ウクライナには世界各国から義勇兵が2万人集まってきているといわれている。どういう形かは良く判らないし、各国や個人の思いも異なっている。日本人も数名参加しているとのことである。上の画像はCNNが報道する日本人の志願兵士である。
この男性男性は、「家族は私の決断を認めなかった。しかし最終的には、『正義感を失わないで、正しいと思うことをやって生きて帰ってきなさい』と言ってくれた」と、語っている。
今回のロシアのウクライナ侵略は、パフォーマンスの世界にいたゼレンスキーが圧倒的である。プーチンが内向きで講釈を重ねる中の圧倒的な軍事力で侵略を開始した。
「ウクライナの非ナチ化、非軍事化」は世界に伝わらないが、「非戦闘員や病院のミサイル攻撃」の非人道行為は、世界に十分すぎるほど伝わっている。その多くは事実に基づいているからだけではなく、弱者の武器としてプロパガンダの活用は、多少の誇張があって許させるであろう。
翻って、ロシアはプーチンの言い分であれば、歓迎されているはずであるが、全くその映像は見られない。戦場にいるはずの非戦闘員がロシアに逃げでるはずであるが、全く伝わってこない。西側の意向もあるだろうが、ロシアが下手なのかそうした事実がないかのどちらかである。
もうすでに三週間過ぎていること、戦況がロシアにとって必ずしも思ったように進んでいないことを考えれば、そうした事実がないとみるのが正しいというものである。親ロシア報道では100万人の難民がいるとか、病院空爆はウクライナの自作自演であるという文章もなくはない。しかしながら、どう見てもそうした報道は不自然である。
どんなことがあったとしても、国家が何らかの名目を付けて、他国の領土に侵略し、他国の国民をしかも非戦闘員を殺害することは許されるべきではない。
プーチンはチェチェンの独立を押さえ、クリミアを併合した成功体験が、専制国家の独裁者としてうぬぼらせたのであろう。支援国家のはずだった中国でさえ尻込みしている。
ゼレンスキーが世界各国の議会で演説をするまでになって、プーチンは非暴力の分野で敗北していることに気が付なければならない。プーチンに勝利の道はない。
①中立化
②非武装化
③東部親ロ派地域の主権の承認(独立を含む)
この3条件がプーチンの主な言い分のようだがロシアに対して必死の抵抗を続けるウクライナは条件を呑む事への抵抗は大きい。しかし何らかの形で道を探った時、ロシアに国境を接するフィンランドと不戦の憲法を持つ日本に停戦の足掛かりを求めたい。
中立化についてはフィンランドやスウェーデンは確固たる中立化の実績を持っている。特にフィンランドにはロシアとの関係を維持する知恵と工夫が豊富なはずだ。
積極的にフィンランドの政策にアプローチし中立化への実例を積極的に利用するべきだ。
◎非武装化 これこそ日本の憲法9条が大いに参考になる。
「国際紛争を解決する手段としての戦争放棄 そのための戦力を持たない」となっている。
しかし日本は自衛としての自衛隊が存在するがそれはプーチンの言う武装化にはカウントされなしさせてはいけない。プーチンは自衛隊と憲法の矛盾を突いてはいないはずだ。
フィンランドもスウェーデンも現に防衛のための軍隊は保持しているし国際的にも認知されている。
停戦の足掛かりにフィンランドの中立化政策と日本国憲法を土台にするべきと思う。
岸田さん インドに行く暇があったら日本国憲法を読み直しウクライナとロシアの停戦の道を探るべきだろう。
インドよりウクライナへフィンランドへ中国へ足を運べ。