そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

誰も責任を取らない国家日本、権力に従順であれば栄転や入閣が待っている

2018-09-25 | 国際・政治

福島原発では、大量の放射性汚染物質が噴き出し環境に広がっている。地上では際限ない汚染土壌の山が築かれ、現場は絶望的な様相を呈している。人間は勝手なもので、地上に住んでいるため、地上の汚染の除去に際限ない徒労を重ねている。しかし爆発後環境に撒かれた放射性汚染物質は、自転の関係から海洋の方が圧倒的に多いのである。北海道の泊原発で事故があれば、たちどころに道都札幌を汚染物質に被われることになる。海洋汚染はその後、トモダチ作戦で駆け付けたアメリカ艦船ドナルドレーガンが、直撃されていたことも解っている。幾人かの被爆した兵士が訴訟を起こしている。
最近知ったことであるが、福島原発の事故は電源喪失ではなく、地震で40年の古い施設は破壊されていたと、4次下請けの現場の作業員が、神戸新聞に語っていた。この方は2013年にがんで亡くなられ、ベテランの電気作業員であるが、津波や電源喪失前に大きな破壊が起きていたというのである。
福島原発は人災である。地震や津波は天災であろうが、原発事故は人災である。誰も死んでいなかったとか、金目で騒いでいると言った官僚もいたが、政治家は誰も責任をとらない。それどころか、汚染は封じ込まれていると虚言を吐いてオリンピック招致をするという首相もいる。倫理も道義もあったものでない。責任論もなく検証すらない。
森友・加計学園問題で、誰がどのように関わったほぼ明確になっているが、誰も責任を取らない。官僚の首を切ったり、微罪で政務次官を辞めさせたりと、政治家は猫騙しを繰り返す。従順になった官僚には、ご栄転が待っている。

党則を変えてまで、3選を果たした安倍晋三である。これまで同様の論功行賞が行われるようである。お友達優遇お得意の安倍晋三であるが、今回はその中でも醜い限りである。安倍3選に懸命に動いた甘利明は、金はもらった口利きもしたと明らかになっていながら、お咎めなし。「睡眠障害」と辞任したこの男を入閣させるとのことである。
政治資金規正法に触れた小渕優子や、森友学園で直接指示した萩生田光一や、公文書改ざん・隠ぺいの責任者下村博文や麻生太郎の入閣もささやかれている。 
様々な不正が起きても、関与しても、お金が動いても何の検証もせず、官僚や秘書の首切ってのうのうと生き延びた政治家が再びこの国を支配する。
安倍晋三に至っては、「妻が関与していた」と認めながら、失言に知らぬ半べぇを決め込んで、黙したまま又ゾロ首相をやるというのである。


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