桜を見る会を巡る、安倍晋三の醜態、虚言、隠ぺい、逃げ込みなどによって内閣支持率が下がっている。おそらく安倍晋三はこのことを何と思っていない。安保法制の時ももろとも加計学園問題の時も、下がってみたが嘘と隠ぺいで乗り切ることができたし、国民は案の定時間が経つと忘れてくれた。今回も同じように国民は忘れてくれるとたか括っている。
少し事情が違うのは、桜を見る会で説明責任で果たしていないという人がどこの調査も70%を切ってはいないのである。その世論調査であるが、桜を見る会以後の報道各社の一斉の調査安倍内閣は支持率を下げている。僅か3%下がって、不支持率を下回ったとか接近したとか報道されている。
内閣支持率が下がっても40%を切ったという程度である。安倍晋三の品性の欠落や数えきれない悪行もさることながら、公約のほとんどが実行されていないし、外交も経済政策も何一つとして成功していない。安倍晋三が成功しているのは、近親者や思想的に近いものへの人事的優遇と政策の実行である。
この内閣がどうして悪くなっても、40%の支持率があるのか全く理解できない。本ブログにも時折、アベノミクスの成功を賛辞する内容での反論がある。アベノミクスを評価する内容に二通りある。政権が作り上げた好景気の実態の数値をそのまま信じている人と、自らが格差社会での富裕層の属するかそれに近いところにいることである。つまり思想的に安倍に近い人物で、政策を妄信的に支持する人たちである。それと、格差社会を支持する人たちで、たとえ自らは貧困層にあっても、いずれは富裕層に入ると信じている人達といえる。
いずれも希望などというにはあまりにも哀れな妄想である。
下の表は地方紙などが、自分たちの手と足で集めた内閣支持率である。この方がよほど実感がある。一般読者により近いところでアンケートを取れば、内閣支持率は二桁もあればいいところで、不支持はどこも6割7割である。
このうち農業新聞のを本ブログでも取り上げた記憶がある。農業政策を巡って、農業者はほとんどアベノミクスもTPPも二国間交渉も信じていない。そうしたことの背景であるが、この時もう一つの質問がなされている。どの政党の投票するかという質問である。内閣支持の5%をすっ飛ばして、自民党と答えたのが70%もあったのである。小選挙区制による選択の巾が小さくなったことと、野党に農政に長けた政党がいないこともあるだろう。
いずれにしても、大手メディアの世恩寵三位は実感が乏しく、信用はしていない。
概ね納得の出来る支持率かと思います。(私が支持するか
どうかは別ですが。)
地方紙や専門紙は特定のエリア及び読書層の声
であって、日本全国の傾向を捉えているとは言い難いです。
ただ、その業界や地方ではおそらくその傾向があると言えると
思います。
新聞の購読者数が減少する中、全国紙でもどのくらいの
正確さがあるのかは疑問ですが。
ブログの主張は分かりますが、そのための証拠としていくつかの新聞紙の調査のみを載せるのは、正当な議論から外れるのではと思います。
70パーセントの支持率を掲載している地方紙もある(伊勢新聞?)とのことですから、調べられる限りの調査を掲載して主張される方が良いかと思います。