そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

新興国の忘れ物

2013-01-31 | BRICS

中国の大気汚染が深刻である。とりわけ北京の町は、スモッグ状態となって先が見えないほどである。直径が2.5マイ01クロメートル02の、PM2.5以下の物質が、1立方メートル当たり、200~300マイクログラムの、危険域に達していて、人体に影響が出始めている。珍しく中国はこの事実を隠さない。最も隠しようもないが、車と工場の排出物によるものと思われる。

経済活動の最優先の結果と言える。国民不在の発展の結果である。日本も類似の経過を見ているが、現在の途上国のこうした安全の置去りは深刻である。とりわけBRICSと言われ国家でより一層深刻である。

ブラジルでは、地方の30万ほどの町のナイトクラブで、ショーの花火かPhotoら火災が発生した。非常口もなければ消火装置もなく、お客は231人も死亡した。負傷者は82人とされるが、この数字も何度も訂正されている。次回オリンピック開催は大丈夫だろうか?安全対策を怠った結果である。

ロシアでは、事故が最悪であった。数人死亡の事故が頻Photo_2発している。広い国なので、航空機への依存度が高いが、ここ数年で毎年平均で、135人死亡している。昨年は80人であったが、十分な対策がない地方空港での事故が絶え間ない。

インドの交通事故は、世界最悪である。この9年間で車の数は、3.4倍にもなっている。08年には1日当りで、396人も死亡している。今や世界の交通事故の10%はインドで発生している計算になる。インフラの整備も含めた、安全対策をやってこなかった結果と言える。Photo_3
南アフリカでは、今年の正月に首都近郊で火災が発生して、およそ800戸の住宅が燃えた。4000人が住居を失った。航空機事故も少なくない。

これらの事故は、BRICS諸国が経済発展に伴い、人命軽視ともいえる、安全対策やインフラの整備がなおざりにしてきた結果である。これらの国は、先進国が少なからず体02_2験していることであり、丁寧に学ぶべきである。とりわけ、中国の大気汚染は、近隣諸国を巻き込み多大な損害をかける可能性もある。中国の真摯な対応を期待するところである。

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2 コメント

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中国の反日破壊デモのときに、深刻な大気汚染が発... (うなぎ)
2013-01-31 20:04:16
中国の反日破壊デモのときに、深刻な大気汚染が発生しておればよかったのに。
中国の大気汚染が日本にまで流入していることに対して、政府は遺憾表明をすべきである。
さらに、中国共産党に対して損害賠償請求をしてもらいたいものである。
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中国の大気汚染。黄砂が日本に来て、汚染された空... (小国寡民)
2013-02-03 22:53:39
中国の大気汚染。黄砂が日本に来て、汚染された空気が来ないはずがありません。一衣帯水は一衣帯気が正しいかもしれません。
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