地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

祝!相鉄グループ100周年・モニ2005

2017-12-18 00:00:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 本日は、1917年に相鉄が創立されてから100周年の節目となりました。周知の通り、相鉄の当初の路線である茅ヶ崎〜橋本間は、戦時買収で鉄道省のものとなってしまい、現在の路線網は神中鉄道を買収した路線がベースとなっているものですが、何はさておき、横浜への往来において相鉄のお世話になっている神奈川県央民としましては、相鉄の今後ますますの発展を祈りたいものです。
 相鉄100周年を祝う行事としてはとりあえず、横浜高島屋での「大相鉄展」開催と豪華記念入場券の発売がアナウンスされています。100周年に合わせた最大の目玉のはずの20000系お披露目は今のところ伝わって来ませんが、営業運転開始が決まれば相模大塚あたりで撮影会を開催して下さるでしょうか?



 そんな12月18日……昨年は鉄コレ9000系YNB色が発売され、同時にかしわ台で秘蔵されている車両の特別撮影会が電撃的に開催されたものです。というわけで、昨年の今日開催された撮影会の画像のうち、最大の目玉であったモニ2005の画像が未アップであったことを思い出しました (滝汗)。この日は大いに幸いなことに、晴れベースながらもしばしば陰りましたので、余計な影が車体に落ちることもなく、非常に良い感じで撮影出来たのは感涙モノでした。

 それはさておき、ここのところ相鉄鉄コレは現行車種が続いて来ましたが、現在オープンパッケージで中間車つき5000系 (初代) のリリースがアナウンスされていることから (勿論即予約 ^^;)、既にモニとしてお目見えしている2000系鉄コレも、例えば旅客営業バージョンや、大雄山線など地方私鉄に転じたバージョンなども出ないものでしょうか?! 犬吠駅前で潮風に晒され続けた「幻の銚子電鉄 (就役しそびれ) バージョン」は未来永劫出ることはないでしょうが (^^;)。

近江鉄道EL特別イベント (1) ED31 3

2017-12-17 00:00:00 | 保存・園内・特殊車両


 かつてセメントに石油・農産品……と様々な貨物を運んできた近江鉄道は、最早登録有形文化財級と言っても良い古典電機を大量に保有し、貨物輸送の廃止後も多くの車両が「魔境」の観のある彦根工場で保存されてきたほか、一部の罐は線路用の砕石輸送に動員されていました。しかし、可動車ですら老朽化の極みに達し、既に砕石輸送の主役は220形に譲って久しく、たまにミュージアム開館時には良好な保存状態でズラリと並んだところを拝むことも出来ましたが、最近では塗装の剥げも相当進み、果たして今後はどうなるのかと懸念する方も多かったことでしょう……。
 そしてついに近江鉄道は、やはり保存整備の負担は余りにも大きいことから、状態の悪い車両から解体処分することを決め、昨16日には現存罐10両が揃う最後の撮影会が彦根にて開催されました。個人的にはここしばらく、なかなか鉄するヒマがなかったのですが (ブログも放置気味で大変恐縮です)、京都出張・宿泊の翌日はまるまる予定に空きがあったことから、帰宅する途中、今年の初秋に歩いたばかりの中山道・江州ゾーンの思い出に触れつつ、近江鉄道でフィーバーすることにしたのでした。

<img src="https://wind.ap.teacup.com/ottotto/timg/middle_1513430458.jpg" border="0"


 というわけで、まずは京都から近江八幡まで223系に乗り、さらに800系 (元西武401系) の乗り心地とサウンドを小一時間楽しみまして、かつ車窓からはうっすらと雪化粧した近江の田園風景を眺めつつ、「あ〜、ここをずっと歩いたのだなぁ……」という感慨に浸ったのでした。その後は高宮で下車のうえ、しばらく彦根の古い街並みを散策し、ついに彦根駅の東西自由通路に達しますと……をを〜!居並ぶ電機にヲタが群がっている! そこで私も鉄ヲタモードに切り替わり (笑)、画面から人が消えた瞬間にババババッ!と撮りまくりつつ、これまで何度も訪れたEL天国・近江鉄道ミュージアムも、今回を最後に一大転機か……という感慨がこみ上げました。
 そこで今後しばらくシリーズで、寒空の彦根でフィーバーした記録をアップして行くことに致します (中山道歩き鉄の最終ランナーである京阪800系はしばらくお預け。^^;)。まずは、黄ホキを従えたED31 3号機の雄姿です。今回、ED31のうち状態が良い4号機は汽笛・ブレーキ体験車としてヲタが群がり続けていたいっぽう、3号機はこのようにパン上げ+ホキ2両の「最晩年・工臨スタイル」を披露しており、「来て良かった!」と強く実感したのでした……。

東急8606F一部車両のモケット、赤系に

2017-12-12 22:42:00 | 大手民鉄 (東急)


 かねてから東急大本営から発表されていた2020系がついに金沢八景にて姿を現した昨今、東急8500系の激減への道程がついに始まろうかというところですが、最近は全然田都を撮っておらず (既に撮り貯めたという安心感もありまして ^^;)、最近はもっぱら都心との往来時に乗ることが個人的な楽しみとなっております。そんな中、とりわけ眠気が覚めるのは、8606・8642・8691・8692といった○K編成がやって来たときですが、今日の帰りには眠気が覚めたのを通り越して腰を抜かすほど吃驚しました。何と……8606Fの一部車両のモケットが変更されている!



 しかも……新たなモケットの色は、かつての8000・8500系登場時を彷彿とさせるワインレッド! もちろん、かつての深い臙脂色とは違うと言われればそれまでですが、茶色と山吹色の切り替えではなくワインレッド単色のモケットが一直線に延びて行くさまは、「懐かしい!」の一言に尽きるというものです。
 果たして今後、このモケット変更は8606Fの他の車両、及び8500系の他の編成へと波及して行くのかどうか……? あるいはこの変更劇は、相当長期間先延ばしになっていた8606Fの引退が近づいていることを示唆しており、引退のはなむけとして懐かしさを感じるカラーリングにしたということなのでしょうか?! ……もしかすると、このモケット変更は既に有名な話なのかも知れず、単に当ブログがネタとして扱うのはタイミングを外しまくりなのだとすれば恐縮です (^^;)。
 なお、急行半蔵門幕は、中央林間での幕回し中に撮影しました (笑)。

【補記】上記の内容をアップ後に検索をかけてみたところ、既に1ヶ月半ほど前に8634Fが、その後8633Fが同じ色のモケットに変更されていたようで……。当たらなかったのと、多忙でネットチェックが甘かったのとで、トンチンカンな内容になって大変恐れ入ります。
 しかし8633・8634Fは田都に最後まで残るグループであると思われますので、モケット変更によるイメチェンはまだ分かるような気がします。率先して離脱してもおかしくない○K編成に一部イメチェンの動きが及んでいることこそ怪しけれ……。とはいえ、先頭のデハ8506など車齢が古い車両はモケットを変更されていません。ナゾです……(汗)。

引退迫る上信153編成 (元西武801系)

2017-12-08 00:03:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 今年も早いもので、あっという間に師走ですね……。
 そこで一昨日は、いつもお世話になっておりますスラブ圏Loveなフォトグラファーの「きえふにいさん」様と、極めてささやかながらもロシア革命100周年を祝いつつ (否、こんな大失敗の社会実験なんて目出度くも何ともないって ^^;)、都内某所のジョージア・ロシア料理店にてプチ忘年会を開催しました。この店は二度目ですが、とりわけジョージア・赤ワインとチーズ入りのアツアツな揚げパン (?) が激しく美味く (^o^)、日本に居ながらにしてカフカースのキナ臭い、いやいや雄大な自然を吹き抜ける風の匂いを楽しむかのような心地がしました。まずは取り急ぎ、そんな激濃なひとときをご一緒して下さったきえふにいさん様には、心よりお礼申し上げます!



 そんな、他の人なら誰もがドン引きな小宴における話題の中心は、フィルムの無残な没落やミラーレスの日の出の勢い等々といった写真産業の過去・現在・未来であったり、あるいは私が最近猫を飼い始めたことと関連した猫の話題であったり (きえふにいさん様の御連れ合いの御実家にも猫がいて、撮影は手慣れたもの?だとか)、さらには金満 (?) ロシアの日本好き好き現象や日本観光旅行事情であったり……というわけで、鉄ヲタ度は相当薄い宴ではありました。しかしそういえば……東武でC11が故障したり、大井川でE31が牽引したりすればヲタが殺到するというのに、秩父でC58が故障してEL代走になるとたちまち煙爺をはじめとしたカメヲタが寄りつかなくなるのはどういうこっちゃ?という話題もありました (汗)。そこから更に「そういえば秩父1000系は良かったよなぁ〜。今やついに関西でも103系の命脈が尽きつつあるわけだが、ほんの数年前まで現役を続けていた101系改め秩父1000系はやっぱり凄い。MT46マンセー! というわけで、MT46と同等の技術で今も走っている西武401・701・801系地方譲渡車マンセー!」ということになり、ついに閉店時刻となったのでした (何故万歳の読み方がウリナラなのか?……笑)。
 そこで、そんな宴の一夜を記念しまして、去る8月の上信ビール電車参戦時に撮影した上信153Fの画像を貼っておきます。この編成はこれまで散々「折角の貴重な801系の生き残りだというのに、シマウマ模様が鬱……」と思っておりましたが、今後続々と進む107系のデビューと入れ替わりで廃車となることが明らかですので、そんな交代劇が明らかになる前の誰も撮っていないタイミングで下仁田での記録を済ませることが出来たのは何よりでした。