中国で狂犬病が深刻な問題になっている。中国に限らず、ユーラシア大陸は狂犬病で かなりの人が亡くなっている。因みに、中国では2004年には2,651名が狂犬病で死亡したと報告されている。EUでも、先だって30数名がなくなったと報告されている。
狂犬病は犬や狼から、唾液などを介して人にも感染する、ウイルス病である。狂犬病は多少のウイルスの形によって異なることがあるといわれているが、ワクチン で十分予防ができる。わが国では、犬と登録と狂犬病予防を義務付けている。
中国では、2%ワクチン接種されているに過ぎずない。狂犬病予防のために、一家に一頭しか登録で きないようにするとのことである。犬は勿論、人権にも疎い国である。こうした登録を強制することで、多分多くの犬が無慈悲に殺されることになると思われる。
北海道は、ロシアの漁船が海産物とともに、ほとんど無神経に犬などを運んでくる。現在わが国は、狂犬病の清浄国であるが、危険にされされてはいる。予防注射を怠りなく願いたいものである。
蛇足ではあるが、狂牛病(BSE)とは病名が似てはいるが全くことなるものである。狂犬病は、神経が過敏になり凶暴になるが、狂牛病はその逆の症状となる。