そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

いつまで経っても道半ばのアベノミクス

2016-06-09 | アベノミクス
 安倍晋三の嘘を羅列するには本ブログではとてもじゃないが間に合わない。今度の参議院選挙で安倍晋三が持ち出した、今度の選挙の争点は経済政策であるというのである。嘘で固めたアベノミクスは中止しなければならない。
デフレ脱却はとうに終わっているはずであるが、一向にその兆しがない。雇用が上がったというが、非正規雇用者を増やしただけであって、国民にとって実感に乏しいものである。しかもその雇用が増えたのは団塊世代の大量の引退が背景にある。
世界経済が行き詰っているので消費増税を先送りしたというのが最も大きな最近の嘘である。世界経済は堅調に推移している。特にG7各国は堅実に安定しているという共通認識である。そこに、リーマンショック直前と同じなどと、同調を求めたが誰も納得していない。議長国に対して大人の対応をしたが、帰国後は相当程度の低い経済分析と世界の笑いものになっている。上図の左は中国のものであるが、勢いよく飛び出してはみたが、ゴールはいつまでたっても先にあるということへの皮肉である。その通りの発言を安倍はしている。アベノミクスは道半ばというのであるが、まるで逃げ水を追いかけているようなものである。
稲田朋美ウルトラ右翼に至っては、一層加速させなければならないと億目もなくいうのである。彼らに破たんの認識が薄いのは、間違いなく富裕層に自らが身を置くためである。
要するに安倍晋三の経済政策は、異次元の金融緩和政策で株主と金満家が動いたに過ぎない。実体を伴わない円安と株高ではるか彼方に逃げ水を見ただけである。いつまでたってもはるかかなたである。
何よりも二の矢と称した財政出動は、不要な建造物や土木工事をばら撒いたに過ぎない。この財政投資は世界一に借金国となってしまった日本に負債をさらに背負わせることになった。下の表を見れば一目瞭然である。二位のギリシャとは規模が断然異なる。GDP比は250%にもなっている。財政出動を第二の矢として構えるアベノミクスは、さらにこれを悪化させることになる。
下の戯画はまだこの馬には能力があって使えると思っているのかと、安倍晋三に問いかけている図であるが、世界中にこうした戯画が溢れている。知らないのは日本人だけというところか。
日本が再生するために最も必要なことは、安倍晋三の経済政策を破たんしていることを万人に知らしめて、止めさせることである。


コメント (1)
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