き合い頂いたきえふにいさん様には、かくもマニアック過ぎる企画にお付き合い頂き、心よりお礼申し上げます!




 もっとも、乾杯の際における最大の御題目は、先月上信ビール電車に乗ったばかりということもありますので、「107系上信譲渡マンセー!」であったことは言うまでもありません (笑)。いやはやまさか、先日眺めたばかりの、デキが佇む上信の車庫に、「あちら側」をいつも行き交っていた107系が押し込まれて来ようとは……。
 今般の107系譲渡は、地元紙の報道によりますと6編成12両とのことですので、このうち1編成が部品取り車なのか否かは当面注目を集めることになりそうですが、少なくとも5編成10両は就役し同数が廃車になると考えますと、明らかに古さを隠せなくなった元西武401系の151編成は今後、廃車の対象になるとみて間違いないでしょう。しかも元401系ということは……冷改・カルダン化前には釣掛であり、今やこのような下回り流用・ボディ新造方式で生き残ってきた他社の車両も極めて少なくなった中、こんな感じで現役でいるというのは本当に貴重なことです。まだ200形の非冷房車も健在ですので、この編成が真っ先に廃車になるとは余り思えませんが、乗って撮って味わうことが出来る時間は既に限られてしまったことは事実。それだけに、ビール電車の「休み時間」にこんな感じで撮影出来たのは本当にラッキーでした♪

木曽路歩き鉄 (9) EF64 1000広島色

2017-09-06 00:00:00 | 貨物列車


 中央西線に沿って中山道を歩く際にひとつの大きな楽しみとしていたのは、まさに名物とも呼ぶべきEF64 1000牽引貨物列車の撮影です。折り重なる山々、逆巻く流れ、時折現れる白雪の中央アルプス、そんな山峡に唸る釣掛の重低音……。但し日中の運行本数は少なく、多忙な中で運休の可能性もある貨物列車の撮影のために首都圏からわざわざ往復するのもリスクも高いことから、今から10年以上前に貨物撮りにそこそこハマっていたときでも撮影したことはなかったのでした。それだけに今回は事前に貨物時刻表をじっくりと眺め、昼間のベストな時間に運行される「専用」6883レをうまく撮影出来るよう、歩くペースを調整したりもしました。



 しかし……結果は全敗。3日間歩いて全く来なかったという……。いっぽう「臨高速」8084レを宮ノ越駅の近くでチラ見してしまった瞬間、「臨」のくせに冬だけ運転じゃないのか……グギギ!とショックを受けてしまったのでした。もっとも、帰宅後に改めて貨物時刻表を眺め返すと、6883レが全く来ないのも道理……。列車番号の隣に「※」がありますので、灯油オンシーズン中は毎日運転ということでした……。「臨」ではないけれど、季節運転の列車ということですな。
 というわけで、帰宅後に自分の浅はかさを思い知り、これも一種の自己責任だと思ったのでありますが、ともかくも歩いている間は、昼間一度もロクヨン1000を撮影出来ていない悔しさをどうしたものか……という思いが脳裏の片隅でくすぶっていたのも確かです。
 ところが、最後の最後に逆転満塁ホームラン♪ 塩尻から2泊3日でたどり着いた当面のゴールの南木曽駅にて、しなの17号に乗ろうと切符を購入していたところ、激しいブロワーとブレーキの音とともに81レが到着!! しなの17号を待避するため中線に入ってくれたではありませんか! そしてよく見ると……広島工場色☆ 本当に何という偶然、何という完歩の御褒美でしょう……♡ 辛うじて「しなの」到着まで数分の余裕がありましたので、90km歩いた疲れもどこへやら、ルンルン気分で名古屋方面ホームの先端まで行き、猛烈な勢いで激写しまくったのでした♪
 とはいえ、中央西線といえば重連タキ列車を撮ってナンボ、というのも確かでしょう。そのうちオンシーズン=冬に再訪したいものだ……という宿題が残ったのでした。

木曽路歩き鉄 (8) JRC車万歳@倉本

2017-09-04 12:00:00 | JR発足後の車両


 中央西線は事実上、明治時代に計画倒れに終わった「中山道本線」の一部を踏襲していますので、塩尻から南木曽まで、基本的には中山道の旧道とつかず離れずの距離感で敷設されています。というわけで、中山道を歩く際には、相当頻繁に撮り鉄するチャンスがあるかも……と思ったのですが、実際に歩いて見ると、さに非ず。まさに微妙に離れている場合が多いため、線路の近くを歩いても樹木やトンネルその他諸々で隔てられ、ホイッスルと走行音が聞こえるのみ。いっぽう、たまに現れる名撮影地を通りかかっても、ドンピシャなタイミングで列車が来るわけでもなし。結局、途中で道草を食いすぎるわけにも行かず、通過を待たずして前進……。期待したほど「歩き鉄」なる酔狂な活動が出来ないことで、フラストレーションもたまります (笑)。



 しかし、たまにはドンピシャで撮りまくれる機会もあります。上松駅の南にある名勝「寝覚ノ床」(木曽川の岩場で、車窓からも一瞬見えます)にほど近い宿を出発した後、倉本までの非常に長い道のりにヒーヒー言っていると、やがて高校生が先を歩いているのが見えました。地図で現在位置を確認すると、どうやら倉本駅は近いらしい……。ということは、少なくとも普通列車の到着シーンぐらいは駅撮り出来るということで、ルンルン気分でペースを上げて中津川行き1824Mの到着10分前くらいに駅到着~。そこで、手持ちの時刻表メモを見てみたところ、この列車は上松で「しなの4号」を待避するとのこと。したがって、もうすぐに「しなの」が来る!! 大急ぎで望遠ズームに付け替え、これから単線区間に入るというのに猛スピードで突っ込んで来た「しなの」を無事激写成功しました♪ そんなノリノリ気分のまま、普通列車も無事撮影♪ こんな感じで撮影しているうちに、自分自身がJRCの信者になって行くかのような心地を感じました……。だって、どんなに山奥であろうと、機能美ある高品質な電車を走らせているではありませんか……。

京阪大津色変わり前 (3) 復活80形色

2017-09-03 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 京阪大津地区の600・700形は、標準色にせよ色変わりにせよ、それぞれに味わいがあって鉄コレ化も盛んになされているところですが、現在のところ最も来訪ヲタの拍手喝采を集めているのは、80形の塗装を復活させた701+702編成であることは論を俟たないところでしょう。去る7月、久しぶりに浜大津を訪問した際における最大の狙い目は、もちろんこの編成です☆ ううむ……美しい……(*^^*)。



 そこで帰宅後、多忙のため買ったきり手をつけていなかった鉄コレの80形塗装701編成をN化し、さらに80形にも専用動力を入れてN化しようとしたものの……あれれ?動力と80形が一体どこへ行った?? とりわけ80形は人気沸騰につき、犬屋で購入すると定価の何倍するか分かったものではない……。
 というわけで必死に探すことしばし、ようやく見つかったのは良かったですが、これは日頃の整理の悪さが元凶であるとしか言い様がありません。とりわけ、昨年畳を変えるために部屋中のありとあらゆる物を一旦動かしたきり、その後の多忙もあって、様々な仕掛品がどこへ行ってしまったのか全く収拾がつかなくなり、それがひいては模型いじりのモチベーションの劇的低下を招いてしまっておりました。そこで、去るお盆休みには1日かけて模型を大整理しまして、大体、何が何処にあるかを再確認することが出来ました。皆様もくれぐれも整理整頓にお気をつけを……(爆汗)。

墨東東武散歩2017夏 (2) リバティ500系

2017-09-01 12:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 スカイツリー景気に乗ってあれやこれやとイメチェン戦略を放っている東武。その中には例えばSL大樹など、果たして儲かるのかどうか今ひとつ疑問ながらも (乗車時間短すぎでは……?) 趣味的には大ネタな展開があるかと思えば、「野田線がアーバンパークラインなんてガラでもないだろ?」と文句を言いつつもいつのまにか自分自身「アーパー線」と呼んで洗脳されている展開もあり (笑)、はたまた70000系のような車両に驚き「2000系の時代は遠くに去りにけり……」という感慨を抱く展開もあります。その一方で、車内広告のセンスは相変わらず「どこか昭和」であったりしますので、田園都市線では眼がチカチカしつつも何となくホッとするのも確かです。
 そこに現れた500系。やはり絶大なインパクトであるとしか言い様がありません。快速・区間快速の廃止を寂しいと思いつつも、その代わりに圧倒的な存在感を放つ新特急車が充当され、これに乗って会津田島まで行けるとなれば、文句を言う方が間違っているというものでしょう。



 そんな500系、去る11日の「大樹」運行開始日にぶらりと訪れた浅草口にて、何を今さらですが初めて撮影しました (^^;)。3+3の編成が曲がりくねりながら下町をゆっくりと走るシーンはインパクトが大きいですし、いっぽう3連という機動力を活かし、スペーシアの現有本数では穴が開いていた時間帯にも3連「けごん」が走るようになったのも非常に新鮮味があります。まぁ裏を返してみますと、何となく近鉄南大阪線の特急を思い出すと申しますか……。大都会でも特急が3両で間に合うというのは、ある意味で高度成長期前に遡ったようなもので、少子高齢化と人口減少の時代を象徴するとみるべきなのでしょうか。それとも本数純増につき利用者減という視点でみる必要はないのでしょうか?! 
 ともあれ、少なくともデザイン的なインパクトは大きい500形……。指定がパンクする場合に備えたミクリ以北急行もきちんと毎日運行されていることですし、そのうち実際に日光・鬼怒川・野岩・会津で乗って撮るのが楽しみになって来ました。まぁ、観光客が減る真冬が狙い目ですが……。ガラガラな車内から眺める山里の雪景色、そして雪煙を上げながら驀進する光景……嗚呼楽しみです! いっぽう、既にスペーシア100系の模型が出たTOMIXあたりから模型化される可能性は極めて大きく、財布面でも心構えをしておかなければなりません……(^^;)。