ついに在任歴代3位になり、吉本新喜劇のおべっかを受けて安倍晋三のお喜びの言葉と面相である。上記の一覧は安倍の失政表といって良い、歴代最低の所業の表である。こんなこと6年半も続けられて、それでも支持率が60%とは、日本人はよほどお人よしなのだろう。
この中でもGDPの下落率と不良債権の増加が特筆されよう。貧困率や失業率や倒産率や税収の減少など目を覆うばかりである。
この他外交では何一つ成果を上げていない。ばら撒いた金で各国はにんまりしているだけである。途上国ならまだしも、先だってはドイツに意味不明の金を渡して、メルケルの口封じをやっている。
対ロシア政策はすべてが破たんし、領土問題は進展したどころかプーチンの意思通りの結果になった。極東の最大の懸念材料の北朝鮮問題については、6者協議が基軸になって動いているが、唯一日本だけが蚊帳の外といえる。壊れたテープのように掲げる拉致問題は、まったく動かず被害者の政治利用でしかない。韓国には史上最悪の関係にある。現政権の失態を指摘続けるだけで、さらに遠ざけているだけである。南シナ海に進出してきた中国に対して、フィリッピンを引き寄せられず、むしろ協力者にしてしまった。
国内的にも6年半で、安倍晋三は日本を解釈改憲で「戦争のできる国」につくり変え、集団的自衛権の行使容認や戦争法(安保関連法)を成立させてしまった。
北朝鮮や中国の脅威を徒に煽り、安倍の取りまきは反中・嫌韓を繰り返し、政権の重要ポストや党の要職を与えられている。改憲をワイルドに進めると発言させたり、改憲論議しないのは職場放棄だといわせたりする。横暴で独善的な政権でありながら、支持率が下がらないんは、一定の右翼支持層が固定されていたり、より裕になった富裕層の支持があるからだ。
軍需産業がその典型であろう。国防予算は前倒しの部分も含め、圧倒的に肥大化を続ける。年金は足らないから2000万円預金しろとは、富裕大臣の麻生の発言であるが、非生産的な戦闘機を買うのであれば、年金に回すのが政治であるべきである。アベノミクスの目的と破たんがそれを許さない。