原子力規制員会が、高速増殖炉もんじゅに対して、事実上の停止の決定を下した。原発の副産物のプルトニュウムを再利用する、プルサーマル計画が空論であったことがようやく認められた。盛んに知ったかぶりで推奨していた、草野仁や滝川クリステルの言い分を聞きたいものである。
これまで1兆円も投入した、プルサーマル計画である。プルトニュウムは、最も危険な放射性物質である。発がん性が高いこともあるが、核兵器使用への転嫁が可能な物質でもある。
国内には、再利用計画が動くとの予測のために、40トンもの天文学的数量の危険物質のプルトニュウムが保管されている。その本丸であるもんじゅが、停止されることになる。枝野が唯一容認した、大間原発も同様である。
これまで一度も稼働していないから、素人目にも停止は当然である。数限りない事故を繰り返し、隠ぺい工作の画像を出して取り繕うとした、愚かとしか言いようにない、もんじゅは国民をばかにした欺瞞の施設である。
世界各国は、何度も事故を起こすなどして撤退している。アメリカは1946年より開発してみたが、1994年に中止にした。イギリスは度重なる事故で1994年に閉鎖した。原発大国のフランスは、最も熱心に取り組んではみたが、1998年に研究用の一基を残し閉鎖した。ドイツは1991年に中止している。
今回1967点もの整備不良個所が見つかった。何か奇妙な言い訳を言いながら、鈴木理事長は辞任した。
原子力発電所は、石破軍事おたくの自民党幹事長が主張するように、核抑止力としての働きもあるとするのは、プルトニュウムを生産するからである。IREAも日本が、プルサーマル計画をやるからと黙認しているだけである。それが停止されるとなると、日本の原発事業全体の計画が欺瞞になってしまう。
利用もされず一方的に、貯まってしまったプルトニュウムの処理一つ見ても、原発事象は破たんしているといえる。
ところがこのナトリウム、水に触れると激しい化学反応を起こし大量の水素を発生します。仮に原子炉が暴走すると「水使用厳禁」の溶融炉心冷却をどうするのだろうという素朴な疑問が湧きます。
しっかりした安全対策があると伝えられたのに、一万件ほどの点検漏れがあった「あったもんじゅ」、まるで蜘蛛の巣が張られたお化け屋敷を連想させられる。
1995年運転開始予定だった「もんじゅ」、ついに無期限の使用停止を命じられた。日本原子力研究開発機構理事長の引責で幕がひかれるような代物ではない。「もんじゅ」にしろMOXを使う予定の大間原発にしろ、原発の未来はないと宣言された様なものだ。今まで原発推進に荷担した者の本心を聞きたい。それでも原発再稼働を言い続けるのだろうか。
まあ洗脳されたらしょうがないですよね
この先どうなるかほんと心配です。