ワグネルのプリゴジンが殺害された。いずれプーチンによって命を奪われると思ってはいたが、意外に早かった。しかもロシア国内、プーチン宮殿から50キロというのも気になる。プリゴジンの乱からきっかり2カ月である。
プリゴジン所有の プライベイトジェット「エンブレアル・レガシー」の墜落が、機体の事故などでないのは明らかである。撃墜されたとも思えない直線的な落ち方であるが、持ち込まれた高級ワインに隠されていたという報道もある。
演技だという報道もあるが、とても偽装とは思えない。ワグネルのナンバー2のウトキンとトップ二人が乗っていることや、離陸後わずか30分であることなど、ワグネルの解体をも狙っているとも見える。
ロシア内外のすべての人が、政権の関与を先ず第一に疑っている。反プーチンへ勢力への威嚇である。プリゴジンと良好な関係にあった、空軍のスロヴィキン総司令官が解任されたと伝えられている。
空軍の発表も素早く、プリゴジン以下の名前の発表も迅速である。
どう見てもプーチンによって消されっとみるのが妥当である。